戦争をしない理由は、大多数の人々にとって戦争で失うものが多すぎるからである。
他国のテリトリーへ攻め込む戦争(侵略戦争)で長期的に勝利することは、きわめて難しい。
人類の歴史上、侵略戦争での最終勝利は殆ど無い。明治維新後の日本の戦争史を見れば明らかだが、日本が得た植民地はすべて放棄させられている。日本に勝利したアメリカでさえも対外戦争では、敗北を重ねている。
戦争でリアルに殺し合いをさせられる下級の兵隊や、とばっちりで殺される民間人だけが、苦しむのだ。戦争で儲かるのは、死の商人(兵器、武器関係)と戦争を支援する銀行家と攻撃命令を下す権力者だけである。私達は、死のゲームに付き合う必要はない。
鉱物資源、エネルギー資源と食料の輸入、さらに、機械・部品の輸出で生活している国である。
戦争をしてしまえば、貿易が止まり生存が危うくなる。
日本が、戦争をせざるを得ないときは、他国からの侵略され、生存を脅かされた場合、対抗するための防衛戦争だけだ。
そして、その防衛戦争さえも、平和的に回避することが賢明である。
平和の維持策(=戦争の予防策)が大切である。
- 約束を守り信頼される国として自らが振る舞う。
- 外国からの侵略されないよう、国境の守備を固めて隙を見せない。
- 強力で信用できる国と同盟関係を結ぶこと。
- 貿易相手の諸国と友好条約を維持すること。
- 敵愾心をむき出しで来る国に対しても不用意に緊張を高めない。
強力で信用できる国とは、世界的に強国で、約束=条約を守り日本を攻撃しない国である。この条件をほぼ満たす国は、アメリカ合衆国だけである。中国、ロシア、韓国、北朝鮮などの隣国は、強力で信用できる国ではない。だから日米安全保障条約が重要だ。
アメリカに対する日本の立場は、属国的地位であることも事実である。精神的には、プライドを傷つけられる点でもある。こうなった原因は、日本がアメリカに戦争で直接的に負けたからだ。また現実として、国力において日本はアメリカの半分以下である。だから、同盟関係をを受け入れることは、平和の維持策として合理的と判断しなければならない。絶対に譲れないことは、プライドより国家の安泰である。
ところで、国境を越えた安全な貿易路の確保については、悩ましい問題が多い。外国からは国防軍として見られている自衛隊を、出来る限り国外での戦闘に巻き込まないように、外交していかないとならない。
アメリカに対する日本の立場は、属国的地位であることも事実である。精神的には、プライドを傷つけられる点でもある。こうなった原因は、日本がアメリカに戦争で直接的に負けたからだ。また現実として、国力において日本はアメリカの半分以下である。だから、同盟関係をを受け入れることは、平和の維持策として合理的と判断しなければならない。絶対に譲れないことは、プライドより国家の安泰である。
ところで、国境を越えた安全な貿易路の確保については、悩ましい問題が多い。外国からは国防軍として見られている自衛隊を、出来る限り国外での戦闘に巻き込まないように、外交していかないとならない。
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