中性子の性質と中性子が原子核に吸収されるとなにか起きるのかについて
とてもよい記事がありましたので、要約をメモしておきます。
中性子線を水で遮蔽した際に、中性子はどこにいくのでしょうか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1457195789
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中性子の速度による分類
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中性子線 ウラン核分裂後、放射される高速(高運動エネルギー)の中性子
熱中性子 運動エネルギーが低下し、周囲の温度程度になった中性子
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中性子と水(水素と酸素)
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酸素原子核は、中性子線を吸収することはとても少ない
酸素原子核は、中性子線が衝突すると跳ね返すことがほとんど
しかも酸素原子核は重いのであまり動かない。
水素は、中性子線を吸収することもあれば、
ビリヤードやおはじきやビー玉のように跳ね返してしまう(弾性散乱)
吸収されない中性子線は、(陽子と電子とエネルギーに)ベータ崩壊する
(つまり、常温核融合で想定している電離した水素となりふりだしに戻る)
水の中では、中性子線は、水素原子核と弾性散乱して、熱を与えることになる。
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中性子と炭素
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炭素原子核は、中性子線を吸収することはとても少ない
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中性子とホウ素やハフニウム
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ホウ素やハフニウムの原子核は、中性子線が大好き、よく吸収する
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まとめ
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常温核融合を中性子(熱中性子)で起こそうと考えているのだが、
水素の陽子と電子をくっつけて中性子にするとして
この中性子がどのような原子核なら好んで吸収してくれるか
また吸収した後、この吸収原子核から、
中性子を作成したとき以上のエネルギーが出てくることを
確認する必要がある。
つまり、 n + A => B + energy ... である。
Bから先は何段かの反応でもよいのだが、、、。
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