Mar 24, 2013

Yildiz モーター のサイトがリニューアルされました

Yildiz モーター のサイトがリニューアルされたと、サイトから連絡がありました。
動画が増えたようです。

サイトのリンクは以下です。


BSMH Magnetic Monopol Internationally patented continuous motion device


Genevaの4月のデモが待ち遠しいです。

Sterling Allan氏をGenevaへ送り込むカンパは以下。



カンパ資金をネットで集める

またまた、自分が遅れていたことの証明となる記事

資金を集める方法は

個人なら


  • カンパを募る (返さなくてもいい)
  • 親や親戚から貰う (返さなくてもいい)
  • 就職して働く
  • 銀行などから借りる


会社・団体なら


  • 寄付を募集する (返さなくてもいい)
  • 株式の出資を募集する (返さなくてもいい)
  • 社債を募集する
  • 銀行から借りる


ですね。

返さなくてもいい資金がありますが、それでも相当額の見返りは求められます。
リスクとリターンの関係となりますが、それはテーマからずれるので、脇に置いておいて、、、。

アメリカでは、個人や会社がカンパ創業資金を募るサイト indiegogo や Kickstarter があります。
マージンは、5パーセントです。

キックスターターによる資金調達方法とクラウドファンディング
キックスターター成功・失敗例に学ぶクラウドファンディング
普通の人に出資を募る「キックスターター」の潜在力


日本では、 campfire というものがありますが、マージンが20%だそうです。
マージン高いですね日本は、、、。
ReadyFor というものもありました。

キックスターター。日本版はないの?
クリエイティブ資金調達プラットフォーム「CAMPFIRE」


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この他に、寄付専門のサイト
Give One
イーココロ
がありますが、こちらは、非営利団体向けであり
だれでもが気軽に資金を集めることはできない = 敷居が高すぎる
ようです。

炭素をつかう燃料電池

個人で安定した発電設備を持つ方法を探していたら、
こんなものが見つかりました。

燃料電池といえば水素を燃料とする、これが常識だったのですが、

炭素を燃料とする燃料電池(DCFC : Direct Carbon Fuel Cells)が、
発明され、すでに7年以上経過していたのでした。
自分の遅れ度合いを再確認しました。

SRI International というところの物が有名ですが、
他組織でも開発しているようです。


もっともまだ初期の開発段階ということで、市販されるものではありません。
課題は

  • 発電性能の向上
  • 低品質炭による劣化対策
  • 低コスト

です。

日本語ニュース
2005.12.6 TUE 炭素ベースの燃料電池技術を開発 2005
(日本語では技術は、ぼやっとしかわかりません)

英語の資料
Systems Assessment of Direct Carbon Fuel Cells 2008


Direct carbon conversion: progressions of power 2006


Mar 21, 2013

Apple にして欲しい事 Flashの対応

Adobe の CTO だった、 Kevin Lynch 氏が、 2013/03/22 に、
Apple に移籍したというニュースがあります。

Apple の iPhone, iPad のsafari は、 Adobe の Flash に対応していません。

Android 陣営では、Flash対応しています。

Steve Jobs 亡き後、今のApple にして欲しい事は、Flash対応 です。

iMacでは、 Flash を見られるのですから、
iPhone で排除する理由は何だったのでしょうか。
このサイトが参考になります。

http://matome.naver.jp/odai/2130666933035075801

ついでに考えてもらいたいことが、
Android アプリ対応です。

iMacのWindows対応みたいな方法でもいいし、
Androidは、オープンソースだから、アプリ対応だけに限定してもいいし、
Android 独自マーケットを Apple ないし、
Appleの資本で誰がかやればいいのではないか、と。

まあ、妄想ですが、、、。




中国太陽電池最大手 サンテック が破産

サンテックパワー (尚德太陽能電力有限公司、suntech power)

が、破産したニュースが流れています。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130320-00000113-jij-cn

http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2003X_Q3A320C1FF2000/

サンテックパワーのURL
http://www.suntech-power.com/en/
日本サンテックパワーのURL
http://www.suntech-power.co.jp/

サンテックパワーは、中華人民共和国の最大手の太陽光電池・太陽光発電システム製造メーカー
変換効率は、単結晶太陽電池では最大16.5%、多結晶太陽電池では最大15.5%
サンテック製の太陽光発電モジュールには25年の出力保証

2008年の世界シェアは3位、2010年は第1位。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)に2005年12月上場 コード STP
2006年には複数のシリコンメーカーと10年間の超長期の買い入れ契約をいち早く結んだ
2008年以降に生じた需要減退及び販売価格の下落局面の影響
2012年3月19日、転換社債の債務不履行倒産

原因は価格低下の読みが甘かったということでしょうね。

太陽光電池の国際価格は、
URL
http://www.enfsolar.com/cell-panel-prices
に見られるように
既にグリッドパリティを達成しております。

「(2012)年内にも日本は『グリッド・パリティ』に到達する」
http://blogs.yahoo.co.jp/hose_solar/30533751.html
も、どうぞ。

Wikipediaの記事
グリッドパリティ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%91%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3
太陽光発電のコスト
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E5%85%89%E7%99%BA%E9%9B%BB%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%88
は時間的には遅れていますが、それなりに参考になります。

FIT(固定価格買い取り制度)は、
高い日本メーカー製の太陽光電池に合わせた制度であり、
グリッドパリティを達成している現状には合わないと私は思います。

いつも書いていますが、
日本での太陽光発電の普及が遅れる要因は、土地代、設置費など、
太陽光電池パネル以外の価格が高いことと思います。

太陽電池セル製造シェア 2010年 (Wikipediaより)
 中国 Suntech 6.6% (今回、倒産)
 中国 Ja Solar 6.1%
 USA/ドイツ/マレーシア First Solar 5.9%
 中国 英利(Yingli) 4.7%
 中国 Trina Solar 4.7%
 ドイツ/ マレーシア  セルズ 3.9%
 台湾 Gintech 3.3%
 日本 シャープ 3.1%
 台湾 Motech 3.0%
 日本 京セラ 2.7%

です。業界再編が起きますね。

Mar 13, 2013

Yildiz モーター の構造推測 磁気シールド


磁石だけで作られ、外部からエネルギー(磁場、電場の変化)の投入無しで回り続けるという
Yildiz モーター ですが、既存の電磁気学・物理学の法則の範囲外にあります。

既存の電磁気学・物理学しか知らない自分ですが、
その構造を推測してみます。

前回 Yildiz モーター の可能性
http://majin-z-shinsuke.blogspot.jp/2013/03/yildiz.html

では、モーターは、ローター(回転子:内側)とケース(外側)に分かれるとしました。
ローターまたはケースの磁石の磁力線を動的に変化させる必要があるとも書きました。

この延長で考えます。

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ローター表面には磁石が埋め込んであるとします。
ローターは、軸受に支えられ回転できるるようになっています。

モーターでは、ローターがケースの回転磁界に引きずられて回転します。

つまりケースそのものは力学的に動かなくとも
ケースからは動的に動く回転磁界が、ローターに向けて出ているのです。

ローター表面の磁石はこのケースからの回転磁界に引きずられて、
回転して、結局、力学的にローターは回転します。

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ケースの内壁、ローターに面する部分、に、磁石を貼り付けるとします。
これだけでは、磁石が動かないので、その磁場も、動きません。

どうすれば、ケースの磁場を動かせるか。

[推測案]

ケースの内壁とローターの間に、スリット付き金属の円筒をハメて
この円筒を回転する方法を思いつきます。

金属の円筒は、透磁率の高いパーマロイという金属で作ります。

実は、現代物理学のこれまでの知見では、
磁気を打ち消すことはできないことが解っています。
ですが、透磁率(磁気の透過率)の高い物質により磁力線を吸い込み、
磁力の流れを変えることができます。

つまり、磁気シールドとは、
パーマロイで磁力線の流れを変えて
磁気の少ない部分=空間を作ることです。

全体の一部を減らせば、
結果として、もともとの磁力がある部分=ここではスリット部は
相対的に強い磁場となります。

スリット付きパーマロイ金属の円筒が、
ケースの内壁の表面にあることで、
スリットからは、強い磁力線が出て来ます。
そして円筒表面からは、磁力線があまり出て来ません。

このパーマロイ金属の円筒を回転させると、
ケースから回転磁界が出てくることになります。

したがってローターは、この回転磁界に引きずられて回転することができます。

パーマロイ金属の円筒のスリットがちょうど
ローターを磁力で牽引できるように
ピッタリの位置で回転する必要があります。

つまり、パーマロイ金属の円筒とローターは、
同調しているとか同期しているという動きをする必要があります。

ピッタリの位置というものが、
実験や計算で決めなければならないのですが、
馬に乗った人が釣竿の先に人参をぶら下げて馬を走らせるような感じです。

極論すれば、円筒とローターは、一定角度で固定してしまえばいいかもしれません。

あるいは、精密制御するなら、回転速度や負荷に合わせて
動的に角度を変更できると最高です。

ここまでの議論では、
磁石の実際の配置やスリットの位置の課題はあるものの
なんとかできそうな感じです。

ではこのモーターは動き続けることができるのでしょうか。
それが問題です。

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ケースから回転磁界を供給するために
パーマロイ金属の円筒を回転させることが必要なのですが
じつは、この回転には力が必要です。

というのも、
パーマロイ金属は内部に磁力線を通しやすいので
磁力線を通している状態で磁石(一時磁石)になっています。

これが回転するとケースの固定磁石との間で磁力の吸引と反発が起きるので
スムースには回らないはずです。
だから力が必要です。

回転させ続けるには力が必要になるはずです。
細かい磁石をたくさん貼り付けて、スリットの形状を渦巻きにすれば
スムースさが増すと思います。

このようにすると、パーマロイ金属の円筒の回転モーメントだけで
力の凸凹を慣らせて回り続けることができそうです。

パーマロイ金属は磁界の中で動くので、渦電流がパーマロイ金属内に流れます。
渦電流は電気抵抗により熱に変化します。
これは、パーマロイ金属の円筒が回り続けるエネルギーが
熱になり失われることを意味します。

渦電流による損失を少なくするには、
電気抵抗の高いパーマロイ金属にすること、
パーマロイ金属を薄くし、絶縁して薄い板を重ねるようにします。

この他にヒステリシス損というものが観測されており、
なかなか磁化せず、磁化するとなかなか消磁できないというものですが、
この思考実験でどのようにエネルギーを失うのかは
もう少し考える必要があります。

このような状態まで仕上げてくれば、
摩擦の少ないコマのように回り続けることまでは
できるかもしれません。

でも、このままでは、
- いつか停止するのか
- エネルギーを取り出せるのか
はっきりしません。
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出力を取り出す=風車をつけて風を起こす=発電機を回す
などができるかどうか、、、そこが問題なのです。

現代の物理学では、このようなことは、不可能
(
 - 何もないところから、エネルギーは取り出せない、エネルギーは変換のみできる
 - エネルギーの変換では必ず熱ロスがある
)とされています、
どこが不可能なのか、もっと考えてみたいと思います。

Mar 12, 2013

メタンハイドレードはどこから来たのか

メタンハイドレードは、日本の近海、太平洋と日本海にたくさんあります。

日本の現在のメタンガス=天然ガス消費量の100年分はあると言われています。

だから、採掘の採算がとれれば、日本のエネルギー問題100年間安泰です。

で、採算がとれる採掘技術をどんどん開発していただきたいのですが、
世の中そんなに簡単ではありません。

アメリカやカナダ産のシェールガス
(由来となる岩石の名前がついているが成分は同じメタンガス)
が、国内に輸入されることが有力視されていることがあります。

日本の場合、メタンハイドレードの採掘権利者(採掘機械の所有者とは違う)と
シェールガス輸入業者がほぼ同じなので、
楽にたくさん儲かる方に行くので、
おそらく、当面は、シェールガス輸入に傾くと思います。

ざっくり言ってしまうと、
シェールガスが無くなるまで、100年以上かかりそうなので
無くなってから、メタンハイドレードを掘ればいいとなります。

その間、メタンハイドレードの採掘技術は、
100年かけてゆっくりと開発すればよろしいとなります。

こんなことを書いているうちに、
メタンハイドレートからのガス採取成功 世界初」
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDF1200E_S3A310C1EB2000/
ニュースが飛び込みました。
「2023年までに採算の合う産業に育てる」とのこと。
目出度いですね。

私とみなさんが高いメタンガスを買わされるという心配は無用です。
メタンハイドレードの採掘採算は、安くなっても
シェールガスとだいだい同じ程度と推測できるからです。

場所の掘りやすさ
  シェールガス:陸上から掘る > メタンハイドレード:深海1000mの海底からさらに深い300m
現場加工
 シェールガス:水蒸気で頁岩を粉砕過熱 < メタンハイドレード:直接氷と混合した固体を掘り出し減圧
近さ
  シェールガス:北米東海岸 < メタンハイドレード:日本近海


業者はシェールガスとかメタンハイドレードガスとか分けて売るわけではなく
あくまでも、都市ガスとして売るだけですから、
私達個人レベルでは選択できません。

「資源が無いと思い込んでいた日本の海に、資源がありました」
というのは最近良く聞きます。

一歩進めて、日本にあるのですから、
世界のどこにでもあると考える方が
正しいといえそうです。

多分、メタンハイドレードは世界中どこの海にもある

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私の単なる興味ですが、
メタンハイドレードは、どこから来たのでしょうか。
よく判りません。これから調べて見ることになります。

(1)海水に溶けたメタンガスが沈殿した(そんなバカな)

  メタンCH4 は分子量で、16です、固体密度は、415 kg/m3。
  水 H2O は分子量で18です、固体密度は、1000 kg/m3。
  軽いメタンが沈殿するはずもないのですが、、、。

  メタンハイドレートは、氷の特殊な結晶、
  網構造の中にメタンが閉じ込められているそうですが、
  当然ですが、水より軽い 密度 0.91 g/ cm3 = 910 kg/m3
  ですから、沈殿するはずがないのですが、、、

  メタンハイドレードは、世界中の大陸棚海底の至る所にあるそうだが、なぜそこに集まるのか。
  海流なのか、であれは窪地やふきだまりのようになっているからなのか。

(2)地底からメタンが上昇してきたが、海底なのでハイトレードになった

 では地底はどうなっているか。
 これは、以前から調査している石油無機起源説につながります。

Yildiz モーター の可能性

磁石だけで作られ、外部からエネルギー(磁場、電場の変化)の投入無しで回り続けるという
Yildiz モーター ですが、既存の電磁気学・物理学の法則の範囲外にあります。

既存の電磁気学・物理学の法則の範囲内で考えると
不可能と断言できます。


モーターは、ローター(回転子)とケース(外側)に分かれます。
これは、Yildiz モーター でも変わらないようです。



ローターとケースに磁石を並べただけで、
磁石の磁場の強さや向きが変化しないとしたら、
少なくとも、モーターなので軸の周りにローターを回転させることだけはできる
つまりローターに取り付けられた磁石は回転できるとして、

静止している状態から手を離す
あるいは、テキトーに回転させてからしばらく様子を見るをすると、
ローターとケースが、一番引き付け合う場所に落ち着いて停止するのです。

これは振り子がいずれ最下点で停止することと同じです。

が、それでは、話が続きません。

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未知の性質を利用していれば、可能性はあります。

ではどのような未知の性質を考えるかですが、

Yildiz モーターは、磁石(とそれを支える固体)だけで作られており、
電気回路はないと思われます。

そうなると、可能性があるのは、
ローターの回転角に連動して、
ローターまたはケースの磁石の磁力線を動的に変化させる
何かシールドのような機構があるのではないかということです。

磁気シールド、磁気回路について調べていくことになりそうです。

ただし、
「静磁場は原理的にシールドできない」とファインマン物理に書いてあったと思います。
いずれにしろ、このあたりを検討です。



LENR 常温核融合 次の検討課題

LENR 常温核融合 について、

あれこれ空想を巡らしているのですが、

個人的なメモとして、次の検討課題を記入しておきます。


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- 地底の高温高圧で水素や他の元素が常温核融合を起こさないか
- Widom-Larsen Theory を研究する
- 原子核中の中性子がベータ崩壊した時の即発ガンマ線が放出されない理由と
常温核融合で即発ガンマ線が放出されない理由との関係(追加3月14日)
---------------------------------



LENR - Widom-Larsen Theory が、巷ではもっとも進んだ理論とされているが
まだ直接立証された説ではないらしい。

特に、陽子と電子が結合して中性子ができるところに
まだまた論理の飛躍があり、反論も多いと思われる。

私も中性子化が起きていると思うが、
 Widom-Larsen Theory の説明に納得しているわけではない。

自分としては、標準物理のトンネル効果で説明してもらいたい。

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なぜ水素原子であり他の原子ではダメなのか。

理由は、水素原子は一番構造が簡単であるから、
陽子と電子にばらしたり(プラズマ化、イオン化)したり
電子捕獲したりしやすい(推測)。

他の原子は玉ねぎの皮ように何重にも電子を纏うので、
外部からの衝撃で、一番内側の電子を原子核に電子捕獲させることは難しい(推測)。

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地上に単体での水素は無い。
軽いので宇宙に行ってしまう。


水素原子がたくさん含まれる化合物は、
水、石油=天然ガス=炭化水素=生物
である。

では、もっともありふれた水で常温核融合を起こすには
電気分解して水素を作り、水素で反応させることになる。

電気分解の入力エネルギーは常温核融合の出力エネルギーの
一部を回したらいい。

なぜ、水のままプラズマ化して常温核融合を起こせないのか、、、。

水をそのままプラズマ化(イオン化)すると
酸素イオンができてしまい、周辺の物質を酸化する。

つまり電極や容器壁を酸化して、劣化させてしまう恐れがある。
劣化すると常温核融合を起ことにくい(推測)。

だから水素だけが集まる工夫が必要。



人工放射線1ミリシーベルト基準のまとめ

2011年3月の福島第一原発の爆発事故以来、
福島県民は放射能汚染からの避難生活を
余儀なくされています。

自分も福島県に親戚がいるだけに、
なんともし難い複雑な気持ちです。

現時点2013年3月では、国際基準も日本の基準(法律)も
一年間に人体が受ける人工放射線量を
1ミリシーベルト以内にせよ
ということになっています。

しかし、福島県のみなさんは、年5ミリシーベルトの場所で生活しています。

2013年2月25日の読売新聞の社説
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20130224-OYT1T01073.htm
(残念ながら、3月13日からこの社説は見られなくなりました、
どのような内容であったか知りたい方はご連絡ください)
は、「年1ミリシーベルトを見なおせ」と主張しているようです。
しかし、いくつがいいのか、それについては書かれておりません。

すでに年5ミリシーベルトで生活されている福島の皆さんに
感謝したり励ましたりする内容かと思いきや、
そうでないようにも読み取れます。

この読売新聞の社説について、
武田邦彦先生が意見を出されています。
武田邦彦先生は引用自由を明示されている方なので、全文を引用させていたたきます。

<<<< ここから引用
読売新聞・社説の評価




「genpatsuyomiuritdyno.83-(12:26).mp3」をダウンロード


長く尊敬されていた新聞の社説のレベルが落ちたことはよく言われることだが、ここは新聞の論説委員などの奮闘に期待したい。

ところで、2013年2月25日の読売新聞の社説は多くの人に強い疑問を抱かせた。読売新聞が「被曝は大したことはない。原発は再開すべきだ」と考えて紙面を作っていることは良くわかっている。

でも、情報に関する社会的公器であり、数々の優遇措置を得ている大新聞にはそれなりの社会的倫理が求められる。それは「意見は自由だが、事実には忠実」ということだ。特に日本の新聞は「事実」を国民に知らせる役割が強く、それだけに、読売、朝日、毎日などの大新聞は事実を伝えるという点でプライドを持ってもらいたい。

今回の社説での問題点は、「被曝の限度を上げるべきだ」という「考え方」そのものではなく、「その根拠とされている事実の整理と認識」にある。新聞は必ずしも中立でなくても良いので、読売新聞が「被曝はたいしたことはない。食品の安全は100分の1則でなくても良い。原発は再開すべきだ」という立場を取るのは問題がない。

ただ、取材体制、記者クラブの特権、大規模印刷設備などを有する情報企業としての「最低の倫理」があり、それは「意見は自由だが、事実から離れない」ということだ。それが「普通の国民や企業」とは違う「大新聞の倫理」である。

その見地から社説を見ると次の点が指定される。

まず第一に「食品基準が厳しすぎる」という記述だ。その理由として「ICRPの1年1ミリは「超えても直ちに危険としていない」ものである」という論述だ。これには2つの間違いがある。

(1) 日本は法治国家であり、日本の法律で1年1ミリが定められているのであり、ICRPで決まっているものではない。読売新聞が「日本には国民を被曝から守る法律がない」という見解ならそれを述べ、もし「法律がある」ならなぜICRPを持ち出すのかについて見解が必要である。

(2) 日本の基準、1年1ミリは「直ちに危険がある」ことをもって基準値を決めているのでは無く、少なくとも5年程度の被曝で、長期間にわたり障害がでないことを基準としている。だから「1年1ミリが、直ちに危険ではない」というのは日本の法令には何も関係の無い論理である。このような低レベルの論理を大新聞が使ってはいけない。

(3) 日本の食品安全はかなり前から「100分の1則」(危険と思われる値の100分の1を基準とする)が適応されていて、私の記憶では読売新聞もこの基準を支持していた。従って、被曝だけにこの原則を適応しないなら、その事を明示しなければならない。

(4) 日本の法令の基準は「外部内部合計して1年1ミリ」であり、現在の食品の被曝の暫定基準値は内部だけで1年1ミリであり、法令は守られていない。「多くの食品が出荷できなかった」とか「国際的に厳しい基準」というのと、「日本の法令を守れ」というのは違う。

また第二の問題点は、自然放射線、医療放射線と比較していることだ。これにも数々の事実誤認と論理矛盾がある

まず世界で1年10ミリシーベルト以上の自然放射線の場所があるというのは事実だが、そこに住む人が「日本人並みの健康を保つことができるか?」が問題である。

私の調査によれば、中国、インド、ブラジルのいずれもが平均寿命が低く、日本の昔のように「ガン」という病気すら知られていない場所であり、インドでは海上生活と陸上生活の区別がなく、ブラジルでは道路をコンクリートで覆って線量率が低くなっているが統計は混合しているなどの問題があり、「世界の高線量地帯が日本の生活のクオリティーを持っているか」の評価はない。

次に医療被曝は「足が腐ったから切断する」という場合も医師が傷害罪に問われないという理由と同じで、「被曝しても良い」ということではなく「病気を防ぐことと比較して被害が少ない」という判断を医師がした場合に限定される。

・・・・・・・・・

読売新聞が本当に被曝限度を上げても良いと考えているなら、まずは「なぜ、これまで1年1ミリだったのか?」、「世界は統一して1年1ミリだが、それを上げても貿易などに支障は無いか?」などより根本的なことを事実に基づいてしっかり議論しないと、反論する方もあまりに幼稚で反論が前進的結論にならない。

「結論ありき」で事実を歪め、論理が破綻しているのはまずい。読売新聞はその歴史と伝統を重んじ、日本をリードする新聞としてもう少しシッカリした論説をすることを期待する。これでは世間一般の議論以下であり、「・・・すべきである」などと大新聞が言うには品位を欠く。

(平成25年3月1日)



武田邦彦

>>>> ここまで引用

どちらもそれぞれの立場からの主張であり、
どちらも絶対的に正しいとも間違いとも言えないと思いますが、
自分としては、武田先生の意見が好きです。

私は、人工放射線を1年1ミリにした理由は、次と推測しています。

1,000ミリを一日から一月程度の短時間で浴びると
間違いなく数日以内に死亡することは過去の事故経験で判明している。
人間の最高年齢を100歳として、1,000ミリを100で割ると10ミリである。
さらに余裕をとって(いわゆる安全係数)10分の1として1ミリとしたのである。
そして、地球上の天然の放射線は平均で数ミリ以下(日本国は1ミリ前後)である。
人工放射線を1年1ミリにすれば、だれからも異論は無いであろうとと考えて
この基準が設定されたのである(推測)。

1年1ミリを毎時間に換算すには、24*365で割ることになります。
1/(24*365) = 0.000114 ミリ = 0.114 マイクロ
です。

比較的最近の
二本松市の放射線モニタリング 2012/12/1 11:30
http://fukushimaken.blog.fc2.com/blog-category-4.html#entry1837
などを見れば、
「道の駅ふくしま東和 0.515 μSv/h」
であり、
0.515 / 0.114 = 4.5 倍である。
つまり、年 4.5ミリの放射線量であり、
事故前が仮に1年1ミリだったとすると
事故後は3.5ミリも増えていることになります。

あの事故から二年近く経過してもさほど減っていません。

原発事故の始末が悪い点は、
その土地の水と作物を食することで
放射性物質を体内に蓄積する内部被ばくの
可能性があることです。

この点は医療被曝、航空機被曝とはまったく違います。
だから空間線量だけで判断してはいけないのです。
原発事故では空間線量を低めに設定しなければいけないはずです。

ちなみに「道の駅ふくしま東和」では、福島県民のみなさんは、
普通に日常生活を営んでおられます。

読売新聞が言うように
「ICRPは総量で100ミリ・シーベルトまでなら明確な健康影響は検出できない」
ということであれば、年 5ミリ程度の場所(道の駅ふくしま東和)に20年住めば、
総量で100ミリになるのです。

つまり明確な健康影響は検出できるようになる可能性があります。
これはすぐ全員が病気になるという意味ではなく、
病気になる確率の差が検出できるようになるという意味です。
千人いれば、だれかは、病気になるということです。

つまり今現在、福島県の皆さんには
年 5ミリ程度の空間放射線量の場所に
我慢して住んで頂いています。
しかも、今は、特段の健康保障も無しにです。

あの事故の日から、数十万人の県民が、
1ミリではない、この5ミリ程度の地区に住んでおられる事実があります。

日本の基準(法律)では人工放射線は 1ミリシーベルト以内であり、
法の下の平等という言葉もありますので、
福島県民の皆さんには、我慢していただいているという、実態があります。

私は、この5ミリが、日本での生活できる限界と思います。

ところで、
除染は、高校の物理と化学をまともに勉強した人なら、
現在の技術では放射性の無力化は原理的にできないし、
ただ汚染物質を削りとり別の場所に集めるだけの徒労であることは明白です。

それでもやってみせないと、現実を理解できない人が多いから
除染をやってみせたのだと思います。

そろそろ無駄な除染作業が何で、効果がある除染作業は何か
評価できる時期なので、作業を見直せばいいと思います。

最後に、
私には、これ以上汚染された地域(5ミリより多い)に帰れと言うことは、できません。
似たように感じる方もおられると思います。
ですから、年10ミリにすると言えば、異論が続出するのは当然です。
まして、年20ミリなんて言える人がいるのでしょうか。



<<<<  ここから引用  >>>> ここまで引用


読売新聞の社説には、
「年1ミリ・シーベルトは法的に放射性物質を扱う施設の管理基準に過ぎないのに、この線引きを食品基準にも適用した。」という主張があります。
読売新聞は、全国民が口にする食品の基準と一部の専門家だけが立ち入る放射性物質を扱う施設の基準のどちらが厳しい管理にするべきと見ているのでしょうか。

読売新聞
の社説は、「ICRPが考える1ミリ・シーベルトは、安全性に余裕を見込んだ数値で、合理的に達成できるなら、との条件も付く。」と言いますが、一つ申し上げたいのは、安全性に余裕を見込んでいなかったから、福島第一原発は地震で送電線が倒壊したり津波でディーゼル発電機が水没したりして全電源喪失となり、爆発したのではなかったのかということです。技術や健康の世界で安全性に余裕を見込むのは当然のことです。

読売新聞
の社説は、「ICRPは、被災地の復旧過程では、年20ミリ・シーベルトまで許容し、可能な範囲で年1ミリ・シーベルト以下にするとの考え方を示している。」と言いますが、「ICRPは、復旧過程である以上、年20ミリの汚染地域にそのままずっと住め」とは言っていないと私は思います。

ペンは放射能で汚染されることは無いので風評被害はありません年20ミリ・シーベルトにしたいジャーナリストは、ぜひご家族帯同で福島県の年20ミリ・シーベルトの地帯へ社屋を移転し、そこの水を飲み、そこの米を食べて50年間生活をされることをご検討願います。


Mar 7, 2013

8つのお金のかからない花粉症対策


春を迎えるこの季節は、花粉症の時期です。

そこで「お金のかからない花粉症の対策」を8つ紹介します。

花粉症は原因がはっきりしています。
身体、特に鼻と目に花粉が吸い込まれることで起きます。
症状は、鼻水、くしゃみ、頭痛、微熱です。

対策は、花粉が吸い込まないこと、身の回りの花粉を減らすことですから
これから紹介する8つの方法を試してください。

1. マスクをする

 外出時や会社、学校は花粉が多いですから
 マスクをしてください。

 外では、息をゆっくり静かにしましょう。
 だから歩く速度もゆっくりと。

 外では、目はあまり大きく開きません、
 細めにします、少し目線を下にしておきます。
 ただし姿勢はすっと伸ばしてくださいね。

 そのため時間に余裕を持って出かけましょう。
 何事も計画を立てて実行できるようになります。

2. 家に入るときは衣服を叩く

 自分の家に入るときに花粉を持ち込まないようにします。
 軽くでいいですから衣服を叩いてから入ります。
 叩く場所はドアの手前10mぐらいがいいですよ。

3. 帰宅したらすぐ上着を交換する

 コートを着ていれば脱ぎます、
 花粉がついたコートは外で叩くといいでしょう。
 コートは離れたところ・隅っこにそっと置いておきます。

4. 帰宅したら顔と手を洗う

 残念ながら、あなたの顔と手に花粉がべったりついています。

 水洗いで構いません、顔と手を洗いましょう。
 顔は目のまぶた鼻と口の周りをよく水ですすぎましょう。

 ツワモノは目玉と鼻腔を水で洗うかもしれません。

 綺麗なマイタオルを一つ会社学校にも用意しましょう。
 使ったタオルは、ハンガーに掛けてよく乾燥させてくださいね。

 仕事中でも鼻や目がムズムズしたら花粉が来た証拠です。
 顔と手を洗うことをお勧めします。

 洗えないという方には、おしぼりを用意しておき、
 顔と手を拭くというアイデアはどうでしょうか。

5. 濡れ雑巾で机テーブル椅子を拭く

 せめて身の回りの机テーブル椅子を綺麗にして
 花粉やホコリを取り除きます。

 花粉掃除で一番良いのは固く絞った濡れ雑巾です。
 会社・学校にもマイ雑巾を一つ用意しましょう。

 朝昼二回デスクまわりを掃除するだけで
 スッキリしますよ。

 家の掃除を週に一回はしてくださいね。

 マイカーの室内も雑巾で綺麗にしましょう。

6. 洗濯物は外に干さない

  洗濯物を外に干すと花粉まみれになります。
  この時期洗濯物は室内干しにします。
  タオルも室内で干します。

  もちろん布団干しも室内で干します。

  ある程度干せてから乾燥機を使うと
  電気代の節約になります。

7. 窓をなるべく開けない

 窓を開けるとその分花粉が舞い込みます。
 特に風の強い日は開けてはいけません。

 空気の入れ替えはできるだけ短時間で行います。

 マイカーでは、窓を閉めるだけでなく、外気導入を止めて、内気循環にします。

8. 野菜をたくさん食べる

 春物の安い野菜、ネギや菜の花などをたくさん食べてください。
 野菜は煮込みで食べたほうが美味しく量をたくさん食べられますよ。
 野菜の豊富な栄養で鼻の粘膜が丈夫になります。

 レシピが増えればあなたはお料理上手、家族に喜ばれますよ。

 また 納豆や山芋なとネバネバ系の物を食べてください。
 (アレルギーがある人、痒くなる人は控えてください)

 できれば、アレルギーになりやすい食品(卵・肉・牛乳)や
 刺激の強い食品(辛いものとか)を控えめにしてみてください。

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おまけ

花粉の量を測定してみよう。

自動車を洗車して拭き上げた後に、
30分から一時間毎にボンネットフロントガラスの
花粉やホコリの様子を観察してみましょう。

もし暇があれば毎週この時期から観測をして夏まで続けてみましょう。
夏休みの理科の宿題で表彰されること間違いありません。

あなたは火事になってから火を消しますか、それとも火事にならないようにしますか。
また、病気になってから薬を飲みますか、それとも病気にならないようにしますか。

ここに上げた花粉症の対策は、ほとんどが予防策です。
人間というものは知識で知っていてもなかなか行動に移せないことがあります。
良いことを着実に実行できるかどうかが成功するかどうかの分かれ目です。

Mar 6, 2013

凝縮系核科学国際学会の学会誌 2013年01月13日版


"The International Society for Condensed Matter Nuclear Science"
とは、凝縮系核科学国際学会と訳すのでしょうか。
http://www.iscmns.org/index.htm
この学会の学会誌がオンラインで公開されていましたので紹介します。

公開は、2013年01月13日です。
URLは、
http://www.iscmns.org/CMNS/JCMNS-Vol10.pdf

編集委員会には、日本の高橋 亮人 名誉教授(大阪大学)の名前があります。

この資料の利用の仕方には
"JCMNS is an open-access scientific journal and no special permissions or fees are required to download for personal
non-commercial use or for teaching purposes in an educational institution."

とありますので、個人的な非営利利用や教育機関での指導目的であれば無料ということだそうです。

ということで、この記事では、概要の紹介をさせていただきます。

論文記事は、2011年2月のICCF 16 conference で発表されたものから、
ピアレビュー済のものを選んだそうです。

ICCF 16は、今から二年前ですが、E-Cat騒ぎの初期の内容に関する論文もあります。

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まずは目次の替りにタイトルのみ

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1. Characteristics and Energetics of Craters in LENR Experimental Materials

 LENR実験材料のクレーターの特性とエネルギー論

 David J. Nagel
 The George Washington University, Washington DC, USA

2. From the Naught Orbit to the 4He Excited State

零軌道から4He(ヘリウム原子核)励起状態へ

A. Meulenberg

3 Protocol for a Silicate-based LENR Using Electrodes of Various Metals

種々の金属の電極を用いたケイ酸塩系のLENRに関するプロトコル

Brian P. Roarty and Carol J. Walker

4. An Introduction to the Pico-chemistry Working Hypothesis

ピコ化学作業仮説の概要

Jacques Dufour

5. Effect of Forced Oxidation on Hydrogen Isotope Absorption/Adsorption Characteristics
of Pd Ni Zr Oxide Compounds

Pd(パラジウム)  Ni(ニッケル) Zr(ジルコニウム)の酸化物化合物の
水素同位体の吸収/吸着特性に及ぼす強制酸化の影響

Yuki Miyoshi, Hideyuki Sakoh, Akira Taniike, Akira Kitamura, Akito Takahashi, Reiko Seto
and Yushi Fujita

高橋 亮人先生チームの論文です。

6. Recent Advances in Deuterium Permeation Transmutation Experiments
重水素透過核変換実験における最近の進歩

Y. Iwamura, T. Itoh, N. Yamazaki, H. Yonemura, K. Fukutani and D. Sekiba

三菱重工の岩村博士の論文です。

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以下、私がまとめたほんとうに簡単な概要です。
正直概要をさっと見ただけです。
正確さのために、できるだけ本文を確認してください。
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1. Characteristics and Energetics of Craters in LENR Experimental Materials

 LENR実験材料のクレーターの特性とエネルギー論

 David J. Nagel
 The George Washington University, Washington DC, USA

概要

 LENR実験を行った後の電極等の表面を観察して
 表面には非常に小さなマイクロメーター単位の
 クレーターができていたことが発見されています、
 どのようなエネルギーがあればこのように表面に変化するかを
 推測した論文です。
 結論は、「ナノサイズの MeV レベルのエネルギーが発生している」ということです。
 MeV レベルは、核反応のエネルギーで化学反応ではありません。

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2. From the Naught Orbit to the 4He Excited State

零軌道から4He(ヘリウム原子核)励起状態へ

A. Meulenberg

National Advanced IPv6 Centre, Universiti Sains Malaysia, 11800 Penang, Malaysia

概要

水素原子の電子軌道にNaught Orbit(零軌道)を提案する論文と思います。
水素原子の電子軌道は、標準の理論では、
シュレーディンガー方程式の解としても知られているものだと思います。
最も内側で普通の状態である 1s軌道 の内側に、
Naught Orbit(零軌道)を提案するため、
標準の理論の拡張となるはずです、
物理学的には何らかの専用の実験で理論を立証する必要があります。

"electron pair (lochon)"、 "muonic hydrogen" 、
"lochon- and muon-catalyzed fusion"
"Lattice-assisted Nuclear Reaction (LANR)"
"Klein‐Gordon equation"
"Electron Capture"
など、
私にはさっぱり判らない
量子力学の専門用語が散りばめられています。

そもそも"electron pair"は、電磁気力で反発しないのでしょうか。

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3 Protocol for a Silicate-based LENR Using Electrodes of Various Metals

種々の金属の電極を用いたケイ酸塩系のLENRに関するプロトコル

Brian P. Roarty and Carol J. Walker
522 Outlook Drive, Los Altos, CA 94024, USA
308 Martindale Avenue, Ojai, CA 93023, USA

電気分解法のセルでの実験にて、
電極金属や電解液の変化だけでなく
電流や電磁波を掛けて
反応の変化を調べたという論文です。
実験後の電極を SEM顕微鏡で撮影もしています。
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4. An Introduction to the Pico-chemistry Working Hypothesis

ピコ化学作業仮説の概要

Jacques Dufour
CNAM Laboratoire des sciences nucleaires, 2 rue Conte, 75003 Paris, France

A. Rossi 氏のE-Cat(2010年5月当時)についての仮説を提示した論文です。
核反応ならガンマ線が出てこない理由が不思議であるとしています。
どういう核反応でガンマ線が出るのかはきり書いてないように思います。
"水素様ダイポール"とか"Hypole" というものを提案しています。


A. Rossi 氏のE-Catに関する初期の論文のURLは次です。

Nuclear signatures to be expected from Rossi energy amplifier
http://www.journal-of-nuclear-physics.com/?p=211

A new energy source from nuclear fusion
http://www.lenr-canr.org/acrobat/FocardiSanewenergy.pdf

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5. Effect of Forced Oxidation on Hydrogen Isotope Absorption/Adsorption Characteristics
of Pd Ni Zr Oxide Compounds

Pd(パラジウム)  Ni(ニッケル) Zr(ジルコニウム)の酸化物化合物の
水素同位体の吸収/吸着特性に及ぼす強制酸化の影響

Yuki Miyoshi, Hideyuki Sakoh, Akira Taniike, Akira Kitamura, Akito Takahashi, Reiko Seto
and Yushi Fujita

高橋 亮人先生チームの論文です。

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6. Recent Advances in Deuterium Permeation Transmutation Experiments
重水素透過核変換実験における最近の進歩

Y. Iwamura, T. Itoh, N. Yamazaki, H. Yonemura, K. Fukutani and D. Sekiba

三菱重工の岩村博士の論文です。

Mar 4, 2013

浅学俊郎さん情報「新たな常温核融合の特許が登録」の概要訳

浅学俊郎さん情報「新たな常温核融合の特許が登録」の概要訳

URL

Patent application title:

Apparatus and Method for Low Energy Nuclear Reactions
低エネルギー核反応のための装置および方法

Inventors:  Dan Steinberg (Blacksburg, VA, US) 
IPC8 Class: AH05H600FI 
USPC Class: 376151 
Class name: Induced nuclear reactions: processes, systems, and elements nuclear fusion fusion targets or pellets 

誘導された核反応:プロセス、システム、および要素 核融合 融合ターゲットやペレット

Publication date: 2013-02-21 
Patent application number: 20130044847


Abstract:


Provided are a method and apparatus for low energy nuclear reactions in hydrogen-loaded metals. 
 A nickel cathode is disposed inside a pressure vessel loaded with heavy water. 
 The vessel is heated to a temperature at which nickel oxide is reduced in the presence of hydrogen. 
 The cathode is electrified, thereby producing hydrogen at the cathode, 
 which removes any oxide layer on the nickel. 
 The nickel can therefore more easily be loaded with hydrogen. 
 The nickel cathode preferably has embedded particles of neutron-absorbing and/or hydrogen absorbing materials, 
 such as boron-10, lithium-containing compounds, palladium, niobium, vanadium, 
 or other hydrogen storage intermetallic compounds, alloys, or amorphous alloys.

低エネルギー核反応のための装置および方法
- 水素添加金属における低エネルギー核反応のための方法および装置を提供する。
ニッケルカソードは重水をロードされた圧力容器の内部に配置されている。
容器は、水素の存在下で酸化ニッケルが還元される温度に加熱される。
カソードは帯電している、それ故、カソードで水素を生成し、
これは、ニッケル上の任意の酸化層を除去する。
ニッケルは、したがって、より容易に水素をロードすることができます。
ニッケルカソードは、好ましくは、中性子吸収及び/又は水素吸収材料の粒子が埋め込まれている、
例えばボロン-10など、リチウム含有化合物、パラジウム、ニオブ、バナジウム、
または他の水素貯蔵金属間化合物、合金、アモルファス合金。

注意

cathode : カソード : 電子を放出する側
(1) 電気分解装置の陰極、外部電源から電子が供給され、電極と電解液の界面で還元反応(*)がある
(2) 真空管の陰極、真空管内で電子を放出する
(3) 蓄電池の陽極、負極から導線経由で電子が供給され、電極と電解液の界面で還元反応(*)がある
(*) 還元反応 : 電子と陽イオン(水素イオンや金属イオン)の反応、水素発生や金属イオンの析出