Jul 12, 2015

米国太陽光発電所の出荷価格は4.8円になりどの発電方法より安い

記事
Buffett strikes cheapest electricity price in US with Nevada solar farm
がありました。
タイトルを直訳すれば、
「ウォーレン・バフェット率いる会社は、ネバダのソーラー・ファームで米国で最安値の電力価格を実現した」です。

記事をざっと読むと、その電力購入契約価格(Power Purchase Agreement, PPA)は、1 Kwhあたり、3.87 cents(1$125円換算で、4.83円)です。また、似たような低価格の太陽光発電所が米国のあちこちで稼働していることも紹介されています。

米国には、ネバダ砂漠があり、土地代が安いのだと思いますが、それだけではなく、設備代が劇的に安くなっています。1 Kwhのコストが4.83円は、とてつもなく安いです。

関西電力の資料では、「太陽光発電が1kWhあたり30円以上と高い傾向にあります。
天然ガスを使った火力発電は10.7円程度、石炭を使った火力発電は9.5円程度です。
原子力の発電コストは、8.9円程度と他の発電方法と比較しても遜色ない水準です。by 関西電力」とありましたが、これはもう相当古い技術資料です。関西電力の古い設備の減価償却目的で故意に古い価格を残してあるのだと思います。

なにしろ、技術革新で、アメリカでは、太陽光発電が1kWhあたり4.83円と一番安いのですから。

太陽光発電のコストが一番安くなったという昨年に書いた記事の内容がまぎれもない真実であり、この記事に書いた東京電力の発電原価7円/kwhを下回る価格が米国の太陽光発電で実現されているのです。

日本の原子力の発電コストには、事故時の補償保険、核廃棄物の処理費用、自衛隊警察の警備費用が組み込まれていません。それらは国民の税金負担となります。原子力の8.9円は関西電力だけの話であり、国民にとってはまったくの嘘になります。

8.9円の約半額の4.83円で済む太陽光発電を日本で普及させる技術的方法は、屋根の上発電や歩道の上発電が一番です。次候補は広く土地代のかからない海面を使う、洋上発電となるでしょう。

太陽光発電は、自給自足できる国産エネルギーで、爆発・汚染・避難の危険がありません。軍事的安全保障上も、中国に南シナ海や東シナ海で商船の通行が妨害されても自給できるので安心です。

太陽光発電の欠点は、昼太陽が出ているときしか発電できないことです。ですから、安くて大容量で長寿命の電池の技術あるいは水の電気分解の技術が必要です。今はまだ満足できるものがないのですが、もしこれが完成すれば、電気は自宅で発電・蓄電して使うほうが安くなります。でも蓄電設備のメンテナンスや屋根発電のメンテナンスは必要です、ここがビジネスのポイントです。

石頭的な電力会社であれば、電力価格を下げざるをえなくなり経営が苦しくなる対策として、色々な政治工作をしてくると思われますが、私が、東京電力の社長なら、積極的に屋根発電、道路発電、空き地発電と、蓄電技術の開発に乗り出します。歴史に学べば、技術革新による価格破壊に勝つことはできません。ですから技術革新による価格破壊に乗ることがが、国民トータルでコストが下がり便利で幸せになる近道です。そうすれば、会社が尊敬を取り戻し、会社の繁栄も永続的になるからです。電力会社が賢い選択をされることを願います。