Feb 28, 2013

太陽光発電の第一段階グリッドパリティは既に達成されている


グリッドパリティ達成とは、
自家製太陽光発電のコストが
電力会社から電気を買うより
安価になることを意味します。

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世界の太陽光発電パネルの価格を示すサイト
ENF February 2013 Cell and Panel Price Charts
http://www.enfsolar.com/cell-panel-prices
によれば、
2013/2/28現在の為替レートで

Panel Average Price:  0.45 ユーロ/Wp = 0.59 $/Wp = 54 円/Wp

です。
これは、世界的には、太陽光発電パネルが
劇的に安価になっていることを示します。

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内容が少し古い wikipedia 記事
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%91%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3
ですが
「太陽光発電の価格は低減しており[11]、
  太陽光発電モジュールの価格が容量1Wpあたり1ドル (1$/Wp) を目安に
  グリッドパリティが達成されると言われてきた[12]。
  条件の良い国・地域では$1/Wpを待たずにグリッドパリティに達すると指摘されてきた[12]。
  2009年にファースト・ソーラー社がこれを生産コストで下回り、
  2010年にはモジュールの生産コストが$0.77/Wになったと表明している[13][14]。
  2014年にはさらに$0.52~$0.63まで安くできると表明している[15]。 」

とありますので、

「1Wpあたり1ドル」を大きく下回る「0.59 $/Wp」ですから、、、

2014年を待たずして、
2013年の今、世界的にはグリッドパリティを達成しています。

が、上記引用の[12]は
「Solar Grid Parity: The Great $1 Myth, Seeking Alpha, 2008年12月9日」
http://seekingalpha.com/article/109889-solar-grid-parity-the-great-1-myth
という文献であり、アメリカの電気料金で計算した話です。

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日本はアメリカより電気料金が高いので、当然の帰結として
グリッドパリティを達成といってもいいはずですが、、、、

問題は消費者自身がグリッドパリティの意味が解って
設備業者と交渉できているかどうかです。

- 太陽光発電パネルには、内外価格差があること
 (日本国内メーカー製はとても高い、外国製は安い)

- 日本の場合設置設備や工賃が高い

太陽光発電の設備業者にとって、
今は、販売価格を下げずに仕入れを値下げて
利幅を大きくして販売できる儲け時であることは確かです。
(円安の問題はありますが、、、)

ここ
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/solar/20110829_473699.html
など
を読むと日本国のユーザー、業者、行政それぞれに課題があることが解りますよ。
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一番困るのは電力会社でしょう。

自家発電の方が安いとなれば、
誰も電力会社から電気を買わなくなります。

昨今話題の電気料金の値上げもやりにくなりますね。

火力発電は燃料費が高騰しているので段々と競争力がなくなりつつある。
原子力発電は安全対策と核廃棄物処理に多額の費用がかかり結局一番高くつく。
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といっても、ここで紹介したグリッドパリティ達成は、
日本の家庭用電力価格(23円/kWh) (第一段階グリッドパリティ)
についてだと思われます。

日本の業務用電力価格(14円/kWh) (第二段階グリッドパリティ)
についてはもう少し時間がかかりそうです。
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私のような個人は、
じっくり観察して、
もっと安くなるのを待ってから
家を新築・建て替えのときに
導入することがよさそうです。