Jun 19, 2020

新型コロナウィルスまとめ

新型コロナウィルスまとめ

2020年6月19日時点で日本は封じ込めに成功している。
理由は、抗体検査の抗体陽性率が、東京=0.1%、大阪=0.17%、宮城=0.03%、ソフトバンク社員=0.23%、医療従事者(ソフトバンク調べ)=1.79%が物語る。
(ソフトバンクの調査と公表は素晴らしい社会貢献であるとお礼を述べておきます。)

結論

  • 握手、ハグ、キスの習慣がない日本国民は、清潔であった。
  • 封じ込めには、「マスクと手洗い励行、体調不良時は即休む」を徹底すればよい。
  • 今後は、清潔に注意して、日本経済は、ゆっくり徐々に回復するだろう。


詳細

裏を返せば、日本の弱点は、「今後も封じ込めを続ける必要がある」ということである。

具体的には、新型コロナウィルス流行国からの入国(外国人も日本人も)制限は、続けなければならない。入国時の高速迅速な抗体検査、PCR検査とホテル転用の隔離施設の準備が必要であろう。

高齢または糖尿病や高血圧の病気持ちでコロナに感染したくない人は、今後も外出を控えるべきである。

新型コロナウィルスの致死率は0.3%(下記計算式参考 0.17-0.74 まで幅がある)であり、季節性インフルエンザの致死率0.05%の6倍である。日本では毎年1000万人から2000万人の季節性インフルエンザが流行して、医療崩壊を起こさないので、新型コロナウィルスだけなら、致死率から逆算して、季節性インフルエンザと同じ隔離不要扱いにすればだが、 170万人から340万人の患者が一年に出ても耐えられるだろう。ちなみに日本国内の新型コロナウィルス累計感染者数は、僅か 17,668人でまだ 170万人の100分の1である。

仮に、日本が集団免疫を目指した場合、スウェーデンの結果から、年間新型コロナ死亡数は、5万から20万人と予想される。この数が今までの、日本の年間死亡数 137万6000人に加算される。

アメリカ、ヨーロッパ、南米、アフリカ、ロシアほぼ全ての民主主義国が経済活動を再開してスウェーデンの集団免疫戦略と変わらない状況になりつつある。共産党に支配され言論の自由の無い中国はデータの信頼性が無く日本からは判断できないから最悪ケースを常に想定するべきであろう。日本は、このまま鎖国(=封じ込め)を続けるか、開国(=集団免疫戦略に移行していくか)するか、東京オリンピックがあるので年内に判断を迫られるだろう。

ワクチンについては、後一年は出てこないと大方予想されている。ワクチンの早期完成を期待する方が愚かであろう。

感想

自分は61歳の高齢者、なるべく「若い人に席を譲り、つつましく生きていくのがこれからの高齢者」と感じている。

集団免疫を目指したスウェーデンの致死率の結果(2020/06/17)
スウェーデン人口 10,220,000
抗体陽性率(%) 16
抗体から推定感染者数 1,635,200
PCR等で発見感染者数      50,000
発見率 3.05 % (==100*50000/1635200)
死亡数 4,874
致死率 0.298 (= 100 * 4,874 / 1,635,200)
(ちなみにWHOが4月に公表した致死率は0.2%)

[6月28日追記] 5月22日のCNNニュースの記録(スウェーデン公衆衛生局発表)では、抗体陽性率7.5% 発見感染者数 32,172 死亡数 3,871 10万人当たり死亡数 38 であった。ひと月で、 7.5%から16%に増えた。

[6月28日追記]  USAの状況は、ひと月前のスウェーデンと10万人当たり死亡数と推定感染率(=抗体陽性率)がほぼ同じであり、USAもスウェーデンの集団免疫獲得作戦と差がない。
数値[人口 328,000,000 推定感染者 20,000,000 発表感染者 2,400,000 死亡数 120,000 10万人当たり死亡数 37 ニュース BBC  日付 2020/06/26 ソース CDC ロバート・レッドフィールド所長  推定感染率下 5% 推定感染率上 10%]

日本の致死率(厚生労働省とソフトバンクを併記) (2020/06/17)
日本人口 125,900,000
(東京都1,971名、大阪府2,970名、宮城県3,009名、計7,950名)
抗体陽性率(厚生労働省) (東京都0.10%、大阪府0.17% 、宮城県は0.03% 平均 0.1%)
(0.1 = 0.0996566038 = 100*((1971*0.1/100)+(2970*0.17/100)+(3009*0.03/100))/7950)
抗体陽性率(ソフトバンク) 0.43%
抗体から推定感染者数 125,467(厚生労働省) 541,370(ソフトバンク)
PCR等で発見感染者数  17,668
発見率 14% (=100*17668/125467)
死亡数 935
致死率(%) 0.74(厚生労働省) (= 100 * 935 / 125467)  0.17 (ソフトバンク)(= 100 * 935 / 541,370)
(厚生労働省データとソフトバンクデータは、4倍の差がある、調査対象をソフトバンク社員と医療従事者に限定していること検査方法の違いから来る)

厚生労働省 抗体保有調査の結果について 2002/06/06
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_11892.html
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000640184.pdf

ソフトバンクの調査
https://group.softbank/system/files/pdf/antibodytest.pdf

スウェーデンのニュース
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-06-17/QC2HX6DWX2Q401
https://forbesjapan.com/articles/detail/35156
https://news.yahoo.co.jp/articles/5cd1e2a57423e8f887b7517a2c35ecb95a4ee667

追記分 https://www.cnn.co.jp/world/35154212.html

USAのニュース
https://www.bbc.com/japanese/53188457