Dec 16, 2015

How to generate neutrons, deuteriums and energy.

The link is  my document, "generate neutrons, deuteriums and energy."

Introduction of the document is

"If we were to be able to generate neutrons from hydrogens, we would generate deuteriums and mega-energy. Here is a theoretical possibility and an proposal design of the reactor."

<<<Japanese>>>

中性子、重水素、そしてエネルギーの生成方法について英文資料をまとめました。

資料の前書きには、

もし、水素から中性子を容易に生成できなら、重水素の生成も可能となり、さらに巨大なエネルギーを手に入れることができます。ここに書いてあるのは、理論的可能性と装置の設計概念です。(結局のところ装置は、新型の小型原子炉です。廉価で放射性廃棄物がとても少ないとおもわれます。)

貧困を減らすには

貧困を減らすにはどうすればよいでしょうか。

人それぞれの立場で貧困からの脱出方法が異なります。
二つの考え方があります。


  1. 自分で稼いで自分で豊かになる。
  2. 子供に働かせて親だけ豊かになる。


1. 自分で稼いで自分で豊かになる。

  自分で働き、稼ぐ。
  儲ける効率を高めるために、能力と実力をつける。
  実力をつけるために、自ら教育を受けて、よく訓練する。
  評判をよくして、信用を高め、注文がたくさん来るようにする。
  評判をよくして、信用を高めるために、盗まず、悪口と嘘は言わない。
  新しい技術と商品を開発する。
  稼げるときに、できるだけ稼ぎ蓄えておく。
  計画的に出産し、子供の数は必要最小限にする。
  稼ぐ以上の出費をしない。
  蓄えがあるので借金がない。

  合理的ですし、他人に迷惑をかけず、道徳的です。

  稼ぎと育児のバランスをどうするか課題が残ります。
  夫婦でどのように分担するか、育児を人任せにするか。

  こういう行動をする動物は少ないです。
 教育、信用、自制心、計画を実現する知性が必要だからです。

2. 子供に働かせて親だけ豊かになる。

  子供を産みまくる。
  出費しないよう子供に教育を受けさせない。
  赤ん坊の世話は、年上の子供にさせる。
  子供は、小さいうちから畑仕事で働かせる。
  自分たちで作れないものは、子供に隣家から盗ませる。
  子供に隣人を攻撃させて、隣人を追い出してその土地家屋を奪う。
  とらえた隣人を奴隷として扱う。

  稼ぎと育児のバランスなど初めから配慮していません。
  そもそも親は育児などしません。ただ生み命令するだけです。

  親は合理的ですが、他人にも子供にも迷惑です、背徳です。

  これは家族での説明ですが、
  そのまま会社や団体、国家として考えると恐ろしく危険な集団ですね。

  こういう行動をする動物は多いです。
  原始的な生存本能のままに性欲のままに生きるとはこういうことです。

結論

あなたは、どちらの考えですか。どちらの家庭や国家に生まれたいですか。

私は、貧困を避けるには、知的に生きるしかないと思います。

格差が問題とか、子供を産めと他人に強制してきたり、移民が必要とか、このままでは国が亡ぶとか、ただ大声で叫ぶ人を見たら、その人の本心はいったい何か、よく見極める必要がありますね。

Dec 15, 2015

私は自由主義を選ぶ

● 私は自由主義を選ぶ

国家の簡単な構成式は、

国家 = 国民 + 国民の財産 + 領土・領海・領空

国家は、第一に外国からの侵略を国民が協力して防ぐ共同体である。
第二に、国内では、法律というルールを守って、豊かに平和に暮らそうという集団である。

現実の国家の内部構造は、ずっと複雑である。しかも、流動的で活動的である。
家族、会社、地域、国家という集団の複雑な多重構造があり、個人、集団が取引をする市場がある。
市場の範囲は国境を越えて世界に広がる。

自由主義や社会主義が知られているが、私は自由主義を選ぶ。

● 社会主義の性質

社会主義は、市場を国家で統制して国民の自由を規制するという思想である。
共産主義、権威主義、官僚主義、国家主義、全体主義もまた市場を統制するという目的を持つため社会主義の仲間に分類される。
個人の言論の自由を追求する立場を左翼と呼び、個人の経済の自由を追求する立場を右翼(いわゆる保守)と呼ぶ。
左翼と右翼の中に、統制市場を主張する社会主義者とその仲間がいる。

私の選ぶ自由主義は、言論の自由と経済の自由の両方を追求する本当の自由主義だ。
本当の自由主義は、左翼と右翼の中央より上に位置する。
左翼と右翼の中央より下に位置するのが、社会を統制することを目的とする全体主義であり、
社会主義、共産主義、権威主義、官僚主義、国家主義はすべて全体主義の仲間である。
私は、社会の進化の方向が、左翼と右翼の中央より上に位置してもらいたい。

国家管理の統制市場では、社会主義が掲げた理想「結果の平等」に反することが必ずや起きるだろう。
統制市場でも結果の不平等が発生し、不平等が身分として固定され、言論の自由も経済の自由もやがて失われるということ、
さらに、自由市場を採用している国より統制市場の国家は貧しくなるということだ。
これは、1944年にフリードリヒ・ハイエクが著作「隷従の道」で指摘し、20世紀の歴史が明確に証明した事実である。

不平等の原因は国家管理という手法である。
複雑すぎる人間社会で富を平等に分配することなど誰にもできないのだ。

複数の人間がいると、そこに必ず権力闘争が発生する。
社会主義や全体主義は、お金という平和に問題を解決する手段を軽視するため、権力者は暴力と謀略に頼る運命にある。
慈悲のブッダ、愛のイエス・キリストのような政治権力者は歴史上一人もいない。ガンジーは権力を持つ前に暗殺された。
たとえ自国の憲法が言論の自由と立候補の自由を認めていても、社会主義者や全体主義者は、それを認めない。
社会主義や全体主義で権力の無い者は永久に権力がない。
社会主義や全体主義で権力の無い者の怒りを鎮める方法は、暴力=殺戮である。
これは社会主義国家と全体主義国家の歴史を見れば明らかである。

社会主義国家や全体主義国家が崩壊した原因は、自由主義国との戦争で負けたことと、情報公開による民衆の反乱である。

● 自由主義の性質

ブッダ、イエス・キリスト、ガンジーのような人物は稀有であることを考慮すれば、暴力を用いずに問題を解決するには、お金しかない。

自由主義者は、民主主義の多数決の原理を採用する。

自由主義者は、多数派を構成するために、暴力を用いずお金を用いる。
「最後は金目でしょ?」と発言して、偽善者から非難された政治家がいたが、これは真実である。
私自身の本音を言えば、最後は金目である。
社会主義者や全体主義者は金銭を軽蔑するので、自由主義者は発言には注意しなければならない。

自由主義は市場での自由競争を一番大切にする。
自由市場への参入は自由で条件は対等である。
自由市場で何を何個何円で売るかは自由であり、何を何個何円で買うかも自由である。
儲けて利潤をあげられるかどうかは、各人の才覚次第である。
自由市場では儲かった人、損をした人が出てしまう。
損益は、個人の自由な選択の結果であるから、責任の所在は個人となる。

短時間の労働で成果を得られる実力のある人間にとって、自由市場は居心地のいい世界である。
自由主義社会で、幸福な一生を過ごすためは、健康な時によく稼ぎ、病気や老後に備えてお金を貯めておくことだ。

傾向として、貧乏人は少々努力しても貧乏のままであり、金持ちは努力せずとも貧乏暮らしであれば財産を減らさずに済む。
貧乏人の多くは稼ぐ力が足りない。稼ぐ力のない人間は、多くの富を素早く得ることは難しいのだ。

日本では無償の義務教育が整備されており、子供のころから勉学に励めば裕福になることは可能だ。
競争の本番は、大人になってからだ、稼ぐ力を向上させるために、大人こそ自分で学び練習しなければならない。
自由市場で、より多くの富を目指せば、努力をしなければならない、しかし、これはこれで疲れる世界ではある。

人々の大多数は貧乏なのだが、自由競争の成果である科学技術の発展で、貧乏の水準が年々絶対的に改善されている。
しかし、貧乏人は、絶対的に改善に目をつむり、他人と自分を比較し相対的な差に気が付き不満を貯めていく。

なかなか裕福になれな人間は、いらだち、悲しみ、怒り、金持ちを嫉妬する。
貧乏人の怒りと嫉妬を放置したために、社会主義思想や全体主義思想が蔓延し、ソ連や中華人民共和国が誕生した。
ソ連はすでに滅亡し、中華人民共和国は自由市場を部分的に取り入れている。

自由主義世界は歴史を反省して、貧乏人の怒りと嫉妬を、非暴力で鎮めるため、金を配ることにした。生活保護、年金、健康保険である。

自由主義世界の今後の課題は、稼ぐ力を身に着け怒らずに済むようにする、怒りは自分にも責任があるということを理解できるようにするための教育支援である。

自由市場で政府の役割は、市場監視(商品の等級の策定と認定、独占企業への干渉(価格の低下と納期短縮、会社分割))だけである。
政府は、数量、価格、納期の規制をしてはいけない。

● 自由主義の多様性

自由主義は、思想の自由を認めるから、自由主義世界にも社会主義者、共産主義者、全体主義者が生息している。
自由主義世界は、本当に多様である。

社会主義者、共産主義者、全体主義者が、自由主義世界で生息していける理由は、
貧乏人を組織化し、貧乏人から会費を直接・間接に徴収して収入を得ているからである。

社会主義者、共産主義者、全体主義者の生存戦略は、
貧乏人の怒りと嫉妬を煽り、怒りと嫉妬を国会で代弁して貧乏人の憂さを晴らすことで、
直接は組合費、間接には議員歳費と政党交付金で収入を得ることである。

社会主義者は、貧乏人の怒りと嫉妬が減る実現可能な政策を、決して提案しない、
もしそんな政策が実現すると、貧乏人の怒りと嫉妬が減り、自分の存在意義がなくなり失業するからだ。

私は、自由主義世界で生息している社会主義者、共産主義者、全体主義者もまた、「最後は金目」であってほしいと願う。
もし彼らが「最後はテロ」と言って来たら心底ゾッとするではないか。

世の中にお金持ちは少数しかいない、大多数は貧乏である。
貧乏な理由は、お金の増やし方を真剣に学び真面目に実行しないからである。
貧乏な理由は、お金をすべて使い果たし、果ては借金までするからである。

計算してみればすぐわかるが、少数のお金持ちの総額より大多数の貧乏人の総額の方が、はるかに多い。
しかも、貧乏人は感情的で物欲が強く直ぐにお金を使うから、お金持ち相手より貧乏人相手の方が、簡単に売りつけることができる。
だから、商売の多くは、貧乏人向けに行われる。

マスコミやメディアは、マス=大衆に向けての事業である。
大衆のほとんどが貧乏となれば、貧乏人の気持ちを代弁することで、
貧乏人の人気が出てきて、テレビをよく見てもらえ、新聞を読んでもらえるのだ。
よく見てもらえて、よく読んでもらえれば、人気があるということで広告が集まり、マスコミやメディアの経営が成り立つ。
怒りと嫉妬は、称賛と同情より火が付きやすい。手軽である。
だから、安易なマスコミやメディアは、貧乏人の怒りと嫉妬を煽る社会主義者、共産主義者、全体主義者の肩を持つ。
これを理解すれば、怒りと嫉妬をばらまくマスコミやメディアの報道にいちいち神経をすり減らすことは少なくなるだろう。

自由主義者は、称賛と同情を専門とするマスコミやメディアを大切にしなければいけないと思う。

● 自由主義の政治

自由主義の政治とは、結局のところ、税金の集め方と使い方である。

政府を国民の生命・財産を守るという警備会社、水道、道路の建設会社と考えると理解しやすい。
何をどの程度守るか、水道、道路の利用料金はどうするか、お客である国民にメニューを提示することになる。
商品・サービスの種類ごとに料金がわかれていることが当たり前である。
商品・サービスは買っただけ、使っただけ請求されるべきである。

自由主義の理想では、税は所得税だけにするべきである。こうすれば政府は国民を儲けさせなければ成立しないことになるからだ。
消費税は、国民が儲からないときでも徴収できるから国民にとって悪税である。
しかし、サラリーマン以外の国民が正確に所得を申告しなかったという歴史、累進税率で低所得者の所得税減免があまりに行き過ぎていることの対策として消費税が導入されたのだ。

所得税、消費税、不動産固定資産税は、国防、警察、消防、市場監視に使おう。

自由主義の立場では、その他の税金科目は、使途目的を限定しなければならない。
水道、道路は利用した分だけ支払うから、水道料金、自動車税、ガソリン税で支払う。

自由主義の立場では、国民の教育水準が上がるほど多様化し自由市場が活性化し社会主義、全体主義を排除できると考える。
憲法には国民に教育を受ける権利が明記されている、教育費の不足分は国が個人へ低利で貸し付けし生涯かけて返済してはどうかと思う。

自由主義の立場では、犯罪捜査費用などは、有罪者が全額支払う、払えないときは本人の負債とする。こうすれば罰金よりも犯罪抑止力が高まるだろう。

自由主義者は、自由を奪う税を嫌う、二重課税、累進税率、個別の物品税・取引税・資産税などは、その税に該当する政府のサービスが見当たらないならば廃止したいと思う。

税科目を少なくし、税率を世界平均より安くすることで、世界から産業を呼び込めるから、結果として国が栄える。

日本国憲法を読めば、政府が利潤を追求する事業はできないと理解できるし、企業への利益補てん、個人の収入補てんも禁止されている。
であれば、年金の資金を株式市場や債券にて運用することは、憲法に違反する可能性があると気が付く。
老齢年金、障害者年金や生活保護は最低限度の生活のための所得補填であるから、
最低額=基礎年金相当の部分までしか政府は保障できないことになり、
単年度掛け捨て保険の形態が望ましいという結論が出てくる。

自由主義の立場では、政府の最低限度の年金と保険を上回る部分は、各自が自由に民間の投資会社、保険会社を使えばそれでよい。

自由主義の立場では、政府が一部の人だけに示す温情は、不平等であり事態を複雑化してコストアップするだけでなく、事務複雑化で利益を得る者の既得権の温床と考える。

自動車の任意保険料率は、所得と関係なく事故の確率で計られ一定額である。
健康保険の金額は、上限があるものの、所得の多い人ほど負担が重いという不平等がある。
後期高齢者は、医療費の自己負担率が低いこともまた不平等である。

政府のサービス内容に合わせて、年金保険を含む税体系を単純に大多数が平等と感じるようにしてもらいたいものである。

自由主義の立場でも、地方選挙区の投票者数の違いによる一票の格差は不平等となる。
だが、消費税を徴収される子供に投票権がないこともまた不平等ではないのか。

政府と関連組織の予算とGDP(国内総生産)の比率で考えると、政府のサービスは、GDP(国内総生産)の何パーセントが相応しいのだろうか。
自由主義者は、政府事業は民間にくらべて競争がないため非効率・不公平になるから、政府のサービス規模をなるべく小さくしようとする。

政府事業の非効率の原因は、役人は民間のように利益を得ることが法で禁じられており、
利益を得るためにサービスを競う動機が働かないからだ
(だったら効率向上と公務員への利益還元を立法すればいいのだが)。

政府事業の不公平の原因は、ハイエクなどの経済学者が指摘しているように、
そもそも全員にとって平等な分配が、原理的に不可能だからである。

● 官僚主義に陥る必然性と脱却の可能性

政府予算は強制的に確実に集められ、巨額であるため、
政府から発注を受ける公共インフラ系の企業は、公共事業から安定した収入が見込める。

公共インフラ系の企業が、生き残りをかけて、政治家を輩出し、官僚の天下りを受けて、
事業をさらに安定化し拡大しようとすることは、自然な成り行きである。

現在、自由という単語を政党名に用いている政党は自由民主党ぐらいであるが、自由民主党には、自由主義を優先しているのか、社会主義や全体主義の仲間の官僚主義を優先しているのか、私にはよくわからない。自由主義の立場からは、政府の財政規模を小さくすること、公共事業の業界は統制市場でもかまわないが可能な限り競争性を高めることが必要となる。

公共インフラ系の企業と政治家と官僚は一体となって、「公共の福祉」を理由に、事業の拡大を狙う。
公共インフラ系の市場はそもそも統制市場である。元々自由市場ではない。

公共インフラ系の出身の政治家は、官僚主義の代表であり、全体主義の仲間であり、
たとえ自由主義を学んで理解しても、自分に関係のない自由市場のための政策を実践する動機がない。

公共インフラの例は、電気、電車、バス、タクシー、国際比較すると日本の料金は高いただし品質は良い。

そもそも公共事業は競争がなく変化ががなく安定しているものだ、
競争の無い統制市場にいくら資金をつぎ込んでも、
直接的に関係のない自由市場の景気が簡単に短期間に良くなるはずがない。

統制市場にいる企業は、負けるときに政府に救済を求める。
農協の住専問題、銀行の不良債権、東京電力の原発事故、原発不振の東芝である。
政府の救済とは、自由市場で稼ぐ多数派の国民にツケを回すという意味である。
国民は、自分の自由である金を削られているということを自覚しないといけない。

自由市場にいる企業は、負けても政府は救済しない。する必要もない。
多くの中小企業の倒産、ライブドア事件、オリンパス事件などである。
政府が救済で介入すると、自由市場が統制市場になり果てる。

もし自由市場での不祥事があったとき、
我欲に捕らわれた、あるいは、妙に仕事増やしたがる官僚や政治家が、
この問題には規制が必要だと言って来たら、自由主義者は大いに警戒しなければならない。

統制市場を権力者に任せきりにすると、統制者だけが利益を得て、購入者全員がまんべんなく損をする。
購入者全員の損の合計総額は、統制者だけの利益総額をはるかに上回るから明快な社会悪である。
例は、古い原発と核廃棄物の廃棄費用と動かせない高速増殖炉もんじゅと回らない核燃料サイクルの費用は税金から負担。
例は、年金福祉施設の格安での売却

世界経済市場は自由で統制者がいない、
日本国内だけ統制市場にすれば、国内企業の国際競争力を削ぐことになり、
国民全体としてさらにまんべんなく損をするだろう。

統制市場は、もともと社会主義、共産主義、全体主義の考え方である。
どこの国の統制市場も、黎明期から成長期までは統制が効いて素晴らしいが、成長は長続きしない。
日本では戦後の復興期から高度成長期までは統制市場が活発だったが、その後は低迷したままである。

統制市場は、成長期が終わり次第、自由市場に変更すれば成長を続けられる可能性がある。
例、国鉄民営化によるJR発足、電電公社解体によるNTT分社化と携帯電話の成長。

自由主義者が、統制市場より自由市場がいいと主張する理由は、国民の金=自由を守り拡大するためである。
だれもが挑戦できる豊かな国にするためには、自由市場を拡大することであると、経験的に実証されている。

現在の日本では、行政府の官僚が法案を作成し内閣が議会に法案を提出している事例が多い。
厳格には、総理大臣が法案の説明をしている姿は、国権の最高機関の立法府である国会の権限を、
行政機関の内閣の長が侵害しているのではあるまいか。
これに対する言い訳は、総理大臣も国会議員であるということだけだろう、
襟を正すのであれば、議長は内閣総理大臣ではなく一議員として呼びつけてもらいたいものだ。
立法手続きの形式よりずっと危惧される点は、日本の官僚の大多数が自由市場で自由競争の体験がないことだ。
同時に官僚は統制市場での経営も経験がないはずだ。
官僚作成の法案は、自由主義の立場で書かれているのだろうか、在野経験豊富な政治家の確認が必要となる。
もし我欲に捕らわれた者がいれば、天下り先を確保するような法案になる可能性もあるということだ。
優先度は低いが、理想的には、憲法で内閣の法案提出を禁じ、国会の立法能力を高めることが望ましい。
そうすれば、今までより自由市場よりの法案が増えるだろう。

自由市場出身の政治家を多数輩出したいものだが、自由市場は競争が厳しく暇は少ないので、
どうしても自由市場出身の政治家は少なくなりそうだ。
また、自由市場出身の政治家は、法律の専門家とは限らない、政策を考え法案を作ることは、なれない仕事になりそうだ。

自由主義者が、自由市場を政治的に拡大していくためには、政治家を公正な献金で味方につけることが近道である。
具体的方法を空想してみよう。

● 自由主義を加速するクラウド献金システム「自由の光」

議会の多数派を構成するために、暴力を用いずお金=献金を用いるのは、
公共インフラ系の企業と政治家と官僚が行う常套手段である。

公共インフラ系の企業の私利私欲を防ぐ有効な対抗策は、まだ無いため、発明しないといけない。

計算上は、統制市場で権力者の私利私欲のためにまんべんなく損をさせられている消費者が、
損の額の10%程度も献金すれば、公共インフラ系の企業が行う献金を簡単に上回り、政治家を動かすことができそうだ。

公共インフラ系の企業に庶民一人当たり100円だまし取られるのを、
一人10円の献金で防止しようという理屈である。

現代の情報技術と金融技術であれば、クラウド献金システムとして、
多数の人が匿名で少額を使途追跡可能な状態にして法案ごとに献金し、
政治家を動かす、そういうWEBシステム「自由の光」を構築できる。

政治家でも官僚でも在野の人でも誰でもが、実名でも匿名でも自由に法案を投稿できる。
法案の改良の履歴はすべて残り自由に検索できる。

法案について、解説を書く人、自由主義の立場から採点、批評を書く人も出てくるだろう。
法案の対象者、経済効果と運用費用を金額で予想することも必要になる。

法案が固まったら、匿名または実名で献金を募集する。
献金の合計額と人数は、もちろん一般公開される。
だれがどれだけ献金しているかは献金者本人が希望しない限り公開されない。
献金をせずに賛成/反対を投票するだけもできる。

政治家グループは、この法案を議会に提出し成立させると、システムの経費を差し引いた献金を入手できる。
成立しないときは献金は、システムの経費を差し引いて返金される。
政治家は献金をした人の人数、金額、本人が希望していればその実名などを入手できる。

庶民は、自分の10円がどの政治家にわたったのか追跡できる。

また政策ごとに人気の有り無しが献金額でわかるのだ。

クラウド献金システム「自由の光」は、政党の自由主義度を評価するチェックリストも用意する。
クラウド献金システム「自由の光」は、政党の政策の自由主義度を評価するチェックリストも用意する。
クラウド献金システム「自由の光」は、政治家の行動の自由主義度を評価するチェックリストも用意する。

クラウド献金システムで公正な自由市場の政策を実現していく日本が、私が描く夢である。

● サッカーにたとえたお話

 サッカーにおいて、人々の役割は、選手、監督、コーチ、観客、審判、グランド整備と別れている。

 自由主義は、選手、監督、コーチ、観客が民間、審判、グランド整備が政府。
 選手、監督、コーチ、観客は少しの金を審判、グランド整備に支払ってサッカーを自由に楽しめる。
 誰もが一度は選手として努力して生活費を稼がないと
 強いチームは自前の豪華なグラウンドを持つ。
 自由主義では、選手は強くなる方法を監督コーチに相談する。

 社会主義と全体主義は、選手、観客、が民間、監督、コーチ、審判、グランド整備が政府。
 選手と観客は、命令に服従することだけが許される。
 選手は、八百長を命じられ報酬も少ないので無気力プレーをする。
 観客は、割り当てられた試合の応援を強制され、高くもなく安くもない入場料を徴収される。
 監督、コーチ、審判、グランド整備は、命令するだけで豪華な私生活をする。
 社会主義では、選手は賄賂を審判に渡して偽物の勝利を得る。

● 自由主義政府の基本的役割

外国の侵略から国民の生命財産を守ること、特に領土・領海・領空を守ること
国内の治安を維持すること
国民共有の最低限の社会基盤を構築維持すること
国民の政治的自由と経済的自由を保証すること

● 自由主義政府がしてはいけないこと

戦争・侵略を仕掛けること
外国の内政に干渉すること
体面、イデオロギーを重視して悪事を隠ぺいし嘘をつくこと
法によらずに活動すること
無実の個人団体を逮捕監禁すること
収賄すること
重税を課すこと
複雑な税を課すこと
不平等な税を課すこと
自由市場の参入、退場、数量、価格、販売、購入に介入すること
一人への権力の集中すること
一人が8年を超えて大臣や官僚の地位を継続すること
行政府=内閣が、法案を立法府=国会に提出すること
平和時に歳入以上に歳出すること(戦時災害時を除いて翌年度に清算しなければいけない)
平和時に配給制度を実施すること
憲法・法律で自由を「公共の福祉」というあいまい語で制約すること
国民を差別すること
特定の個人、団体の構成員を救済・補てんすること
法人・団体・個人事業に救済・補てんすること
特殊法人に公的資金を宛がうこと
政府業務に関係のない学問研究開発への支援をすること
農家に生まれないと農地を買えないこと
行政府=内閣と官僚の自由裁量範囲を拡大すること

● 自由主義政府のすること

権力を分ける(天皇、立法、行政、司法、通貨発行)
任期で権力の代替わりをする(議会と内閣は選挙による、大臣、長官は二期まで、行政、司法の局長以上は内閣が任命)
自由主義日本の素晴らしさを外国に宣伝する
世界の強国と親しくなり自国の安全を確保する
外国の領土侵犯を許さないように国土の守りを固める
不当に奪われた領土の返還を平和裏に粘り強く求める
諸国と自由、対等、友好の外交を展開する
世界平和にできるかぎり平和裏に貢献する
万一の戦争災害に備えること
安全で友好的な貿易体制の構築
日本人がその外国でできる(会社設立・土地購入)範囲でその外国人が日本国内でできること(会社設立・土地購入)にすること
国民の生命、私有財産の保護
国内の犯罪を防止すること、犯罪を摘発すること、犯罪を裁くこと、罪を償わせること(警察、検察、裁判、刑務所)
災害等の消火・救助活動
無料の国道、都道府県道、市町村道の整備維持
水道の整備維持
公衆衛生の維持
通貨を発行し基準利息を決める
公平にもれなく税を徴収する(平等な一定税率と高い捕捉率)
国民と外国人の入出国を監視する
貿易を監視する
自由市場を監視する(品質グレードを国で用意してもよいが、市場参入・数量・価格・売買は自由とする)
市場独占者の規制(価格、数量、品質、納期の規制、あるいは会社分割)
最低限の健康保険、失業保険、老齢年金、障害年金、生活保護(単年度決算掛け捨て方式とする、追加保障は民間で)
受益者負担の原則徹底(犯罪有罪者は捜査費裁判費用等を全額負債させる、救助は自動的だが個人負債となる)
歳入が余ったら翌年度減税すること、歳入不足は翌年度増税で清算すること
特殊法人、外郭団体に税金を配らず民営化すること
ただし公務員の成果の出ない下位5%は毎年解雇する、ただし公募への再挑戦は可能とする
同一場所同一時間の同一労働同一賃金を徹底する
国民の教育費用へ低利融資すること

● 自由主義の国民がするべきこと

自立して生活すること
自立できない配偶者・直系家族(祖父母、父母、子、孫)の扶養(相続税廃止の代償として)
義務教育を受けること
納税や年金保険の支払い
不始末の迷惑料支払い(有罪時の捜査から裁判までの費用全額)
生活保護を受けるときは財産を供託しなければならない
勝者を称えること敗者を労わること
暴力を使わないこと
誹謗中傷しないこと
他者に寛容になること
商売を卑しまないこと
政府が自由を侵害しないか監視すること
好みの政治家に投票すること、好みの政策に献金すること

● 自由主義国の国民の権利

土地を含む私有財産権、ただし、海面、大規模河川、湖面の私有は認めない
法に反しない範囲での自己の幸福の追求
思想、宗教、言論、職業選択、居住地も移動、結社、学問、出版、国籍離脱、外国移住の自由
公務員選挙の投票権(未成年者を養育する親は子の分の票も与えられる)
市場参入、退場、販売の仕様、価格、数量、納期、購入の自由
請願権
公開裁判を受ける権利
住居、所持品を令状なしで押収されない権利
直系家族世帯が自活できない場合、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利
教育を受ける権利(教育費は国から貸付できる、ただし入学資格は試験で決められる)
勤労者の団結権、団体交渉権
同一勤務場所同一時間での同一労働同一賃金の権利
勤務時間勤務場所賃金額を交渉する権利
育児休暇期間、介護休暇期間は給与0円でよいが解雇されない権利
手続きを踏み手切れ金で解雇できる権利
解雇されても再挑戦できる権利

● 自由主義の格言

「自由はより高い政治目的の手段ではない、自由はそれ自体が最高の政治目的である」アクトン
「人間は、他人に従う必要がなく、ただ法律に従えばいい時のみが自由なのだ」カント
「自由と平等を比較すると自由が優先する、自由と社会保障を比較すると自由が優先する」ハイエク
「自由主義と社会主義は両立しない」ハイエク
「全体主義による統制は思想、道徳も強制する」ハイエク
「全体主義者は昔からある言葉をわざと別の意味で使い仲間の絆を深める」ハイエク
「お金は最も広い選択の自由を与えてくれる物であり、自由の道具であり、自由の源だ」ハイエク
「経済の自由なくして人間の自由なし」ハイエク
「売る自由、買う自由が本当の自由だ」ハイエク
「経済活動の自由は、選択の権利だが、リスクを負う責任を伴う」ハイエク
「知的自由が反対意見を含めて新しい思想を生み出し、思想の違いが人類の理性を成長させる」ハイエク
「理性の成長の結果(新理論)を前もって予測することはできない」ハイエク
「社会を包括的に管理できるという社会主義者、全体主義者の要求は知的傲慢である」ハイエク
「新しい価値観を認めてもらうには、これは昔からあるあの考え方を言い直しただけだと言うとよい」ハイエク
「経済成長の三条件、(1)自由市場から特権業者を排除、(2)変化に対応、(3)より多くの人を豊かにすることに投資」ハイエク
「民主主義は自由において平等を求めるが、社会主義は統制と隷従に平等を求める」ド・トクヴィル
「産業の国有化と思想の国有化は足並みをそろえる」E.H.カー
「目的のためなら手段を選ばず暴力も肯定するのが共産主義」マルクスの共産党宣言
「働かざる者食うべからずが、(共産党ソ連では)服従せざる者食うべからずになった」トロツキー
「マルクスの私有財産の否定が無限の自由と平等を与えるという希望は打ち砕かれ、私有財産制こそが自由と平等を与える源泉であると判った」イーストマン
「右翼も左翼も反自由主義のために全体主義を目指して結束している」A.メラー・ヴァン・デン・ブルック
「金持ちを貧乏にすることで、貧乏人が豊かになることはない」マーガレット・サッチャー
「相続税を廃止し、所得税は全員一律10%にする、憲法に税率上限を明記したい」渡部昇一
「自由主義国家の保障は、飢えず、凍えず、雨露がかからず、病気のときは痛みをとれる医療まで、収入補てんは禁止」渡部昇一

● 自由主義の性質1

「自由主義は古典的自由主義から発展してきた、決して放任主義ではないし、命を大切にし最小限の保障もある」
「自由市場では、競争が促進され、必要に迫られて科学技術が進展し、富が増え、同時に国民の自由はさらに拡大されたきた。」
「人類の自由の拡大は、科学技術の発展がなければ実現できなかったし、これからもそうだと予想している。」
「科学技術の発展は自由競争が最も効率的であることは歴史から明らか」
「自由主義社会における重要性は、暴力ではなく平和裏に価格で決まる」
「統制市場で万人が納得できる分配は存在しなかったし、必ず無視される者がいたことは歴史の事実」
「善意で始まった社会主義の道は、早々に独裁の共産主義あるいは国家主義という全体主義につながる」
「地獄への道は善意で舗装されているだけでなく、怒りというガソリンで走るのだ」
「社会主義はあらゆる人の労働価値は同じという不合理を採用する」
「善意で始まった統制制度が悪人だけに独占されるのは時間の問題、善人も悪人に変わる」
「全体主義では、国民を拷問、脅迫、謀略、密告、諜報にさらしてきた」
「社会主義者・全体主義者は、権力で人を従わせるという快楽を求める」
「社会主義、共産主義、全体主義、封建主義とヤクザの世界で脱退は死を意味する、自由主義なら脱退も自由」
「社会主義の市場計画は必ず誰かを犠牲にしてしまうから博愛の道徳を破る不届き者にしか実施できない」
「不道徳者であればあるほど社会主義、共産主義、全体主義、国家主義のリーダーに適している」
「社会主義者の潜在願望は、官僚となり、市場を統制支配し、国粋主義、帝国主義を指揮して、権力を賛美したいのだ」
「食品と同様に権力も腐敗する、美味しい生ものほど早く腐る、どちらも賞味期限が必要だ」
「あれはスターリンが悪い、あれはカストロが悪い、あれは毛沢東が悪いということではなく元となる共産主義が人の悪を拡大するのだ」
「裏表なく善人の振りをしないと成功しないのが自由市場、陰で悪人になれるのが統制市場」
「統制市場から自由市場へ移行するとき既得権者は没落するから自由化への誹謗中傷が始まる」
「自由市場は必ず景気変動がある、国民は不景気に備えて自分で備蓄しなければいけない」
「自由市場の不景気のときこそ注意せよ、社会主義者の統制市場への誘い文句が聞こえてくる」
「国内を統制市場にしても貿易は自由市場で行うしか道がなく、最終的に国内市場を開放するなら時期は早いほうがいい」
「自由主義では統制の効いた軍隊、警察、市場監視機構も持てるだけでなく、公正な裁判も期待できる」
「自由市場では優劣がつくが、多様性を認めるがゆえに敗者に最小限の保障を与えうる」
「自由主義では、商品サービスだけでなく労働契約さえも公正に自由化しなければいけない」
「失敗する可能性が高い難しい仕事ほど給料は高くなり、誰でもできる簡単な仕事ほど給料は安い」
「長期契約されて給料は安くなるのは、長期購読誌の割引と同じ原理だ、解雇の不安解消料金だ」
「安月給は、誰でもできる簡単な仕事あるいは長期契約の安心料を差っ引かれていることを意味する、献身的でも清潔でもない」
「失敗する可能性が高い難しい仕事に挑むには勇気がいる、報酬は成功と勇気に対して支払われる」
「自由市場で100人を雇い続けるということは、いつでも自由に辞めていける100人を承知納得させているという信頼の証」
「統制市場で100人に命令するということは、辞めると殺される100人がしぶしぶ服従している関係」
「自由市場の最大のリスクは破産、破産しても再挑戦はできる、統制市場の最大のリスクは抹殺」
「自由市場だろうと統制市場だろうとリスクがあり、それぞれのストレスに耐えきれない人がいる」
「自由市場で、勝者は権力者ではないから勝者を嫉妬誹謗中傷することもできる、しかし市場に毒を撒いてしまうから退場処分となる」
「統制市場で、勝者は権力者だけである、権力者を嫉妬誹謗中傷すれば殺される」
「自由市場での価格や賃金の規制は、全員が被害を受ける戦争や災害時の短期間しか許されない」
「自由市場では、売り手より買い手の満足を優先しないと、売り手は売り上げて利益を得られない」
「お金を軽蔑することも自由だが、お金持ちに嫉妬していては清貧とは言えない」
「自由主義ではあらゆる学校に私立が認められるべきだ」
「自由主義では国家が教育の到達指針を出しても良いが、強制はできない、実際に全員が満点のはずもない」
「教育水準が上がるほど社会は多様化し自由主義でなければ治められなくなる、自由な教育こそ自由主義普及への王道」
「自由主義国家が、個人の教育資金として低利で融資することは自由主義普及につながるので許される」
「自分の学歴が高いから高い給与が保証されるのではない、立派な業績があるから高い給与が保証される」
「人に命令する立場を目指す社会主義、人を雇う立場を目指す自由主義、部下から好かれやすいのは自由主義だ」
「自由市場での品質、価格、納期の競争による支配原則は、弱肉強食の暴力支配よりずっとマシだ」
「賢者と愚者が入り混じる現実世界では、愛だけでは不足し、お金が必要になる」
「公開される献金額で動く政治は、暴力、誹謗中傷、独裁、賄賂による政治よりずっとマシだ」
「自由市場で大成功し統制市場でもそこそこ成功するなら本当に商売上手と言える」
「自由市場でも統制市場でも下手な自慢をすることは慎め、他人の嫉妬心を煽っては失敗する」
「テレビ・新聞は、大衆の考え方を変える力を持っている」
「怒りと嫉妬を煽るメディアより、称賛と同情を述べるメディアを信用せよ」
「外国語特に英語が判らないということは、情報から隔離されているということだ」
「社会主義、全体主義も発展し、自由主義の長所を取り入れているので、これは○○主義の考え方を発展させた考えだと言うと自由主義の味方につけやすい」
「社会主義、全体主義では、ゲーム、娯楽は排除されるだろう」
「学者が税金を使って研究することは、自由市場の観点からはふさわしくない、妥協点を探らなければならない」
「人間は合理性を原点として思想を展開し始めるが、それを他人に強制しだすと理性を忘れ、殺し合いをして滅ぶ」
「政府が不景気を制御して全員を好景気にできるというのは、政治家が当選するためのリップサービスに過ぎない」
「軍事を経済より優先させると全体主義となり、自ら戦争を仕掛ける恐れが出てくる」
「経済を軍事より優先させると自ら戦争を仕掛けることは抑制される」
「何らかの継続して富を得られる仕組みを持たないと国は栄えない、今の日本は科学技術力と製造力と水資源と漫画文化」
「国家が甘いことを言って来たら社会主義であり権力者が儲けようとしているのだ、それは自由主義ではない」
「日本人は過去移民の受け入れに失敗し苦しんできた。今度はうまくできるだろうというのは妄想に過ぎない」
「宗教・習慣を日本の伝統に合わせられない移民を受け入れることは、移民にも国民にも苦痛を与えるだけだ」
「最後は金目でしょ?と言われるほうが、最後はテロでしょ?と言われるよりずっといい」
「全体主義者、共産主義者は条約破りをしても澄ましていられる」
「全体主義国家では、国際貿易市場での政府公社の負けが怖いので自由貿易に賛成することはできない」
「自由主義国家では、政府公社が無く、政府は国際貿易市場を監視するだけだから、政府が負けることはない」
「強制される税はどれだけ納税しても博愛ではない、自らの意志で寄付・献身をせずに博愛を語るな」
「政府の福祉予算を増額せよと唱えても自分の懐は痛まないから、それは博愛ではない、ただの偽善である」
「自分の利益を害するときにおいてのみ道徳的価値があると言える」
「個人の努力と献身がなく、成功者や社会制度に責任を押し付けることは背徳である」
「社会主義者と全体主義者の詭弁を打ち破るには市場の多数派である購入者の損失を明らかにすればよい」
「権力を振るう時、自由主義の下では無感情になる必要があるが、社会主義・全体主義の下では残虐かつ背徳である必要がある」
「人類の社会は、暴力支配から、金銭による契約で支配される社会へと進化してきた、慈愛だけが支配原理となる世界はまだまだ先である」
「社会主義の計画市場は優先順位が必要、最下位者から不満が出ても無視せざるを得ないが、彼らが実際に不満を述べると殺される」
「自由市場は自由競争、低所得者から不満が出るため、自立を助ける生活保護が準備された」
「国際市場は自由競争、低所得国から不満が出るため、自立を助ける援助金の融資が準備された」
「国家が他国の自由=主権に干渉すれば、必ず問題を引き起こすことは、歴史が証明している」

● 自由主義の性質2

特権(=強制力)を持つ組織とは、政府と公共団体である。
自由主義の下では、特権は政府とその役職にあり、個人にはない。
自由主義の下では、政府と公務員が特権を濫用しないか国民は常に監視することが、自由を維持するために良い。
特権(=強制力)を持つ政府と公共団体に裁量の自由を持たせると、国民の自由が消失する。
特権(=強制力)を持つ政府と公共団体の役割は、相撲で言えば、土俵の管理(整備、警備)と行司まで。
団体が公務員の天下りを受け入れることは、自由を捨てて特権に服従する意志があるということ
税金で行われる事業に入札することは、自由を捨てて特権に服従する意志があるということ
サッカーで審判がプレイすると試合にならないように、特権を持つ者が自由競争市場に参加すると競争が成り立たない
公営事業を設けてよいのは、二重敷設が明らかに無駄な事業(国防、治安、裁判、救助、防災、治山治水、道路、水道)だけである
自由主義の下では、公営事業は、独占体でなければならず、損益0、価格低下、品質向上、納期短縮が義務である
自由主義の下では、最小限の生活で使わずとも済ませられる有料道路、有料鉄道、送電網、ガス網、通信網、有料放送は速やかに自由化しなければならない。
自由主義の下では、議員歳費と政党交付金は必要悪だ、最小限度にしなければならない
自由主義社会が豊かになるとは、多くの人が利益を出して儲けること、国民の儲けの一部を税としている政府は永続する
自由主義の下では、一定率の所得税のみが理想だが、所得捕捉率の関係で消費税も許される
自由主義の下で国際競争に勝つには、配当課税の二重課税の廃止、相続税の廃止に踏み込まなければならない
自由主義の下で国際競争に勝つには、所得税と消費税の税率は先進国平均より下げなければならない
自由主義の下では、受益者負担の原則が徹底するのであれば、目的税(固定資産税、自動車税、ガソリン税など)も許される
自由主義の下では、税は公営事業の運営費であり必要悪だ、税科目は少なく用途別に、税率は公平に一定率にするべきだ。
自由主義の下では、毎年、公営事業の生産性を向上して減税しなければならない。
自由主義の下では、公的生活保護、公的年金と公的保険は必要悪だ、最小限度にして単年度決算の掛け捨てにしなければならない。
自由主義の下では、債務超過の企業・団体に生存権を認める必要はない。
国内市場を独占する国内企業は、価格低下、品質向上、納期短縮をして国際競争力を保たなければ、政府により強制分割される
国内市場を独占する外国企業は、価格低下、品質向上、納期短縮をしなければ、政府により強制排除される
国内の自由市場を栄えさせるためには、外国より低い税率にしなければならない
株式・債券はだれでも購入できるからだれでも資本家になれる
社会主義の最大欠点は、市場に介入し自発的に競争できない雰囲気を作り、国民がさらに貧困になること。
労働組合はすべての労働者を代表しているわけではない、少なくとも失業者の代表ではない、したがって労働組合も公正に競争しなければならない。
自由主義の下では、多数派(世俗/大衆/国民/自由主義者)の選択の自由を奪わない限り、嫌われる少数派(聖者/富豪/政治家と官僚/社会主義者)も生き残れる
自由主義の下では、人間には生来の才能、相続する財産という差があることを認める
自由主義の下では、自由市場に参加したいという個人に、政府が低利率で教育費を融資することを認める
自由主義の下では、物とサービスの価値はお金で測られるが、お金では代替えできない事があることも認める
自由主義の下では、人類の英知がまだ不完全であることを認める
自由主義の下では、各人に完全な理解を強制することができないと認める
自由主義の下では、習慣や伝統が社会の暴力を減らし調和を導いている効用を認める
自由主義の下では、自然災害の発生や景気動向などの未来予測は、当たらないと考える方が合理的
自由主義の下では、政府が行う災害対策費は、災害(自然、戦争、経済)の発生確率と被害予想額と過去の予測的中率の均衡を要求する
自由主義の下では、最低限の失業保険と教育資金融資があるから完全雇用を目指す必要はない。
自由主義者は、人数が多いほど人々の共通項が減少し合意が得られなくなるため、政府の仕事は最小限にすることがよいと考える。
自由主義者は、人々が合意できるのはゲームのルール(勝敗の定義と反則事項)までと知っている、作戦とプレースタイルは自由だ。
自由主義者は、嫌いな人とも商売だけはできると知っている。
自由主義者は、自由の維持拡大を最高の目的とするが、その目的を他者に強制はしない。
自由主義者は、外国から仕掛けられた戦争・巨大災害には、自らの自由を守るため一時的に自由を制限して自衛の範囲で戦う。
自由主義者は、嫌いな他人でも自分の自由を害しない限り、その人に不干渉である。
自由主義者は、習慣が異なり風雅がわりな他人でも自分の自由を害しない限り、その人に寛容である。
自由主義者は、自由主義の長所を学び短所を補う方法を研究すると良い。
自由主義者は、自由主義を世界に宣伝すると良い。
自由主義者は、国家が取引する管理貿易ではなく、民間企業による自由貿易を求める。
自由主義者は、ブロック経済を戦争の原因として嫌う。
自由主義の下では、一部地域の住民による分離独立や、二国の両国民の投票による合併を妨げる理由はない。
国家が地域の分離独立を防止したければ、国民の自由を維持拡大すればよいだろう。
自由主義は、社会主義や全体主義よりずっと良いが、万能ではないことを自覚しよう。
権力を持つ局長より上の官僚は、衆議院選挙の度に内閣の指名で入れ替わることが理想的であるが、辞めさせた官僚の受け皿をどこかに用意しないとならない。


● 自由主義者の道徳

「自由主義者は、富をもっと拡大させるために科学技術を学ぶとよいだろう」
「自由主義者は、相手を理解するために人文科学を学ぶとよいだろう」
「自由主義者は、自分が正しく、相手が間違っていると考えるのではなく、違いが出てくる原因を探ろう」
「自由主義者は、物事の価値を時間と金銭で測るとよいだろう」
「自由主義者は、金銭では買えないものがあることを覚えておこう」
「自由主義者は、個人の利益追求が他人を害さないルールを工夫するとよいだろう」
「自由主義者は、政治と市場を分離するルールを工夫するとよいだろう」
「自由主義者は、寛容・譲歩・協力の心を養うとよいだろう」
「自由主義者は、自ら暴力を振るうことを慎むとよいだろう」
「自由主義者は、暴漢から逃げるが第一、自衛が第二」
「自由主義者は、護身術も身に着けるととてもよいだろう」
「自由主義者は、人の役に立つ仕事で利益を得るが望ましい」
「自由主義者は、命を大切にするがよいだろう」
「自由主義者は、親が困っていれば扶養するがよいだろう」
「自由主義者は、子供を逞しく養育し自立させるがよいだろう」
「自由主義者は、配偶者があれば助け合い愛し合うがよいだろう」
「自由主義者は、役割分担して分業することが望ましい」
「自由主義者は、個人時間と労働時間を区別するがよいだろう」
「自由主義者は、個人時間は、威張らず受容し親切に対等に楽しむ、プライバシーを尊重する」
「自由主義者は、労働時間は権威・義務への服従、勤勉と顧客への奉仕る」
「自由主義者は、正直であり同時に秘密は守ろう」
「自由主義者は、盗まない無断借用もしない」
「自由主義者は、悪口を言わないことが好かれる元だ」
「自由主義者は、勝者を妬まず褒め称えることが自分のやる気を引き出す」
「自由主義者は、敗者を労わり助けることはいずれ老いる自分のため」
「自由主義者は、人それぞれ生き方は異なることを認めなければならない」
「自由主義者は、明るい元気な礼儀が必要」
「自由主義者は、相手が子供、小団体、小国といえども礼儀正しいことが信用を生む」
「自由主義者は、たとえ無礼を受けても怒らず流そう」
「自由主義者は、信用第一、約束を守ることが次の仕事を呼び込む」
「自由主義者は、見えないところでもフェアプレイに徹する」
「自由主義者は、受けた恩義に報いる律儀さが悪口を防止する」
「自由主義者は、初対面の人を見る目を養え、わからないときは小さな取引から信用してみる」
「自由主義者は、裏切られたら謝罪と償いを得るまで相手とかかわらないことだ」
「自由主義者は、嫉妬や怒りを煽るニュースにうかつに同調しない」
「自由主義者は、いつも平常心を保てば損失を減らせる」
「自由主義者は、自分と仲間の必要以上には欲張らないことで仲間を増やせる」
「自由主義者は、相手の立場を理解し、気持ちを想像しよう」
「自由主義者は、相手を服従させてはいけない、相手と交渉し約束を交わす」

● 社会主義と全体主義からの質問に答える

国民の怒りと嫉妬を煽る社会主義者と全体主義者とマスコミにどう対応するか

 勝者への称賛と敗者への同情を得意とするマスコミやメディアを信用するように説こう。
 怒りと嫉妬が生んだ共産主義国とその暗黒の歴史を説明して、怒りを鎮め冷静になるよう説こう。
 自由主義は単純明快な判断基準であり、50年以上の長期間で比較すると社会主義と全体主義より勝ることを説こう。

自分が豊かになる速度が遅いことにイラつく人々にどう対応するか

 誰でもが十分に裕福になれるが、努力と忍耐と必要であることを説こう。
 10年懸命に働いて堅実に複利で投資すればかなりの資産ができることを説こう。
 誰でもが十分に賢く強くなれるが、教育を受け自分で練習する努力と時間が必要であることを説こう。

自由主義でトップを維持するには競争し続ける厳しさがある、怠け者にはつらい思想である、怠け者をどうやって納得させるか。

 自分の得意分野でマイペースで欲張らずほどぼとに競争すれば、それでもある程度裕福になれると説こう。
 大勝利を狙うのではなく、失敗を避けて小勝利を積み重ねる工夫を説こう。

自由市場はリスクと変化があるので怖い、競争のない安定した仕事が欲しいという者をどう説得するか。

 市場競争が苦手な者が抱く、経済的欠乏からの心配の解放には、給与は安い公募公務員の募集試験が用意されている。
 国防軍や警察は危険がある分、給与は高い。

左翼の社会主義と右翼の全体主義は、「経済的欠乏からの心配の解放」を謳い、公共事業追加と増税で自由を奪いに来る、自由主義に対抗策はあるか。

 社会主義と全体主義の政策が、成熟した先進国経済では長期低迷の原因である。
 社会主義と全体主義の景気浮揚政策の効果は、公共事業の統制市場に限られる、自由市場に波及する前に、強い副作用があるだろう。
 増税は、自由市場と統制市場の両方にとってブレーキ=景気冷却策である。
 公共事業の増大額=増税額であれば、統制市場が膨らみ、自由市場が萎む。
 これでは、統制市場の人口より自由市場の人口が多いから不況を感じる人が多数派となるから、公共事業追加と増税の組み合わせは間違いだ。

公務員に給料分だけきっちり働いてもらうには

 働かない下位の公務員の5%は毎年手切れ金で解雇されるが、転職も可能だし、何度でも公務員試験に再挑戦できるとしよう。

自由主義は弱者切り捨てだという批判に対抗するには

 日本ではすでに、生活保護、年金、健康保険、失業保険等で憲法の規定に違反する過分の保障がある。
 現状は、弱者切り捨てではなく、弱者過保護の違憲状態である。
 企業への利益補てん、個人の収入補てんは、憲法第二十五条の「健康で文化的な最低限度の生活」に違反するから絶対に行えない。
 利殖行為は慈善でも博愛でもないから、政府が税もしくは年金と保険の掛け金で利殖してはいけないのは憲法第八十九条より明らか。
 憲法第二十五条と第八十九条を守るなら、政府は、生活保護、年金、健康保険、失業保険等は、翌年度に繰り延べる利殖資金は禁じられ、
 単年度決算で会計を清算することが求められ、万が一剰余金があれば翌年は国民へ返還し、不足金があれば、翌年徴収することになる。
 翌年度に繰り越す利殖行為ができないため、政府が行えるのは、最低限度の保障のみとなる。
 憲法により政府が行えるのは、単年度決算の最低限度の保障のみとは、自由主義の主張する内容と合致する。
 利殖行為を含むプラスアルファの保障は、民間保険で個人が自由に選択しなければならない。

就職難だという批判は

 個人の教育費は、自由主義を掲げる政府であれば、政府が低利で融資してくれるだろうから、実力をつけるて就職の道が開ける。
 たとえ、就職できなくとも貯蓄と投資は誰にでもできる。
 比較的安全性の高い投資方法として、不景気時に価格が下がったETFを買いずっと保持すれば大きな資産を形成できるだろう。

日本社会は、自由と統制の狭間で世論が揺れ動く、マスコミの煽りで嫉妬心とたかり癖が噴出し、官僚統制へ向かいやすい、官僚統制をけん制するには。

 嫉妬からは、良くなる道が見つからないことを示そう。
 皆がたかり、ぶら下がりでは、日本という船はあっという間に沈んでしまう。
 たかりは、借金であり、いずれ増税で返す必要があることを示そう。
 官僚による統制経済を実施しても、成熟した日本では効果は無いか、あるいは、あっても短期間で効き目は終了する。

自由市場が、うまくいったのはたまたまの偶然にすぎない、今後も成功する保証はないという批判の対策は

 権力で支配する統制市場は最初はうまくいくが、その後権力が腐敗してしまい、自由市場に負けてしまうことは歴史で明らか。

自由市場では、お金持ちはますます裕福になり貧乏はますます貧乏になるという反論に対抗策はあるか。

 統制市場では、権力者だけが裕福になり続け、権力者に賄賂を渡せば裕福になれる、一般市民は公正に努力してもしなくても貧乏のまま変化しない。
 自由市場では、努力工夫する者はお金持ちでも貧乏人でもさらに裕福になれる、努力しないお金持ちは貧しくなり、努力しない貧乏人はそのままである。
 ハイリスクハイリターン、ローリスクローリターンは自然の摂理。
 ローリスクでもコツコツ継続し貯蓄と投資すればミドルリターン以上にはなる。

権力者に自由市場に介入させない方法は

 権力者(官僚、政治家)に任期を設けることで、自由競争させよう。
 クラウド献金システムをつくり、献金の透明化をはかり、透明な献金で政治家を動かし自由主義の政策を立法しよう。
 政府の自由市場への介入とは、価格を統制すること、数量を統制すること、販売や購入を統制する、市場介入を禁止する法律を立法化せよ

自由市場の所得格差が大きいという批判をどうするか

 旧ソ連の所得格差は、上位層11%が国民所得の50%を取得していた。
 米国の自由市場では上位層10%が国民所得の35%を取得である。
 米国の自由市場のほうが旧ソ連の統制市場より格差が小さいという事実がある。
 共産主義の中国の所得格差は正確な情報すらないが、所得最低線がとても低いため、自由主義の米国より最低に貧しい人の生活はひどいだろう。
 共産主義国は、経済格差だけでなく、市民は、言論の自由、居住、旅行の自由も制限されていて、反論すれば命が奪われる、所得格差どころではない。

金持ちからより多く取り上げ分配せよという批判をどうするか

 金持ちからより多く取り上げ分配すると、金持ちが国籍を離脱し国が貧乏になる、
 金持ちから取り上げた金はまず権力者で分け合い、貧乏人まで届く量はわずかとなり意味がないと説く。
 これは、実際に共産主義の中国で起きていることだ。
  「金持ちを貧乏にすることで、貧乏人が豊かになることはない」と英国宰相のマーガレット・サッチャーは言った。

自分は貧しい労働者である、あの裕福な資本家を罰せよという批判をどうするか

 現代はだれでもわずかの持ち金で株式を買えば直ちに資本家になれる。資本家として活動すれば裕福になりやすいのは明らかだ。
 他人を罰するのではなく、あなたも資本家となり自由市場に参加しなさい。

全体主義、社会主義、共産主義の洗脳を受けた者に自分が洗脳されていることを気づかせるには

 自分の組織だけで通じる特別な挨拶、特別な役職名や階級名、制服、スポーツクラブ(部活動)があれば洗脳教育がされていた可能性が高い。

労働組合の組合員が既得権を維持しようとして団結しているが思い直させる戦略は

 労働組合員、パートタイマー労働者、派遣労働者の平等のために、同一場所同一時間での同一労働同一賃金の法律を制定
 派遣業者と派遣先企業の契約額は派遣労働者に公開しなければいけない法律を制定
 一年間に労働者の5%を所定の手続きを踏み解雇手当を支給すれば解雇でき、再挑戦もできる法律を制定
 育児休暇、介護休暇でそれぞれ最長6年間、無給、無保険で労働契約を休止できる法律を制定

高い学歴、有名大学出身者は能力があるからが高い権力と報酬を与えられるべきという批判は

 まず採用時の経歴や試験で期待できる役職と報酬にに配置されるから報酬はそこそこである
 採用後は、実績だけで昇進と昇給させるのみ。期待外れは減給・降格・解雇は当然である。

貿易自由化すると国内市場が破壊されるという批判は

日本国は人口が多く国民を養う食料が足りないし、原料資源、エネルギー資源も不足している、製品と部品を輸出して外貨を稼ぎ食料と原料資源、エネルギー資源を購入することをしないと、ただいまこのときから国民が飢えてしまう。日本製品と部品を多く買ってもらい裕福になりたいが、貿易相手から食料を多く買ってほしいといわれているので貿易はさらに自由化せざるを得ない。

左翼の「競争はよくない」という批判は

 独占は権力による差別につながるから、競争よりずっといけないことだ。
 市場競争が誘発する科学技術の発展が、人類の富を増やし、より多くの人により多くの自由を与えてきたし、これからもそうであると自由主義者は確信する。




Dec 11, 2015

新自由主義の翻訳由来

池田信夫氏の解説「新自由主義をめぐる誤解」にわかりやすい解説があった。

「シカゴ学派の自由主義」と「ネオリベラリズム(Neoliberalism)」のどちらを指しているのか明示しないと混乱を招くという意味だ。

シカゴ学派(自由主義者たち)に学んだ経済学者西山千明氏が、1970年に「シカゴ学派の自由主義」を、「新自由主義」と呼んだ。

一方、David Harvey氏(マルクス主義的な地理学者らしい)の"A Brief History of Neoliberalism"(2005年)を「新自由主義―その歴史的展開と現在」と訳した渡辺治氏(一橋大学、日共スターリン主義者らしい)ら翻訳者が、同一呼称を用いて混乱を招いていると西山千明氏が指摘しているという。

しかし、"neo-"は、「新-, 復活-, 近代の-」という意味で、これは素直な訳。西山千明氏が、「本家自由主義」とか「本流自由主義」とか「元祖自由主義」とか呼べばよかったのではないかとも思う。

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左翼思想の人や、権威主義(政府による既得権の維持派、社会主義とそのなれの果て共産主義、軍国主義)の人からすれば、敵対する自由主義者に「新自由主義」のレッテル張りをすることで、自分たちの政治的既得権を維持を最優先し、その一方で赤字国債や増税で国民の自由そのものを奪っても、まったく気にしないのだろう。

左翼思想や権威主義は、自分では庶民の味方というが、政治実体は権力に胡坐をかき庶民から搾取する形になり果てる思想であることとは、20世紀の歴史が証明している。

自由主義者が、その思想の手本になる生き方をしようと思えば、自分の責任で自立をしなければならないという厳しいストイックな状況に追い込まれる。自由主義は、軟弱な人間には耐えられない思想である。また、強い人間でも時には風邪をひいたりする、そんなとき、自由主義の厳しさを感じるのだ。それに備えて貯蓄したり保険が必要なのだ。しかし、大多数の人は、将来を考えず、お金があればあるだけその日のうちに使い果たしてしまうのだ。最低限の範囲の健康保険、失業保険、老齢年金、障害年金、生活保護の制度を、国家が強制加入で用意するのは、そういう困った人たちに対策するためにあるのだ。

悔しいのだが、この地上に生きる人間に与えられた物質資源という現実からは、今のところ自由主義よりうまくいく方法論が無いのだ。