Jul 31, 2014

正論を貫くための方策

正論を貫くための方策を考えてみた。

参考書は、ハーバード流交渉術

[大前提]

その正論・原則・理念・理想・本質が、公正であり正義であり利益があること。

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自己主張を次のような手順で行う

[導入準備]

謙虚さの表明:間違えていたら教えて欲しい(対決の回避)

感謝の表明:今までの支援と協力に感謝している(対決の回避)

目的の表明:公平さ、規則を守ること(相手との共同目的の設定)

[事実確認]

質問の表明:質問により問題となる事実確認を前進させる(質問形式によるソフト化)

相手の発言の再確認:相手の発言を繰り返し、自分が相手を理解していることを判ってもらう

[理由を先に]

理由を先に述べ結論を後に:結論を先に行ってしまうと相手は、異議や反対提案を考え出す、その隙を見せない

[結論]

一例として提案する:自己主張となる提案(結論)に、こだわらない柔軟さも示せる

合意できないときの予測:どのような事態と損失が予想されるかを示す

賢明さに任せる:相手の賢明さを信用することを表明する

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[論点の維持と補強]

人の信用と問題の分離:切れそうな相手をつなぎとめるため、相手を信用していることを繰り返す

議論を逸らさない:目的は、公平さ、規則を確認すること

相手の言い分を反論せず一旦聞く:相手に理解されているという安心感を与える

[禁止事項]

相手を非難しない(相手が交渉しなくなる)
相手の間違いを指摘しない(相手は知らなかっただけかも知れない)
自分が正しいと断言しない(相手が聞く耳を持たなくなる)
時間をかけ過ぎない(量が多いと相手に通じない、弱点につけ込まれる)

Jul 29, 2014

ハーバード流交渉術

「新板 ハーバード流交渉術, ロジャー・フィッシャー/ウィリアム・ゆーりー/ブルース・パットン, 金山宣夫/浅井和子 訳, TBSブリタニカ, 1998」

は、
"Roger Fisher and William Ury, Getting to Yes (Negotiation Agreement without Giving In), Houghton Miffin, 1981"
の翻訳本である。
原題を直訳すると、「ハイと言わせる(交渉の合意、屈伏はしないで)」となる。
だか、邦訳タイトルが「ハーバード流交渉術」である。その理由は、原著者が、ハーバード大学交渉学研究所(Harvard Negotiation Project)の研究成果を説明していることから、ハーバード流としたと思われる。海外ブランドに弱い日本人の性質を利用して、読者の注目を狙っているのだろう。

この交渉術は、原則立脚型交渉術(The method of principled negotiation)と説明され、効果的に合意に至る賢明で公正で根拠のある方法であるという。

その要点は、人間関係(印象、感情、意思疎通、信頼、立場(意志、嗜好)、意地の張り合い)と実質問題(価格、引き渡し条件、仕様、利害(ニーズ、感心事、願望、不安))を切り離し、解決策を提案し選択することで、交渉の合意を共同で探求することであるという。

交渉とは、相手があるものであるから、相手と合意できるかどうかは、相手と自分次第である。元々、交渉の万能薬などがあるはずがないのだ。しかし、交渉の過程を改善し、交渉時間を無駄にせず、気分も上々に、この交渉を終わらせることはできる。その一つの方法が「ハーバード流交渉術」と言える。しかも実りある合意に近づく可能性も高まりそうだ。

この本は、交渉という人間関係に関する説明である。であるから、原書は人間関係の英語学習の教材に成り得ると思われる、興味のある人は、ネットで検索してから原書も読まれることをお勧めする。

Jul 25, 2014

汗をゴシゴシ拭いてはいけない

汗をタオルでゴシゴシ拭いてはいけない

理由:

ゴシゴシ拭くと、肌を傷つけて、ヒリヒリするし、真っ赤な炎症になり、汗疹(アセモ)になる。汗疹がその他の皮膚病(アトピー性皮膚炎、乾癬)を誘発する可能性もある。

体験談:

運動中に、ゴシゴシ拭きを一時間に三回続けると、ヒリヒリするし、真っ赤になった。

良い拭き方 :

タオルやハンカチを上からそっと押さえるようにして汗が吸い込まれるのを待つ。タオルやハンカチが汗でベトベトで汗をもう吸い込まないなら、手で絞り切ること。水道水でタオルをすすいで絞ると、水道水に含まれる塩素で適度の消毒ができる。水で、すすいでから絞ったタオルは冷たくて、乾いたタオルより気持ちいい。

濡れたタオルの始末:

濡れたタオルは、水道水でタオルをすすいでから(水道水に含まれる塩素で適度の消毒を期待できる)、風通しのいいところ、日光にあたるところに干すこと。タオルを汗で濡れたまま半日も放置すると、雑菌が繁殖して臭くなる。

汗を気にしすぎるな

汗ぐらい拭かなくても、一日以内なら健康に害はない。汗で雑菌が繁殖するって怯える人がいるが、暑さの汗による程度の雑菌の繁殖では、赤ちゃんから大人まで病気にはまずならない。一日以内なら、少々臭いだけであるから放置してもよい。エチケットとして、臭いことが気になって手当をするときに、ゴシゴシ拭きは禁止。そっと押さえるようにして汗が吸い込まれるのを待つ、あるいは水シャワー(手のひら以外の肌で石鹸を使うのは一日一回だけにする)をかけて洗ってから、タオルでそっと押さえるように拭くでよい。

赤ちゃんの着替え:

赤ちゃんの肌は大人の肌よりずっと弱い、だからゴシゴシ擦るとすぐ、真っ赤に腫れあがる、汗疹(アセモ)、アトピー性皮膚炎を招きやすい。おむつの着替え、汗のフキフキ、すべて親の愛情を込めた手当(ゴシゴシ拭きは禁止、水シャワー、ぬるま湯シャワー)をしてあげないといけない。




Jul 24, 2014

Yildiz モーターの状況(2014/07)

磁石だけを使い、入力不要のモーター Yildizモーターの最近の様子について

上記リンク先から得た情報だが、
2014年7月2日にスペインのテレビのニュースで取り上げられたという。
Yildiz氏が招待され、地元の権威者と共同で製造販売について話し合ったという。
動画が上記リンク先にあるが、スペイン語あるいはトルコ語のため私には意味不明であった。

新しいデモが行われたとか、第三者が動作していることを確認したとか、そのような肯定的な情報は、この一年間ないのだ。



電気回路を学ぶ

電気回路入門講座(見城尚志 著 電波新聞社 発行) を 図書館で借りて読んでみた。
もちろん、細かい電気の例題はすべて飛ばして読んだ。

目的は、100万ボルト程度の高電圧を発生させる回路の勉強だったが、それは叶わなかった、しかし、類書には説明のない事項が豊富に集められており、とても勉強になった、これこそ電気回路とは何かを知る根本的な良書。

このテキストは、他のテキストより新しく、内容も斬新な雰囲気で、著者の意欲が感じられる。

私のように、数学を学んできた者には、類書よりずっと理解しやすく、納得感がある。

ただし、借りた初版本には、いくつか誤植(あるいは単純なワープロ的なミス)があるので、他の類書と比較して読むことをお薦めする。

また工学者である見城先生が、また学習者にとって難しいはずの数学をどのように理解し取り扱っているか(数学者に比べてにかなり大雑把なのだ)を伺い知ることができて楽しい。

現実(電気工学)と、純粋理論(数学)と、その中間(物理学)の違いを知ることが大切であると思う。ところが、本書のコラムに掲載される、電気の歴史上の偉大な発明家は、同時に学者であり、つまり理論家でもあったということが分かる。一流以上を目指すためには、数学と物理学も当然知らなければならないということだ。