最近のLENRのまとめをしました。
先月のICCF-18が終了したあとのイベント
NI-week 2013では、
LENR関係の発表は、殆ど無く、これ一件のみ。
E-Catからは、進展の報告がほとんどありません。
その他のベンチャーも同様です。
夏はバカンスシーズンですね。
Rossi氏からは、
「E-CATは、現代物理学と矛盾するところはない」
という発言もありました、この点は、別途検討します。
Rossi氏からは、E-cat発売の必要条件として
- 公的機関による安全性の確認
- 知的財産権=特許の確保
- 月産100万台体制の構築
が、再確認として提示されています。
いずれもハードルが高く、発売は数年先かもしれません。
また、Rossi氏が、E-Catの熱から動力へ転換する方法を探していますが
彼がスターリングエンジンなどを調査した限りいいものが見つからないようです。
以前、私も調査と考察しましたが、
熱源から、動力や発電の方法は、
スターリングエンジンか、ガスタービンか、蒸気タービンしか技術がありません。
電気への変換効率は、せいぜい20-30%程度でしょう。
したがってE-Catユニット単体のCOPは、5以上無いと
E-Catシステムとしての自立運転はできません。
概算で、出力エネルギー比率で、90%の熱と10%の電力を生み出すシステムとして
E-Catユニット単体でCOP10が、商用化に必要な目標数値となります。
もし家庭で利用するなら、熱を熱のまま利用できるところ
(加熱用の炉・暖房、熱源利用の冷房機)は
そのままの熱を利用するなどのコジェネレーション化が必要です。
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