科学の世界で「XXはYYからのみ得られる」というような
人間の限りある歴史での経験則から導かれた
限定的な法則はその成立範囲を
しっかり見極めないといけない。
つまり、
「XXはYYからのみ得られる」
とか
「XXは存在しない」
とか
「XXは不可能である」
とかの法則は、
前提となる成立範囲がある。
この成立範囲を調べて明らかにすることが、
科学者の仕事であり、それができた人が、
立派な科学者として後世に名を残す。
そして「そんな馬鹿なことがあるか」といって
現状に固執すると負け犬科学者となる。
現代は、そういう時代である。
多くの発見発明は、
経験則の適用範囲外で起きている。
学校で物事を教わるとき、
教科書や資料をよむとき
いったんは信じて吸収すれば良いが、
立派な仕事をしようと思うなら、
知識としての法則の成立範囲を
自分でよく検証しておかないといけない。
たとえば、
「自由な中性子は核分裂反応からのみ得られ、自然界には存在しない。」
という常識があるらしいが、これはどこまで成り立つのか、、、、。
もちろん科学最強の経験則の一つは、「エネルギー保存則」。
強い経験則ほど成立範囲が広いのだ。
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