Mar 12, 2012

LENRの条件

LNER つまり Cold Fusion であるが
「LNER現象があるかないか」
という入り口論はさっさと卒業したい。

(世界の最先端は卒業しているが、
日本はまだ卒業できていないという
残念な状況である)

現象は、確実にある。
たくさんの先駆者の実験から明らかである。
とくに、荒田教授のブレイクスルーはすばらしい。
またNi(ニッケル)を使ったeCatの発想もすごい。

現代の科学の理論では説明できない現象があり
再現性もしっかりある。

発生するエネルギーや生成物は
化学反応の範囲をはるかに超えているが
熱核融合の範囲を下回る。

では、次のステージとして
いろいろな条件を書いてみた。

2. 再現性の確保の条件

いろいろな実験をまとめてみたサイトが多数ある。
多数の先駆者の実験と評価から判ることは、

空気、酸素、その他による試料の酸化や混合による
実験設備の汚染が再現性を劣化させている。

できるだけ純粋な物質を少数組み合わせること
(真空にしておく)

高温(金属が溶けない程度の高温)にチャージして反応を待つこと

失敗した実験、意図的に失敗させようとする実験は
汚染環境で作られる。

3. 低コスト

世界の最先端は、
まだ秘密に包まれよく判らないながらも
LNERの量産化と低コスト普及に突き進んでいる。

つまり始めから、科学者の小さい趣味的研究や小さい名誉欲からではなく
人類の役に立てるものを作り出す、ついでにどっさりと金儲けする
というでっかい目標のところで開発は動いている。

目標の大きさが違うので、力と速さが違うのは当然だ。

だから、世界の最先端は、Pd(パラジウム)を使わないのである。

つまり、周期表第10族元素の Ni(ニッケル)、Pd(パラジウム)、Pt(白金)の中で
安い Ni(ニッケル)を使うのである。

逆に発想すれば、
他の触媒金属(遷移元素)の Mn(マンガン)などにも可能性はある。

水素についても同様である。
重水素だけでなく普通の水素でもよさそうである。

もしかすると純粋重水素メタンガスを
高温高圧にするだけでLNER現象するかもしれない。

純金属粉末や純粋炭化水素ガスと水素原子の高温高圧での挙動は
未開拓の科学領域である。

4. 安定性・安全性の確保

商用機器とするため
安定性、安全性は必須である。
単に化学者だけのチームではいけない
総合的チームで対処しなければいけない

法律、環境、コスト、品質
安全、安定、運用
制御、デザイン、使いやすさ
電子制御、ソフト、サーバー、通信
核物理、化学、熱力学、材料
.... たくさんある

5. 出発しやすい日本の大企業

パナソニック(ニッケル水素電池の技術がある、先駆者の多くが大阪におり大阪本社は有利)
トヨタ(なんといっても資金があるし、未来の車を考えている、先駆者もいる)

ぐらいかな。

あとはベンチャーだが、
日本では富豪がいないのでベンチャーが無理であることは常識。

三菱なんかは昔から実験しているが、
推進できていない残念な企業状況である。
つまり、東京の会社と理化学研究所は、ずっと下になる。