Jan 31, 2020

新型肺炎の感染者の移動歴、公表は必要?

参考: YAHOO アンケート 新型肺炎の感染者の移動歴、公表は必要?
(私は、思わず感情的に、「必要」に投票しました。)

科学の現実として、「新型肺炎の感染者の移動歴、公表」は、ほぼ不要です。

理由は、、、

空気中のコロナウイルスは、エンベロープがある構造のため、インフルエンザウィルスと同様に、24時間でほぼ消滅(不活性化)するからです。

新型肺炎の感染者の移動歴の発表は、どうしても数日後になります。数日後の発表では、もう、その感染者が撒いたコロナウイルスはそこでは消滅しているのです。


感染拡大を防ぐために、防疫関係者にとって、科学的に必要な事は、感染者にする聞き取りです。

(1) 濃厚接触したのは誰か、
(2) マスクをせずにくしゃみをしたのはどこか、
(3) どの手すりやドアノブ、何の商品にさわったのか、

ということです。これは、新たな感染の疑いのある人を追跡・捕捉するためです。

感染者へのどんな内容の聞き取りがされているかどうか、その目的と科学的根拠が報道されることは少ないですね。

そこで、国民の不安な気分・感情を紛らわすために、移動歴を言うのも、有りかも知れません。どういうところに行けば、感染しやすいかという実績が分かりますから。

自衛するには、感染している可能性が高い人(中国から来た人、熱が出ている人、咳き込んでいる人)を見かけたら近づかないこと、触らないこと。

Jan 29, 2020

コロナウイルス対策は緊急立法が必要

国会の仕事は、国民の安全と健康を守りるための法律を作ること。

今、急いで作るべき法律は、コロナウイルス対策の法律。

憲法が謳う公衆衛生のため、中国からの入国制限、感染の疑い者の強制隔離検疫の立法化。

日本国憲法(昭和二十一年憲法)第25条
第1項 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
第2項 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上
及び増進に努めなければならない。

庶民は、のろまな国会にイライラしながら、自衛している。

追記 (1月31日)

関係する法律は、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(いわゆる感染症法)」「検疫法」がある。

1月31日、WHOの緊急事態宣言(1月30日)を受けて、日本国政府=安倍首相は、新型コロナウイルスによる肺炎について、感染症法に基づく「指定感染症」とする政令の施行日を2月7日から1日に前倒しした。

中国からのウイルス感染のニュースに対して、元々の決断が遅いのは、中国に弱みを握られている権力者(誰かは言えないけど皆が知ってるあの人たち)がブレーキを掛けていたのでしょう。

安倍首相は、中国に弱みを握られている権力者から批判されないために、国連の下部組織のWHOのお墨付きを待っていたわけです。結果的には、決断が遅かった。

「政令施行には、罰則を伴うため、10日間の周知期間が必要だった」とニュースにはあります。政府は法律に沿ってしか動けないから、鈍(のろ)い。しかし、国民は、新型ウイルスをとっくに知ってますからね。いったい、誰に周知する必要があったのでしょうか。国会で時間を浪費する野党に周知するためかな。

「今回のコロナウイルスについては、周知期間10日間は不要」と与野党含めた超党派で国会で緊急決議すれば、ここ一週間の国民の不安を招かずに済んだわけです。国難を無視して、自分の政局を優先する鈍間な野党の罪は、重いと思います。



ウィルスって身近にたくさんいる

海水 1 [ml] (1 [cm^3])には、10億個(1,000,000,000)もウィルスがいる。

= 海水の100分の一ミリ立方メートルに、一個ウィルスがいる。

海水には、ウィルスがうじゃうじゃいる。

出典 自然界でのウイルスの生態 米国メリーランド州では海水中のウイルスの量が夏には1 mlあたり10億個にもなり、藻類や細菌の数を上回ることが観察されている。


単独のインフルエンザウィルスの空気中での活性寿命は、8時間から24時間前後。
出典 冬にインフルやノロが流行る理由 ウイルス「不活化」までの寿命とは

インフルエンザウィルスは、外側にエンベロープと呼ばれる膜構造を持つ。
現在、流行しはじめている、新型コロナウィルスも、インフルエンザウィルスとは少し組成が異なるようだが、外側にエンベロープと呼ばれる膜構造を持つ。
新型コロナウィルスの空気中での活性寿命も、インフルエンザウィルス程度と推測できる。
エンベロープをもつウイルスには、アルコール消毒が効果的。

インフルエンザウイルス
エンベロープ (ウイルス)
コロナウイルス
ノロウイルス

対策は、当たり前のことしかない。

感染源(患者・動物)に近づかない。外出時は、マスクをして咳の飛沫を防ぐ、人込みで深呼吸しない。室内に入る時に石鹸で手洗い、うがいをする。掃除洗濯をしっかりする。身体を冷やさない。栄養のある食事を食べる。疲れを溜めない。睡眠をゆっくり十分にとる。

お金がある人は、ウィルスに効果がある、放電(オゾン、電離イオン)型の空気清浄機や塩素(次亜塩素酸)型の空気清浄機がいいかもしれない。花粉や雑菌・ウィルスを退治しても、電離イオンや、塩素のアレルギーも考えられるので、気を付けてください。



Jan 22, 2020

夫婦別姓にするならミドルネームが必要

 夫婦別姓訴える国民民主党の玉木雄一郎代表が、衆議院で、自民党の女性議員から「だったら結婚しなくていい」とやじられた(NEWS)。やじったのは誰かは置いといて。

夫婦同姓国

日本 

日本では、どちらの姓を名乗るかは、婚姻時に決める

夫婦の姓の自由国

アメリカ

アメリカでは、夫婦同姓もできるし、改姓しないままもできるし、ミドルネームで相手の姓を追加することもできる。子供も同様に両親の姓を入れることができる。

例 : 第35代アメリカ大統領 John Fitzgerald Kennedy
(ジョン・フィッツジェラルド・ケネディ)
  Fitzgerald(フィッツジェラルド)がミドルネームで母方の姓

夫の姓を名乗れる国

中国

中国では、元の姓のままでもよいが、妻は夫の姓を追加することもできる。

夫婦別姓に固定国

韓国

夫も妻も、元の姓のまま変わらない。

- 家系図(族譜)に妻が載らないため、女性の地位は低い
  (家系図では、女性は子供を産むためにのみ存在する、つまり男女差別)
- 子供は父親の姓を名乗る決まりがある
  (男女差別そのものである)

結婚後に妻の姓を名乗るアメリカ人男性の割合は日本以下、調査で明らかに(海外の反応)
夫婦別姓 各国の状況は?

世界各国では、人の名前の付け方はとても自由であることが分かる。
名前の自由のためには、ミドルネームの許可が必要であるとの結論に至る。

夫婦同姓のメリット

家族が同じ姓のため結束が強まる
名づけ時に子供の姓に悩む必要がない
明治時代以来の日本の伝統が続く

夫婦同姓のデメリット

改姓するには手続きが煩わしく、時にはお金(パスポート・会社役員登記変更)もかかる。
法律上は男女同権のため、婚姻時にどちらかが改姓するか、夫婦で話し合わないといけない。
日本的男性優位社会の名残りや改姓手続きがどちらが大変かという判断により、女性が男性の姓にすることがほとんど(90%以上)。

国連機関のひとつ「UN Women」から、勧告を受け続ける。

夫婦別姓のメリット

婚姻時に改姓の必要がない。

夫婦別姓メリット

夫婦が別姓のため夫婦と家族の結束が弱い。
子供の姓をどう決めるか、姓と名だけの日本では、後で重大で深刻な家族問題になる(子供の人権を尊重した、夫婦別姓の考え方は、ミドルネームを認めるぐらいしかない)

中国、韓国では、男女差別の名残としての夫婦別姓であり、人権が軽視されている。
中国、韓国では、子供の姓は男性側になる。
日本で夫婦別姓導入するには、法改正が必要だが、その中身は色々意見の相違がありそう。

夫婦別姓を導入したいと希望する人は、国際結婚を要求されている人の可能性がある。
もし、日本で夫婦別姓導入すると、国際結婚しているは、別姓に変更すると予想される。

国際結婚での姓の決まり方は、別途、法に定められている。


Nov 3, 2019

福島県相馬市の台風19号および10月25日大雨災害の原因仮説

今回の台風・大雨の洪水等の災害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。

福島県相馬市では、令和元年(2019年)10月12日の台風19号による数日続いた大雨で、宇多川が氾濫。10月25日にも、夕方から深夜にかけて、1時間に50ミリを超える非常に激しい雨が降り、小泉川が氾濫。

気象庁の相馬市の過去データ(https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/rank_a.php?prec_no=36&block_no=0285&year=&month=&day=&view=)を見てみると

日降水量
1位 269mm (2000/7/8)
2位 233mm (2019/10/12)今回
3位 228mm (2006/10/6)
4位 226mm (2019/10/25)今回
5位 224mm (1996/9/22)
6位 219mm (1992/6/21)
7位 209mm (2008/8/21)
8位 206mm (2009/10/8)
9位 204mm (1986/8/5)
10位 174mm (2004/10/9)

である。今回の台風19号による数日続いた大雨は、2位。今回の10月25日大雨は4位である。

自分は、相馬市に親戚があり1981年から年に数回訪問している。
親戚の住宅は今回の洪水で床上浸水(約40cm)の被害を受けた。

しかし、その家は、日降水量「1位 269mm (2000/7/8)」及び「3位 228mm (2006/10/6)」や「5位 224mm (1996/9/22)」その他む200mm越えでは、まったく浸水されていなかった。

「日最大1時間降水量」や「月降水量の多い方から」のデータからも、2019年が特別な異常値ではないことがわかる。

したがって巷の俗説「地球温暖化原因説」だけが、今回の洪水災害の原因ではないと思われる。

以下は私個人の仮説。

2011年に発生した東日本大震災による津波と福島第一原子力発電所の爆発事故からの復興のために、多くの住民が転居し、相馬市は都市化がここ9年で大きく進んだ。相馬市の沿革から抜粋すると、平成27年 2015年常磐自動車道全線開通。平成27年 2015年 住宅団地完成(刈敷田、南ノ入、山信田、北高野)平成29年 2017年東北中央道開通。山林を切り開き、田畑を埋めて、コンクリートとアスファルトで固めた道路と住宅と事業所が一気に増えた。震災後、町の景観が一気にコンクリート都市に変わっているのだ。

このため、令和元年の相馬市は大雨に対する保水機能が失われ、震災前は耐えることができた雨でも、震災後は耐えることができず洪水になってしまうのだろう。

以下は、相馬市の災害歴史を市のHOME-PAGEから抜粋したもの。

定期的(10-20年毎)に台風被害があった。ただ、平成12年(2000年)以来台風被害がなく、今年はそろそろ危ない年だったともいえる(あくまで結果論)。

 https://www.city.soma.fukushima.jp/shiseijoho/shinogaiyo/2862.html から

江戸時代後期、東北諸藩を襲った天明・天保の大ききん
昭和33年 1958年 台風22号による大水害発生。
昭和46年 1971年 台風23号により大被害。
昭和53年 1978年 宮城県沖地震により大被害(被害総額約5億円)。
昭和62年 1987年 節分の大雪(積雪50センチ)。
平成元年 1989年 台風13号による記録的な集中豪雨で過去最悪(18億7千万円)の大被害。
平成12年 2000年 台風3号による被害。
平成23年 2011年 東日本大震災発生。相馬市で震度6弱、マグネチュード9.0。津波9.3メートル以上 犠牲者458名(津波犠牲者457名)。磯部地区、原釜地区など津波で集落が流失。住宅被害5584棟 被災水田面積1102ヘクタール。市災害対策本部設置(6月18日まで市役所毎日開庁)。放射線量測定開始(乳幼児、中学生、妊婦)被災者生活支援金支給。

結果論ではあるが、東日本大震災後の復興においても、洪水対策の一環として、新開発の団地や工場事業所にて、雨の保水機能を高める調整池や浸透桝の設置を市条例にて義務つけておけばよかったかもしれない。また、文化施設や高速道路より、防災施設を優先して、河川底の掘削・掘り下げや堤防のかさ上げをしておけばよかったかもしれない。

いままでは、全国どこの市町村でも、災害が起きてから対策をすることが普通であった。これからは、災害の歴史を見て、自分の街の備えをすることが、政治家に求められる見識になると嬉しいものである。

Oct 13, 2019

床上浸水後の復旧

義母の家が床上浸水これから、応援に向かうことに

床上浸水後の復旧方法をまとめてみた

[浸水した時まずすること]
1 ブレーカー落とす
2 被害の写真
(外から4方向、部屋の中、家具電気製品)
3 保険会社へ連絡
4 市役所に罹災証明報告
5 大工さんへ連絡
6 床下の掃除・泥の撤去、乾燥
7 家具、電気製品の復旧
8 濡れた畳・絨毯・布団の廃棄

[通電火災防止]
ブレーカー落とす、コンセントを抜く
電気屋さんに連絡して、コンセントなどの確認検査

[片付け装備]
長袖・長ズボン
マスク、タオル、帽子
ゴーグル、ゴム手袋
厚手の靴、靴下

[道具・消毒薬]
道具=スコップ、雑巾、バケツ、箒、チリ取り
大工道具=床板の取り外し
床下乾燥機械=扇風機(あればあるぼどいい)
床下消毒薬=消石灰(ホームセンター)
食器消毒薬=逆性石鹸(薬局)

[片付け作業中]
水分補給(熱中症対策)
ホコリ・怪我に注意(伝染病対策)

[洗浄で復旧可能]
食器・調理器具(逆性石鹸で洗浄後乾燥)

[様子見]
木製の家具(水洗い・水拭・乾燥してからカビの発生を見る)

[捨てるが、下だけ浸水なら買い替えまで外で使う]
洗濯機:汚れ落とし乾燥してから安全のため外で使う
冷蔵庫:汚れ落とし乾燥してから安全のため外で使う

[捨てる]
濡れた畳・絨毯・布団(カビが生えて不衛生)
濡れたテレビ(発火して危険)
濡れた電子レンジ等のマイコン付き熱器具(発火して危険)

[床上浸水の家屋清掃]
(ほぼ大工さん必要)
床下:泥取り、徹底雑巾拭き、扇風機で乾燥と消石灰で消毒
(ヒーター禁止:火災、柱梁のゆがみになる)
床・壁:水洗いで汚れ落とし乾燥
壁中の断熱材:大工さんの判断を待つ
床下換気口:ごみ取り

Sep 15, 2019

災害への備え

台風15号で停電、あらためて災害への備えを考えた

備えあれば憂いなし・自分の身はまず自分で守る・救助隊の邪魔をしない

家屋の定期的な保守

壊れているところをこまめに補修
定期的な再塗装

台風・豪雨前の備

天気予報の確認
家とその周りの片づけ
雨戸の確認
ガラス窓にテープ張り
外壁・雨どい・屋根・エアコンホース等の点検
弱い部分のガムテープ等による応急固定処置
庭の置物を家の中へ
(植木鉢、掃除道具、ごみ箱、傘立て、自転車、バイク)
入りきらない物は、紐で縛り、地面に杭で固定
グラグラしている柵塀は、紐で縛り、地面に杭で固定
未固定のエアコン室外機を固定
(エアコン室外機には、ブロックを乗せたり、紐で縛り、地面に杭で固定)
物置は飛ばされないよう、重量物を中の下に置き重心を下げる
物置の扉の施錠とガムテープでの固定による密閉
物置の劣化した屋根は飛ばされやすい、ロープをかけて、地面に杭で固定
カーポートの劣化した塩ビ板は割れて飛ばされやすい、ロープ・ガムテープで固定
水、食料、自家発電、コンロ燃料の備蓄

用品:ロープ・荷造り紐・ガムテープ・5mm径の300mm長鉄杭・ハンマー

地震への備え

自家用車のガソリンをいつも満タン近く(70%以上)にしておく
家具が倒れないように工夫
家具が倒れても自分が下敷きなならないように
家具が倒れても部屋の出入りができるように
水、食料、自家発電、コンロ燃料の備蓄

洪水浸水の備え

そもそも浸水地帯に住まないこと
新築時に家の床を上げておく
一階の物を二階にあげる
土嚢を家の周りに置く

避難先の確認

避難場所の公民館・小学校の位置確認
風雨が強くなる前に早めの避難
同居家族への避難先と連絡方法と手順の確認
県外の親戚・友人宅へ避難の交通手段(自家用車と公共交通の両方)の確認
自家用車のガソリンの確保

断水対策

飲み水の備蓄(一人あたり20L、夏場7日分で計算)
トイレ流し水の確保(風呂の浴槽に水を張る、断水になる前に、バケツ・鍋に確保)
給水車から水を貰うために、ポリタンクを持つこと
(台車・キャリーカートなどがあると楽)
山間部は、救助が遅れるので、雨水タンクと非常用 携帯用浄水器が必要。
井戸水を利用している場合は、手汲み井戸ポンプあるいは発電機の用意が必要。

停電で山間部の水道局のポンプが止まるため、山間部ほど速く断水になる

調理用水(飲み水と同質)
洗顔・身体拭き用水(飲み水より少し劣ってもよい、最悪は河川)
洗濯用水(雨水でも可、最悪は河川)
バケツ、たらいは数個必要。

食糧対策

調理無しですぐ食べられるもの・乾パン、チョコレート 三食分
水をかけて食べられるもの・アルファ米、三食分

米、インスタントラーメン、レトルト食品は、
一週間分程度買い置きして、食べたら補充する。

総合ビタミン錠剤が栄養バランスを整えるので必須

常備薬

総合ビタミン錠剤
下痢止め
解熱薬
消毒薬
絆創膏
持病があるときは、その薬とお薬手帳

停電時、病院は自家発電となり、照明と重要機器しか動かせない、診察治療が不完全になる

停電対策

懐中LED電灯(スマホで代用可能、電池)
ラジオ(カーナビのラジオやワンセグテレビでOK)
非常用発電機:

ベスト:ハイブリッド車の1500Wアクセサリーコンセント
(大容量・高効率・簡単・確実・低価格)

ベスト:太陽光発電と蓄電池のシステム
(非常時運転の仕方を訓練しておくこと)

ベター:非常用発電機(半年毎点検)とガソリン携行缶
(ガソリンは半年ごとに車で使い切ること)
(マンションのベランダで利用できる)

グッド:スマホ充電用の小型太陽光パネル(5,000円程度)

オール電化住宅では、調理用にカセットコンロとボンベも検討必要

広域停電で、町の信号機が止まり、交通事故が起き、渋滞する、出歩かない事

携帯電話基地局は、停電が三日続くと、補助バッテリーが空になり使えなくなる
地方の小都市の電話局は、停電が三日続くと停止する

停電時、スーパー、コンビニはレジが動かないので、閉店となる
一部の商品のみ、釣り無し現金販売となる

停電時、ガソリンスタンドもレジとガソリンポンプが停止するので販売停止

都市ガス停止対策

ベスト:カセットコンロとボンベ12本(合計6,000円)を備蓄
(ボンベ1本で燃焼1時間のため、一日一本以上消費する)
ベター:灯油コンロと灯油18L(合計15,000円)
グッド:バーベキュー器具と燃料の木炭・薪、マッチ・ライター

プロパンガスを利用していれば、都市ガスのように止まることは無い

物資(ガソリン/飲料/食糧)不足

市民がガソリンスタンドに殺到して、ガソリンが売り切れる
製油所がある市(市原、四日市、堺)なら数日待てばガソリン不足はない
日頃から自家用車のガソリンは、70%以上入れておくこと。
(大震災時、地方小都市では、ガソリンは2週間以上無くなる)
食品スーパーで飲料食料の買い占めがある
(全国どこでも三日で水と食品が避難所に届く)

暑さ対策

団扇(うちわ)を人数分
川で頭から水を被る、濡れタオルを頭に乗せる、首に巻く
じっとしていること(動くと体温が上がり熱中症となる)
ポータブルUSB扇風機(充電しておく)
扇風機(発電機があれば)
エアコン(高出力の発電機があれば)

寒さ対策

服の重ね着
肉体労働(残骸の整理など)
エネルギー(灯油、ガス、電気)の確保
非常用の暖房器具の運転

壊れた家の緊急補修対策

ロープ、荷造り紐、ガムテープ
ブルーシート、土嚢袋、ブロック
軍手、ハサミ、梯子

山間部のSOS(救助要請)発信

スマホの充電を切らさない。(電池の無駄使いしない)
電話もスマホも使えないときは、人がいる町へ出る。

町へ出れない場合
旗(服でもよい)を用意して、高く立てておく。
ヘリコプターが来たら、手を振る、旗を振る。
ヘリコプターからわかるように地上にSOS/HELP/たすけて文字を書く。

テレビ、ラジオ、新聞、ネットSNS

テレビ、ラジオ、新聞は、被災していない人しか見られない(停電してるからね)。
被災者にとって、テレビ、ラジオ、新聞の情報は、遅すぎ、大まかすぎ、ずれすぎ。

スマホで市町村の防災メール、twitter発信を読むこと。
町内の口コミを聞くこと、ただし、間違い・噂・憶測も多いから注意すること。

災害当日に出る復旧予定は、現場視察ができていないから、あてにならない。

ネットの政府批判、マスコミ批判は、被災していない人の戯言
災害現場では、被災者も救助者もできることをしている。

災害から一週間前後過ぎて、緊急対応が落ち着いてから、行動を反省する。

救助隊の邪魔をしない

備えあれば憂いなし、慌てない、まず、落ち着くこと
野次馬根性は控えめに、救助隊の邪魔
都市部より山間部は救助が遅れるから自分で多く備えよ

あせらないで復旧時間を見通すと自分の計画を立てられる
 1日で復旧しないときは、1週間かかると心得よ
 1週間で復旧しないときは、ひと月かかると心得よ
 ひと月で復旧しないときは、一年かかると心得よ
 一年で復旧しないときは、五年かかると心得よ

家屋の新築時の検討事項

危険地帯を避ける
(暴風雨、洪水、地震、津波、崖崩れ、地割れ、液状化)
(海沿い、川沿い、砂地、軟弱地盤、崖側、古住宅密集地、狭道路、騒音・振動、日照不足)

丈夫な基礎:布基礎 ベタ基礎  杭基礎の選定
耐震構造(震度7に耐える)
防火防炎構造
土砂崩れへの防御
洪水、浸水を防ぐ土盛りと高めの床
耐風耐水構造(本州なら風速70mに耐えること)
断熱保温構造
換気構造
太陽光発電と蓄電池の検討(エネルギーの自給自足)
雨水の貯水槽の検討(水の自給自足)

高層マンションの危険性

停電時、エレベーターも動かず、水も出ない
マンションは買うより借りる物