Jan 3, 2016

封建時代の儒教で現代も使える部分はどこか

今から2500年前の古代中国の偉人、孔子(紀元前552年-479年)がとりまとめたとされる儒教は、当時の遅れた時代の中では先進的思想と思われますが、そのまま現代に通用させることは難しい教えが多数あります。

小話 : 孔子の「子」は先生という意味だそうです、ですから、孔子先生と書く必要はないと気が付きます。

儒教の教えは仏教伝来より古い時代に日本に伝えられたとも言われています。

現在の日本で知られている儒教の教えは、日本人の好みに合った形に変形されており、本家の中国や周辺国の韓国での儒教とは異質であるとの説もあります。

現代の中国、中華人民共和国は共産党独裁の国ですが、鄧小平以後支配原理として儒教が取り込まれています。共産主義と儒教は、どっちも全体主義の一派として分類されるということを意味します。

儒教は、人間の序列、上下関係を絶対視して固定化する思想とされます。教義では、上司や親に無条件で従うように解釈されおります。間抜けな上司・王に忠告する孔子の話はいくらでも出てくるので、孔子ほどの偉人がそのような不甲斐ない上司や親に従うような間抜けなことを言うはずかないと思いますが、、、。

推測ですが、封建制度、身分制度、官僚制度を正当化する支配者達が、孔子の説の都合のよいところだけを取り出して来たことが、儒教の真相ではないかと思います。どんな思想でも、全体を俯瞰すると矛盾点が浮かび上がるものです。

孔子の考えは単純な理想主義とされ、超人的な徳を持った絶対的な君主が、人民のすべてを正しく決めるので、下々はそれに従えばよいという発想です。現実にそんなことをやろうとしても、手間と時間ががかかってなにも決められなくなるだけですから、誰も孔子の理想実現をできるはずもありません。

単純な理想主義の下では、悪人が隠れて悪事をすることを制止することがまったくできません。仁徳をどれだけ説いても面従腹背の悪人には一切効き目がないのです。

そのため、組織や身内の悪事の隠ぺいを行うことが正当化され嘘を平気でついてしまうことになります。法律を無視してその場その場の役人の好き嫌いで秘密裡に物事が決められていきますから、賄賂社会となります。

また中国史が示すところでは、儒教が支配する王朝政権では、侵略戦争を仕掛けていたとのこと、儒教では、支配者が暴力好きになってしまう傾向があるということです。

復讐、仇討ちの怨念が未来永劫消えずに子孫に受け継がれるという不寛容の教えも儒教の特徴です。

儒教が染みついた中国、韓国、北朝鮮と付き合うときは、日本人と考え方が違うことを思い出してください。

孟子の考えも儒教の一派です、よくよく吟味して取り入れないといけません。

私たちは、議論の中で年功序列的な発言、身分や職業で区別する意見が出てきたら一度立ち止まって考えなおす必要があるということです。

封建時代の儒教で現代も使える部分はどこかについては、「孟子を復習する」を見てください。

参考

儒教の問題点
儒教の国は何故嘘を言う
儒教の問題点
儒教と保身
儒教の問題点とは何か
儒教社会主義をめざす中国
現代中国をつくった男 「鄧小平」とは何者だったのか?
孟子を復習する