今から40年以上前、学校などで習った石油の「有機起源説」
習って覚えただけであり、当時の説明の根拠は
「生物化石が見つかるから」だけだったと記憶している。
ところが、当時から無機起源説があって、
どちらが正しいかせ結論は出ていなかったとのこと。
当時のアメリカ(有機起源説)と
ソ連(無機起源説)の対立の反映でもあったらしい。
インターネットでちょっと調べれば直ぐ判るが
現代では、石油の無機起源説のほうが有力である。
自分の頭で考えることのできないサイトや
自分の都合で有機起源説のほうが既得権を維持できるサイトでは、
「石油の有機起源説」をいまだにとり続けていると感じられる。
今、世界最大量の産油国は、ソ連をひきついだロシアであり、
ロシアの油田は、無機起源説を立証する超大深度からくみ上げられている。
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ちょっと無機起源説の弱点かもしれない
シベリア洪水玄武岩について調べた。
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地球史のP-T境界といわれる地球史上最大級の大量絶滅時代の
ひとつの原因といわれる、シベリア洪水玄武岩(シベリア=今のロシアの一部)の
大噴火の溶岩の下に当時の生物(動植物)が飲み込まれて、
石油になった可能性はないか、(結論は、「無い」)。
シベリア洪水玄武岩の面積と体積は、調査すると、、
「アメリカ全土(約963万平方km)の面積に近い700万平方kmを覆い、
噴出総量は400万立方kmと推定。火山活動の中心地のひとつ
シベリア北西部ノリリスク地区は溶岩の厚さが3700mある。」
なので平均すると厚さは、0.6km未満しかない。
それに比べて、無機起源説の石油井戸は深い(5千メートル以上)のである。
つまり、ロシアの石油は、無機起源である。
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石油の無機起源説をとれば、
地球上どこでも石油は見つかるといわれている。
そして、日本のような大陸と海の境界にあれば
見つかりやすいとも言われる。
尖閣諸島に中国が目をつける理由は、これもあるだろう。
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教訓:学校で教わったことを鵜呑みにするな、自分で検証する必要あり。
教訓:多様な説があるが、理論だけでなく既得権益が絡むことがほとんど。
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地球史の年表を作りたくなった。
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