この資料の作者が誰なのかはっきりしません。
投稿記事を読むと、作者の可能性があるのは、 Gordon Docherty 氏、あるいは、Brillioun Energy社のRobert Godes氏です。
私がかねがね考えているLENRの原理とはちょっと違うのですが、興味深いことが指摘されています。
まず、環境として、
- ニッケルナノパウダーに水素ガスを加圧すること。
- 加圧は、1気圧から10気圧。
- 1.094MHzの高周波電磁波を掛けること
- 全体を摂氏200度に加熱すること。
これは、かなり重要な情報で、日本で実験をしてみたい人には良いヒントになります。
ただし、ニッケルの結晶構造で陽子中性子の融合反応でヘリウムが最終的にできるとしていることが、とくにヘリウムの生成が私の疑問点です。これまでの多くのLENR実験報告から、ヘリウムが観測されることは稀だからです。化学反応では考えられない過剰熱は観測されますが、ヘリウムやヘリウム核融合の即発ガンマ線はほとんど見つからないからです。
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