Nov 30, 2013

日本の年間の天然ガス消費量の4年分が日本海でメタンハイドレードとして見つかった可能性

経済産業省の配下の資源エネルギー庁が、実施している日本海の表層型メタンハイドレードの埋蔵量調査の初年度の半年経過の発表がありました。

日本海の沢山の海底に、メタンハイドレードが、政府として公式に発見されたことになりましたが、全体の埋蔵量の公式の調査はこれからです。

まずマスコミのニュースがこちらです。
日本のマスコミさんは、記事をすぐに消してしまうという不思議な性格の方々なので、
この記事もすぐ無くなると思います。
また、マスコミさんの記事は内容が薄く、誤解を招きやすいし、
技術と経済への正確な影響が解らないことが多いので、
原典=ニュースソースにあたり自分で考える必要があります。

原典は、私達国民が税金で支えている日本国政府の発表で、この4つです。

表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けた調査を実施します(2013(平成25)年6月10日(月))
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表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けた調査を行いました(2013(平成25)年11月29日(月))
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この調査は、上記の資料全部に目を通すと、今年から三年程度続けられるものと思います。最終的に、とりあえず船からの音波探索で解る範囲のメンタハイドレートの埋蔵量がわかります。

日本の音波探索技術で解る範囲とは、水深900m前後のところで、おそらく海底下の最大100メートルまでの地下の範囲です。

この探査技術は世界で一流とは思いますが、第一位ではないとも思います。世界の海底油田の実際の深さが日本の探索範囲をはるかに超える深いところ(2000メートル以上)であることがらも解ります。でも、メタンハイドレート自体は、今回のように浅いところから見つかっているので、簡単に安く環境にダメージを与えず掘り出せれば、これは素晴らしいことなのです。

実際に見つかった数は、225箇所、平面的範囲は、直径200-500メートル、深さ方向の厚みは、発表の図から、30メートルとすると、メタンハイドレードの量(推測)は、直径を平均化しています。また最大で直径900メートルあるそうですが、これは計算に入れていません。

個数*円周率*平均半径*平均半径*平均厚さ

225*3.14*((200+500)/2)*((200+500)/2)*30 = 2,596,387,500 立方メートル

「1 立方メートルのメタンハイドレートを1気圧の状態で解凍すると164 立方メートルのメタンガスと水に変わる。」と、wikipediaにあることを利用すると、1気圧のメタンガスとしては、

2596387500*164 = 425,807,550,000 立方メートル (あくまで、勝手概算)

です。私の家は都市ガスを引いているのですが、
毎日ガスの瞬間湯沸かしでお風呂を沸かして、さらに、
ガスで調理をしている夫婦ふたりの、質素な生活ですが、
一ヶ月に、30立方メートルの都市ガスを使います。

私の家の一年分のガスは、30*12=360 立方メートルですから、これで割り算をすると、
(都市ガスはメタンガスと仮定しています。)

425807550000/(30*12) = 1,182,798,750 (あくまで、勝手概算)

「今回の調査で計算上は、11億82百万世帯の一年分のメタンガス(あくまで、勝手概算)が見つかった。ただし、採掘の採算や採掘効率は一切考慮せず。」

ということになります。

11億82百万世帯の一年分のメタンガスは、今の日本の人口1億2573万9千人を考えるととんでもない埋蔵量だということが解りますよね。

もっと別の角度から計算します。日本の年間の天然ガス消費量 日本は、1,055 億立方メートル (2011年)です。ここでいう天然ガスは、都市ガス(家庭用と産業用)とその他のガス利用法(発電、その他)も含みます。

425,807,550,000 立方メートル という数字は、億立方メートルで言うと、4258億立方メートルです。

4258/1055 = 4.03

つまり「今回見つかった量は、日本の年間の天然ガス消費量の4年分(あくまで、勝手概算)です。

超スゴイことです。これまでの日本のメタンハイドレートの埋蔵量は、太平洋側だけを主に数えていました。日本海側にも、ものすごい量が眠っているはずです。今回の調査はまだ始まったばかりでから、まだまだ発見があるはずです。

もちろん今回は、勝手概算であり、政府発表資料をいい方にいい方に解釈しています。そして、採掘技術も未開発であり、コストもたくさん掛かることが予想されます。

が、しかし、アメリカがダメだダメだといわれていたシェールガスとシェールオイルを石油価格高騰のご時世と技術革新で採算ラインに乗せて世界一の産出国に踊り出たように、日本人にも同じ革命を起こせる資源の埋蔵量の可能性が見えてきました。何より、知恵=頭の良さと勤勉さは、日本人は世界一です、やってやれないことはない。

そして、私が信じている石油無機起源説(もちろん天然ガスも無機起源)なら、もちろん、日本は超大型の海洋エネルギー資源国になれるはず。

「地球温暖化説はここ十年の観測で間違いであり、原発は火力発電に改造すればみんなハッピーになる、日本でも石油と天然ガスで資源大国」という私の夢も、実現できるといいなと思います。

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特定秘密保護法が参議院でも成立すると、
メタンハイドレート情報も特定秘密に成るかもしれませんから、
以下に、コピーしておきます。

政府発表の資料に著作権はなくいわゆるパプリックドメインになりますので、コピーができます。
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表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けた調査を実施します(2013(平成25)年6月10日(月))

表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けた調査を実施します

本件の概要

資源エネルギー庁は、表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けて、平成25年度から本格的な調査を実施します。
平成25年度の調査海域である上越沖及び能登半島西方の沖合に向けて、6月8日(土)、調査船が新潟県直江津港を出港し、調査を開始しました。

担当

資源エネルギー庁 資源・燃料部 石油・天然ガス課

公表日

平成25年6月10日(月)

発表資料名


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詳細pdf


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表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けた調査を行いました(2013(平成25)年11月29日(月))

表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けた調査を行いました

本件の概要

資源エネルギー庁では、表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けて、本年度から、本格的な調査を開始しています。
本年度に実施した調査の結果、上越沖と能登西方沖において、表層型メタンハイドレートの存在の可能性がある構造(ガスチムニー構造)が、調査海域で225 箇所存在し、多くは直径約200m~約500m 程度、大きなもので約900m の大規模構造であることが確認されました。
また、そのうち一つのガスチムニー構造については、内部構造が露出している箇所があり、環境データ取得に向けた海底面の状況を調査する中で、ガスチムニー構造の内部に表層型メタンハイドレートが広く存在していることが今回の調査で初めて明らかになりました。

1.背景

メタンハイドレートとは、メタンと水が低温・高圧の状態で結晶化した物質です。我が国周辺海域において相当の量が存在していることが見込まれており、将来の天然ガス資源として期待されています。
日本周辺海域に存在するメタンハイドレートは、表層型と砂層型がありますが、主に日本海側で確認されている表層型は、「海洋基本計画」(平成25 年4 月閣議決定)に基づき、本年度から3 年程度をかけて資源量把握に向けた調査を行う予定です。

2.調査の結果概要

平成25 年度には次の3 つの調査を実施しました(別添参照)。
(1)表層型メタンハイドレート広域地質調査
  • 調査海域:上越沖・能登半島西方沖 / 調査日程:6/8~7/20
  • 調査船の船底に設置された機器から音波を発信することで、海底の地形や海底直下の地質構造に関するデータを取得しました。
  • 解析の結果、メタンハイドレートが存在する可能性があるとされるガスチムニー構造を225 箇所確認しました。また、ガスチムニー構造の多くは、直径約200m~約500m 程度、大きなもので直径約900m 程度の大規模なガスチムニー構造であることが確認されました。
(2)表層型メタンハイドレート詳細地質調査
  • 調査海域:上越沖 / 調査日程:7/12~7/30
  • 自律型巡航探査機(AUV)に設置された機器から音波を発信することで、より精緻な海底地形や海底直下の地質構造に関するデータを取得しました。
(3)環境データ取得のための基礎調査
  • 調査海域:上越沖 / 調査日程:9/22~10/1(モニタリング期間は約1 年)
  • 長期間の海洋環境と生物環境の変動を把握するため、無人探査機(ROV)により、モニタリング装置を設置しました(1 年後に回収予定)。
  • 同時に、海底浸食と大規模崩壊によって露出したガスチムニー構造上部(ハイドレートマウンド)の内部構造観察を初めて実施し、ガスチムニー構造内部に表層型メタンハイドレートが広く存在することを確認しました。

3.今後の予定

表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けて、来年度以降も引き続き広域調査等を実施するとともに、今年度の調査結果等を踏まえ、有望地点では平成26 年度以降に地質サンプルの取得作業を実施する予定です。
平成25 年度に調査を実施した海域
(参考)平成25 年度に調査を実施した海域
※上記海域を中心に、海底の地形や海底直下の地質構造を把握する作業を実施しました(上越沖で約8,260km2、能登半島西方沖で約5,950km2 の範囲を調査)。

担当

資源エネルギー庁 資源・燃料部 石油・天然ガス課

公表日

平成25年11月29日(金)

発表資料

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詳細pdf
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Nov 27, 2013

スウェーデンのElforsk社がLENRのレポートを公開

スウェーデンのElforsk は、スウェーデンの国立系のエネルギーの研究開発機関(Swedish Electrical Utilities’ R & D Company)です。

このElforskがLENRのレポートを公開しました。(Ecat-Worldのこの記事による)

Elforskサイトのここにスウェーデン語の原文があります。

Google翻訳で英語にしたものがここにあります。
この機械翻訳は、日本語にもできますが、英語のほうがきれいな訳だと思います。

内容は、
実例として、
イタリアの Leonardo Corporation の E-Cat、
ギリシャの Defkalion Green Technologies の Hyperion、
USAの Brillouin Corp.  の BEC Brillouin Boiler
BlackLight Power の CIHT cell、
USAのJet Energy の NANORが、
取り上げられています。

また、LENR技術の応用の仕方、判明しているLENR特許の出願状況も書いてあります。

おまけ

Ecat-Worldのこの記事によると Andrea Rossi 氏のE-Caについての、夏から始まったはずの半年以上の長期ランニング試験は、順調に推移しているようです。結果内容にかかわらず、試験結果をそのまま公開すると  Andrea Rossi 氏が約束されています。

まだ実物を長期間利用した人が、関係者のみの状況です。
だれでも実物を試せる日が来ることを望んでいます。



Nov 26, 2013

ビズ・ストーン氏に学ぶ

ビズ・ストーン氏は、ツイッターの共同創業者です。
彼は、私よりずっと優秀な人なので彼に学びたいと思いました。
もちろん、彼は私よりずっと若いのです。
近頃の年寄りは、若者を見習わなければいけないと思います。

最近、彼の記事が出ていたので紹介します。

http://wired.jp/2013/11/25/how-biz-stones-biggest-mistake-spawned-twitter/

です。

私なりにまとめると、

  1. チームのスローガンが、特に初めはとんでもなく大切、しっかり定めよう
  2. 「xxをしてはいけない」という警句を捨て、「○○しよう」というメッセージにするほうがずっと反響がいい
  3. 自分が使いたいと思い使う商品にしよう

です。
私が実践できていないことが、「自分が使いたいと思い使う商品にしよう」というところです。

「暗記カードYaruben」というサービスを作ってみましたが、まだまだ、コレカラだと思うからです。まずはもっと面白いと思ってもらえるようにしたいと思います。


ツイッターのアカウントが凍結された顛末

ツイッターのアカウント "センター英語の暗記カード・やる勉" @yarubenGo が、一週間前に凍結されてしまいました。

原因は、利用規約違反でした。

具体的には、 @yarubenGo の フォロー数が約 1920人の時に、 フォロー解除を50件、新規フォローを50件したら、凍結されました。フォローの上限数が、 2000人なのですが、それに近い数字のときに、フォローの解除と新規追加を繰り返すと、フォロー数2000以下でも違反と見なさるようです。

自分が経営している小さな会社では、信用第一、仏教の八正道に適うやり方で事業を進めると決めていたのに、アカウント凍結の憂き目を見るとは、恥ずかしい限りです。言ってることとヤッテルことが違う、トホホ。

小社では広告費が無いので、ツイッターを通してやる勉を知ってもらいたいと考えていました。これまでの方法は、やる勉に興味ありそうな人を一日50人新規フォローし、フォロー返しをしてもらったら、お礼ツイートするというものでした。また、ツイート内容にもやる勉の紹介として語句「やる勉」が多かったです。

ツイッターでは、セールスプロモーションは規約違反となるので、セールスプロモーションにならない内容にしなければならないということ。出来る限り「やる勉」という言葉をツイート文に入れないようにしないといけないのです。これまでは結構入っていました。ツイート文に入れるリンク先もやる勉サイトを直接指さないようにしないといけないです。ツイート内容は、勉強方法とか、フォローのお礼とか、こんなことができたら便利だなとかに限られてくることになります。

これまでのやり方を反省して、ツイッターの利用方法を以下のように変更することにしました。

フォロワーに有用な情報提供することでフォロワーを増やす方針を取る。

ツイート文に、センター試験の英語の全文とその全訳を入れることにする。これで、フォロワーに若干でも有用な情報提供することにする。

ツイート文には、「やる勉」という文字を極力入れないようにしてセールスプロモーションを避ける。

やる勉の機能紹介は、やる勉の名前を出さず、こんなことができたら便利だよね、という内容だけを出す。またやる勉へのリンクも入れない。

今のところの例外ツイート文は、「やる勉を面白くする方法についてご意見をお待ちしてます。」だけとする。

フォローされたらお礼のツイート(フォローありがとうございます。フォロー上限数が近いのでフォロー返しは遠慮させてください。)をする。また「暗記方法の質問とか、ツイート内容の要望とか、やる勉を面白くする意見とか、もしあればツイートお待ちしてます。」も文字数制限内でつける。

新規追加フォローは、フォロー上限が間近なのでもうしない。

あれこれ迷いながらも、凍結解除申請を出して、一週間ぐらいで、凍結解除してもらう。ツイッターのご担当様、ありがとうです。

よし、これからだ。

Nov 13, 2013

小泉純一郎元首相の原発ゼロの具体策はこれだ

小泉純一郎元首相の原発即ゼロ提言は素晴らしい

さすが日本一の人気者、小泉純一郎元首相である。

カンの鋭さ、発表のタイミング、決断力、パフォーマンス、すべてが最高である。

「過ちては則ち改むるに憚るなかれ」を実践できる指導者はざらにはいない。

一方で、小泉純一郎元首相を批判している人は、何も本音を語っていないのが面白い。

本音は、すばり、「今の今まで原発で儲けている俺の生活を壊すな」である。

安倍総理の言う責任とは、原発で儲けている俺の生活への責任。

小泉純一郎元首相の責任は、日本人全体と日本人の子孫への責任。

どっちの責任が大きいか考えてみましょうね。

で、今の今まで原発で儲けている人たちの生活を壊さずに原発ゼロにする方法は、

原発をいますぐ止めて、火力発電所に改造することです。

これが一番。

こうすれば、今の今まで原発で儲けている人たちの生活を壊すことはない。

もっと具体的に知りたい人は、こちらこちらにまとめておいたのでどうぞ。

後、お節介ですが、、、

地球温暖化に踊ったお役人、NHKを始めとするマスコミ、そして東大の先生のために

地球温暖化については、すでにここここにまとめたように嘘だった可能性が高い。
少なくとも現時点では、ここ12年間は、まったく温暖化しておらず寒冷化している。

だから、今なら、環境省のお役人もNHKもマスコミも、そして東大の先生も、
色々な偽装が話題になっている今ならこう言える言い訳を考えておきました。。

欧米の学者や米国のゴア氏に騙されていました。
私達が慎重に再検討したらどうも可怪しいと気がついたのです。
「過ちては則ち改むるに憚るなかれ」です。
これからは独自研究をもっとして、長期気象予想の研究をしていきます。
原発は日本という地震津波の環境には悪いものなので止めましょう。
当面火力発電で凌いで新しいエネルギーを開発しましょう

あとトルコやベトナムへ原発をトップ・セールスした人のために

今ならこう言える言い訳を考えておきました。

「日本は、国内の原発をゼロにしますが、全て停止させるという意味です。
研究用と予備電力用に動かせる状態で保存するものはおそらく二基だけですが、
それも普段は、停止しておきます。
そして、停止した原発の活用方法と廃炉の研究が着手されます。
これは、貴国にもきっと役に立ちます。
日本で原発を停止する理由は、
地震・津波国では、原発は運転が危険であること、
使用済み核燃料の安全な廃棄場所も見つからないためですが、
停止した原発を改造して火力発電所にするこちができるからです。
貴国は、地震も津波もなく原発は、運転も廃炉も安全です。
が、日本からは、より安全な原子力と火力のハイブリッドの発電所を改めてご紹介できる予定です。
使用済み核燃料等は、これまでの研究で、そのままそっと保管しておくことが最上で最安です。」

高速増殖炉とか熱核融合炉を研究している学者さんのために

今ならこう言える言い訳を考えておきました。

「高速増殖炉を再検討したら、なにより安全性確保が難しく、発電方式として一番コスト高になることが判明しました、また一度事故がおきると、福島第1原発以上の爆発になるので、地震・津波国には向きません、中止します。熱核融合炉の研究は米国が撤退したという情報が入り、よく調査すると、LENRという方式が研究されだしています。我が国のエネルギー事情を劇的に改善できる可能性がある技術と思えるので、LENRに舵を切りたいと思います。」

ということで、原発をいますぐ止めて、火力発電所に改造しましょう。

もっとはしっこ走りなさいよ

昨日のドライブ 福島県相馬市から千葉県市原市まで、で
冷やっとしたシーンがあったのでメモ。

[状況]

センターラインのない狭い道幅で見通しの効かない山道 国道349号線、
上り道右カーブ、左は崖下・ガートレールはなかったようなあったような、右は山肌、
気温は1度、天候は雪、路面はウエットだが積雪なし。

こちらは、制限速度一杯で、ぎりきりキープレフト走行に徹していた。

ぎりきりキープレフト走行とは、
道路左の白線ビッタリ横を左側のタイヤが通過する走行方法である。
後続車から見ると、オッカナビックリ走行している初心者に一見すると見えるが、
走行速度は制限速度ピッタリというもので、決して初心者ではないのだ。
もちろん、歩行者や路面の砂・砂利・水たまりを見つけたら、
事故を防ぐために回避して走るのである。

カーブ中間まで進むと、
突如、軽自動車、トラック、軽自動車、など、、、が出現。
先頭の軽自動車は仮想センターラインぎりぎりで通過、
トラックが、仮想センターラインを1m以上オーバーで突っ込んできた。

アブナイッ。

こちらは、ぎりきりキープレフト走行に徹していたが、
ぶつかるかカワせるかぎりぎりの状況と思い、
とっさにハンドルをカーブの外・つまり左崖下方向に若干切り、回避した、
トラックは回避したようには見えなかったが、
接触せずにスレ違えた。

こちらの勝手な想像だが、
遅い先頭の軽自動車を煽っていたトラックが、
煽りに夢中で、下り左カーブ進入時にスピートを落とすタイミングが遅れて、
センターオーバーしたのだろう。

本当に冷やっとした。
センターオーバーのトラックの出現をまったく予測していなかったからだ。

あらかじめ制限速度でキープレフト走行していたので、
最小限の回避行動で回避できたのだと思う。
運が良かっただけである。

教訓

見通しの効かないカーブでは、キーフレフト厳守・制限速度厳守

走行速度は、自分の腕・技術があっても、
制限速度以下にする。

とくに悪条件が重なれば、その度に10Km/hずつ下げるくらいがベター。

理由は、対向車がセンターオーバーで出現する場合があるから。

悪条件(危険度が上がる)

自分から見て、見通しの効かないカーブ
自分から見て、センターラインがない狭いカーブ
自分から見て、右カーブ
自分から見て、上り坂
雨雪が危険
夜間が危険

その他

原発事故の影響で、原発付近の国道6号線と常磐道が封鎖されたままなので、
阿武隈川右岸山地を南北に縦断する国道349号線は、迂回路として利用されている。

このため震災後は、トラックの走行が多くなった。

概ね快適に走行できるのだが、ところどころに、
路面が荒れている所、
センターラインがない狭い難所カーブがあり、
注意が必要である。


Nov 11, 2013

E-Catの発熱から直接発電する案

E-Catは、LENR装置であり、入力電力エネルギーに対して、10倍程度の熱エネルギーを発生する。

発生する温度は、200度から1000度の範囲である。
この熱から効率良く発電をしたい。

そういうことを考える英語の記事が E-Cat World の記事
Beyond E-Cat Heat
に出ていた。

ここでは、より具体的に技術の可能性を突き詰めたい。

ではどうするか、、、

今までの私のアイデアは、

(1) 水を沸かして蒸気タービンを回す

  効率は、大規模火力発電所なら効率50%、小型なら5%程度から頑張って20%程度
  水を使うので重くなる
  稼働メカなので故障する

(2) 空気を温めてガスタービンを回す (今までのイチオシ)

  これも大規模火力発電所なら効率50%、小型なら5%程度から頑張って20%程度
  蒸気機関より小型化できそうであるが効率が犠牲になる
  稼働メカなので故障する

(3) 外熱機関スターリングエンジンでタービンを回す

  これも小型なら5%程度から頑張って20%程度
  ど偉い大きさ重量に成る
  稼働メカなので故障する

(4) ゼーペック素子を用いる

  効率5%以下、しかも超高価
  稼働メカがないので半永久的に持つ

ぐらいしか思いつかなかった。

熱からどうやって発電するかがポイントである。

E-Catから出て来る熱は実は100%赤外線である。
化学燃焼ではないので熱ガスではない。

赤外線は光なので、太陽光電池の原理で発電できると、10%-20%の効率で発電できそうである。

新案
(5) 赤外線電池を使う
  効率は、5%から頑張れば40%
  最初は高価だが量産で劇的に安くできそう
  稼働メカがないので半永久的に持つ

太陽光電池は主に可視光のエネルギーを使う、これは、波長が 0.7 μm 程度の光で、色温度は、 6000度程度 (3500度から10000度ぐらい)で太陽の表面温度の光そのものである。

このあたりの物理法則は、ウィーンの式として表されており、たとえばここを参考にせよ。

で、E-Catの赤外線は、200度から1000度とすると、
その赤外線波長は 6 μm  - 2.2 μm 程度である。

太陽光電池は光子を捉えるのに半導体のバンドギャップ理論(たとえばここ)で説明される形で
光の一粒である光子から電子を励起して電流とする。

以上から、通常の太陽光電池ではなく、赤外線波長は 6 μm  - 2.2 μm 程度
よく対応できる半導体を見つけて赤外線電池を構成するという案が出て来る。

熱から電気への効率は、
現在の太陽光電池と同様の最大で5%-15%程度(単層の太陽電池なら)であろう。
多層式の太陽電池にすれば、効率は30-40%にできるだろう。

赤外線による温度計測でのサーモパイル素子というもの(ここ)があるが、
これは、熱電対、つまりゼーペック素子を使うタイプなので、今回の考察の対象外である。

光の波長別受光素子半導体の一覧がここにある。
それによると
PbS   1.0 μm - 3 μm
PbSe 1.5 μm - 5 μm
InAs   1.0 μm - 3.8 μm
InAsSb 1.0 μm - 5.9 μm
InSb  1.0 μm - 6.5 μm
MCT  1.0 μm - 20 μm
とある。
この中から価格の安い半導体を使い、赤外線電池を作ることに成るはず。


で、赤外線電池で検索したら
  ここ (日本語ニュースはここ) とか、ここ (日本語ニュースはここ)が見つかった。
 いずれも海外、日本は先端の開発者に、がんばってもらいたい。

太陽光電池で蓄積されたノウハウで製造すれば、コストダウンもいずれ可能と思える。

また、赤外線電池の夢のある話はここ

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この話にはまだ続きがある。

E-Catの内部の核種変換の反応理論がはっきりすれば、
もっと高エネルギーの放射からより直接的に電気に変換できる可能性がある。

ただし、E-Cat内部の反応は、 0.1 - 1 MeVの光子エネルギー(弱ガンマ線)あるいは高速粒子(中性子やα粒子、あるいは電子)の運動エネルギーだと思われるので、原子をはじき飛ばす破壊力がある、これを直接に百万分の1までの弱い電流として取り出すことは難しいかもしれない。

VWのディーゼルプラグインハイブリッド驚異の 90 km/l 複合燃費

Volkswagen が、小型車 Up  をベースにディーゼルハイブリッド Twin-Up を発表しました。例えばここここ

エンジンは、 800-cc, two-cylinder diesel とモーターとのハイブリッドです。
ディーゼルであるところが、ドイツ車の特徴です。

ブラグインハイブリッドになっていて、
一回の充電で 30マイル = 48km を電気だけで走行できます。

エンジン出力は、47馬力、モーター出力も、47馬力と書かれています。
電池容量は、8.6 kWh

加速性能は
62 mph (100km/h) までに 15.7 秒
37 mph (60km/h) までに 8.8 秒

最高速は、 99 mph (160 km/h)

複合燃費(combined consumption on the European test procedure)は、
 257mpg(UK ガロン) 214 mpg (USガロン) 90 km/l

これは、トヨタのPHVプリウスの複合燃費(国土交通省JC08モード)の61.0 km/l
の1.5倍という驚異の数値です。

軽自動車クラスでディーゼルでハイブリッドというところがすごいのです。

原発を火力に改造する財源5.4兆円が見つかる

* 原発を火力発電所に改造する予算がないのでは

=> 予算は、4.1兆円以上、おそらく 5.46 兆円 確保できます。
根拠は、内閣府原子力委員会の小委員会の2012(平成24)年4月19日発表の「原子力発電所から出る使用済み核燃料の処理にかかる総費用の試算」(日経のニュースはここ)から
(A)「2020年時点で総発電量に占める原発比率をゼロにする場合は、全量直接処分で費用は7.0兆~7.1兆円」
(B)「2030年まで原発比率35%(震災前と同じ)で全量直接処分で11.8兆~11.9兆円」
(C)「2030年まで原発比率35%(震災前と同じ)で一定量を再処理に回す併存処分で9.1兆円」
とあります。
まず、式「(C) - (A)」で求まる 4.1兆円は確実にあります。

さらに、式「(B) - (A)」で求まる 4.8兆円は、10年(2020年から2030年)で増える使用済核燃料の処分費用です。今原発をすべて停止させれば、2020年まで7年あるので、使用済み核燃料は7年分が増えません。これを4.8兆円に振り分けると、式「4.8 * 7 / 10 = 3.36 兆円」となります。この3.36兆円は、2013年から2019年に増える使用済核燃料の処理費用です。これが不要になります。したがって、今原発をとめてしまうと、今ある使用済核燃料の処理費用だけで済むのです。その金額は(A)より安くなり「7.0 - 3.36 = 3.64 兆円」です。つまり、
(D)「2013年時点で総発電量に占める原発比率をゼロにする場合は、全量直接処分で費用は3.64兆~3.74兆円」
です。この(D)の費用と(C)の費用の差額は、原発を今すぐ止めることで浮いてくる使用済核燃料の処分費で「9.1 - 3.64 = 5.46 兆円」です。この費用は税金あるいはこれまでの積立金ですから、国庫にあります。電力会社は早く国を動かして予算を確保するといいでしょう。

また、内閣府原子力委員会の小委員会資料は、処分後の核廃棄物の長期(10万年)保管費用が書かれていません。このコストは、原発のコストに上乗せするべき費用で、国が税金で負担することになります。すでに大量の核廃棄物がありますが、このまま原発を動かすとこの費用が二倍三倍とかかることは誰でも解りますから、早く原発を止めたほうが国家の財政を好転させるきっかとなりそれだけ減税となれば経済も上向きになります。

* 火力発電所の増設は用地確保から検討が必要で何年もかかるので原発を動かしたい

=> 原発を火力に改造すれば、用地確保は不要です。結果として建物が増えて狭くなりますが仕方ありませんね。でも、発電タービンと変電所、送電設備・港もそのまま利用できとても安上がりです。原子炉は停止したままなので地震津波でも安全ですし、使用済核燃料の冷却用の火力発電がすぐ横にあるのでより安全です。ボイラと発電タービンの距離が多少あっても断熱と流体抵抗を減らせばうまくいくはずです。

* 火力に改造するには、タンカーを横付けする港の改造費がかかり高額だ

=> これは事実に反します。比較的浅い東京湾には火力発電所がたくさんあります。タンカーは沖合に停泊して、パイプラインで液体燃料を陸揚げしますので横付けする必要はありません。

* 今、電気が足りないから原発を動かしたい

=> 日本では国民の努力で節電できたので電気は足りています。本当に足りない時の予備として火力に改造待ちの原発を待機しておけばいいです。

* 再生可能エネルギーは不安定だから、安定電源として原発を動かしたい

=> 再生可能エネルギーでなく、火力であれば十分安定電源の役割を果たします。しかも、火力は出力調整が原発より簡単です。原発を火力に改造することで安定電源の確保という意味とでは十分です。水蒸気発生元のハイブリッド化を達成できたら、将来のLENR技術利用による発電所に改造することも視野に入ります。

* 火力は地球温暖化を進めるから原発を動かしたい

=> ここ12年、二酸化炭素排出量が増えているがまったく地球温暖化していない事実から、原発を動かす根拠にはなりません。

* 火力は原発よりコスト高と2010年まで言われていた

=> 原発は、税金で支払う金額(核廃棄物の処理費と保管費と保険費用と事故保障費用)が含めると国全体では火力と同等かコスト高になりそうです。とくに最終処分の保管費がまったく計算されていません、まず計算をして国民の前に公開してください。

これまでの核のゴミ処理のツケを国民の税金で支払い、発電のみ事業で利益を稼ぐ構造はもう許されません。一方で、これまで発電用天然ガスの調達費用が世界的に高い価格で買い取っていた事実も知られてしまいました。電力会社はコスト意識を持って低価格での燃料買い付けをしてください。米国発のシェール革命の恩恵で天然ガスや石油の価格は長期的に現在程度で推移すると予想されています。また埋蔵量も石油天然ガスのほうが、核燃料のウランよりも多い(採掘可能年数が二倍以上長い)ことも判明しています。

電力会社が支払うべき原発事故保険について書きます。原発は爆発したので、危険です。爆発前でも民間の保険会社は事故保険の引き受けをしていませんでした。仕方なく、国家=政府が税金で保険会社の代わりをしていたのです、実際に爆発してしまった以上、これからの原発事故保険金は相当量増額せざるを得ません。少なくとも福島第一の事故費用の回収はこれからの保険金見積もりに原価として組み込まれます。つまり、今回事故の分だけ原発はコスト高となります。保険金は、保険金という名目でなくとも、国から電力会社に請求され、電気料金に上乗せされ最終的に国民が負担します。事故率は、爆発前なら1000年に一度とか、10万年に一度で計算していましたが、日本なら50年に一度は爆発すると見るのが確率として妥当と思います。世界最高のもの作り技術を誇る日本でも、原発施設の管理能力は50年分しかありません。原子力事故の保険の掛け金額は、これまでとは比べ物にならないほと高額となります。これも原発を高コストにする理由です。

* 買ってしまったウラン燃料を燃やして元をとりたい

=> 燃やすことで発生する核廃棄物の処理費用と保管費用の合計を含めて再計算の上判断したいと思いますが、今までの経験から、買ったウラン燃料を買値より安値でも他の国へ売りさばいたほうがトータルでコストダウンできると思います。

* 今は古い火力発電所を再稼働している、もし故障すると電力不足になるから原発を動かしたい

=> 故障しないように国民が一層節電するから、電力需要が少ない夜間や春・秋に火力を一次停止してメンテナンスすればいいと思われます。また原発を火力に改造することで原発を動かす必要はどんどん無くなります。万一、古い火力発電所が故障したときの修理の間だけ、修理完了までの間だけ、臨時に待機の原発を動かすという控えの位置でいいです。

* 原子力技術の継承のため原発を動かしたい

=> 原発を火力に改造しても、100年以上の長期間、原子炉は動かさないで残ります、廃炉の費用を節約するためです、そのまま保管が一番安くなりそうだからです。実際原子炉を解体してもどこにも移動する場所がないという現実がありますから、少なくとも1000年は、そのままそこに置いておくだけとなります。だから保管の技術は残ります、技術遺産として動かせる状態での保管は、沸騰水型で一基、加圧水型で一基の合計二基だけでいいはずです。

* 核兵器を作るために原発を動かしたい

=> 今の日本には一万トン以上の使用済核燃料がありますから、これを材料に核兵器はいくらでも作れるという現実があります。核兵器のために原発をあらためて動かす必要はありません。でも、日本が核武装する必要はないと思いますし、そんなことをしたら、世界で孤立してしまい、経済制裁として少なくとも石油や天然ガスの輸入はできなくなりそうです。

* 原発の安全を強化するので動かしたい

=> 最もよい安全とは動かさないことです。それでも動かしたいというなら、安全強化の費用だけでなく、核のゴミの処分と超長期保管の費用、値上がりする保険料の全部を計算に入れてください。今わかる限りの正しい計算で原発の採算が火力より勝るなら、原発単独の会社として動かしてくださって結構です。

* 癌などの放射線治療のために原発を動かしたい

=> 原子炉や核廃棄物から出て来る放射線を癌に当てることで治療する方法であれば、今の日本には一万トン以上の使用済核燃料がありますから、これを使えば治療用には十分な量があります。また技術革新で核廃棄物を使わなくとも放射線治療ができるようになっていきます。

* エネルギーを多様化してリスク分散する必要があるので原発を動かしたい

=> まず、リスクが発生しないよう国民と政府が世界平和に貢献することが一番です。石油、石炭、天然ガスの輸入先を分散させることが原発よりずっと大切です。なにせ原発では自動車も船も飛行機も動きません。また国産燃料確保に、メタンハイドレードの採算がとれる研究や、電力としての海面での風力発電や太陽光発電と電池のコストダウンと効率向上研究に力を入れるべきです。リスク分散に原発は不要と思われますが、動かさない原子炉がずっと100年以上残ることでリスク分散はできています。

* 火力発電所のタービンと原子力発電所のタービンは違うので改造できない

=> その違いは、原子力発電所のタービンは、熱効率30%、旧式火力発電所レベルのもの、一方最新火力のタービンは複合サイクルで効率45%の超高圧超高温蒸気対応のものと思います、当面、熱効率30%のものに合わせてボイラーから出る蒸気の圧力と温度を下げればいいだけです、タービンの寿命が来たら、複合サイクルで効率45%の超高圧超高温用のタービンに置き換えればいいのです。

* 地元の産業がなくなるので原発を動かしたい

=> 火力に改造して発電所が残るので、地元振興でできます。ただし、核燃料税とかの収入は無くなりますから、核の最終処分場に早く名乗りを揚げて地元振興をするのもいいかも知れません、あとに書く自家発電設備の工場の誘致も早い者勝ちですよ。

* 原発を作った設備の元をとりたいので原発を動かしたい

=> 電力会社の原発部門には、国から新しい保険費用の請求と見積もり直して値上げされた核のゴミ処分費用の請求書が届きます、それでも採算が取れるなら動かすのは安全対策をした上ですが自由です。はやくソロバンを弾いてください。火力に改造するほうが儲かりそうです。

* 電力会社の原発部門をどうリストラしたらいいのか判らない

=> まずは火力に改造することで、そのまま人員を横スライドできます。当面はこれでしのげますが、本命は自家発電です。電力会社は、将来は家庭や事務所の自家発電設備の製造販売に進むことです。天然ガス燃料電池はガス会社の取り分なので、電力会社には、太陽光発電が有望です。まだ正体が判然としませんがやLENRもあります。似たような技術の変化は、共用の有線電話が、個人用の携帯電話に変わった時にNTTが分社してドコモを作ったような変化があります。このときソフトバンクのようなチャレンジャーとの競争が始まりました。その歴史と同様なことが電力の世界でも起きます。これこそが、全国に支店網をもつ設備産業である電力会社の新しい仕事です。自家発電装置はガラパゴス仕様でなく世界標準になるものを、メーカーに作らせて販売すればいいのです。電灯線での自家発電同士での電力融通で儲ける体質をつくりましょう。変化についていくだけでなく変化をリードできる体質になるには、分社化はもちろん思い切って外部の血を導入することです。

* 原発設備産業だけどこの先どうすればいいのか判らない

=> 世界で原発を求める国に輸出して生き残る手は、あまり長く持ちそうにありません。かれらの国は、
原発に電源を依存したいのではなく、原発も持つ事で国家としての地位を保ちたいだけですから、大量導入はしないはずです。でも、原発を火力にするということで、新規開発の仕事が舞い込みますよ。
長期では、原発の新規研究(高速増殖炉も熱核融合も核兵器も)を下火にするとか中止にして、別の新規技術、たとえば、自家発電や電池の技術、再生可能エネルギー、メタンハイドレードの採掘や超大深度(30km以上)石油掘削とか、あるいは、夢を追ってLENR(低エネルギー核反応)とかを研究するといいことがありそうです。

Nov 10, 2013

うさみのりやさんの太陽光発電のアレな記事に補足

うさみのりやさんという、東京大学経済学部卒業後経済産業省で官僚生活を10年前後過ごされて無事それも完了されて、いまブロガーをされている極めて優秀な方が、「太陽光で脱原発はやっぱり無理ゲーでしたがそれなりに使い道はありました ~総集編~」という、結果的に現在の経済産業省の原発再稼働政策を応援しまくるスタイルの記事を発表されています。私の立場から読み込みのための補足をしたいと思います。

うさみのりやさんは、プログで生活をされています。彼の意見は、ご自身の生活スタイルを守り発展させるために書かれているのですから、これらの記事が書かれた背景に十分な想像を巡らせ、彼の立場に配慮したいと思います。

彼から聞こえそうな意見は、「もっと記事を正確に読んで欲しい、私の意見は太陽光発電所=メガソーラーで、原子力発電所を置き換えて脱原発は無理というものであり、太陽光発電技術そのものを否定していません」ということだと思います。たしかに読み込めばそういう内容の記事ですが、タイトルがアレナだけに誤解されやすいともいえますね。さすが官僚経験者のブロガーです、しっかりと抜け道は確保されています。

で、私が提起する補足事項ですが。

メガソーラーだけを考慮するうさみのりやさんの案に家の屋根や工場の屋根を加えてはどうか。メガソーラーは、その敷地を太陽光発電だけに利用することを考えられているが、この場合は土地代がかかるし送電設備も必要になる。現在、家の屋根や工場の屋根に設置している現実を考慮しない手はない。この場合土地代がかからないし送電設備も要らない、その分コストが安い、ただし電気を貯めておく電池は、どこかで必要になる。農地も100%日光が必要な訳ではなく、10%程度を太陽光パネルにしても、農業生産性は減らない可能性は高いし、うさみのりやさんの記事にもその研究が紹介されている。

うさみのりやさんの記事にある「(メガソーラーは)、関係施設を考えると(パネル面積の)1.5倍程度の敷地面積を必要とする」。これも、変な話で、関係施設の屋根にパネルを設置すれば、そんな設備に面積は不要。電力会社が作ってきたメガーソーラーは、土地が安い田舎なのでそこまで本気で土地を節約していないだけなのではないか。

メガソーラーに拘る理由の一つは、いまの電力業界とおなじ集金構造をとれることが、業界とXX村に最適だからかもしれません。うさみのりやさんの計算の結論では、おなじ集金構造のメガソーラーは、旨みがない、だから、メガソーラーは、業界とXX村に人気がない。少なくともうさみのりやさんは手を出さないということ。

原発は、廃物処理方法が未定なぐらい手間・金がかかり業界とG村に旨みが出るのかもしれません。もちろんこの旨みは、国民と子孫の皆さんに電気料金と税金で支払っていただくものです。

うさみのりやさんの計算「施設野菜の農地の資産効率は1haあたり204.1万円」、「コメ農地の資産効率1haあたり55.2万円」と「メガソーラーの資産効率は1haあたり242.8万円(平成25年度買取価格 37.8円の場合)」は、興味深いです。買取価格は、いずれ他の発電所並みの原価 9円程度になるべきですから、「メガソーラーの現在の資産効率は1haあたり60万円(買取価格 9円=他の発電所並の場合)」です。ですから、メガソーラーは、今でも米作りより資産効率が高いことになります

メガソーラーの市場への参入障壁は、農地法だけでなく電力自由化がされていないことであることが、なんとなくわかってきます。

「そうはいっても、太陽光発電は昼だけ、電気は貯めておけない」じゃないか、という意見が聞こえそうですが、実は誰でもご存知のように電気は電池に貯めておけます、しかも電池部品そのものはどんどん安くなっています、EVカーやPHVカー、ハイブリッドカーから明らかです。しかし、家庭用の大容量電池商品は、とても高価です、これは日本の家電メーカーが高価格政策を取っているからです。日本の家電メーカーには体力も意欲も今はまったくありません、ということで期待がまったくできません。また、うさみのりやさんぐらいに頭のいい人でも立場が有り、「家庭で電気を貯めていけは、解決じゃん」という発想を公にすることはできないようですね。

うさみのりやさんの計算に使われている各電源の発電コストは、2010年の予想であり、原発事故前のものです。これを信じていいものか、今回の事故以後は、誰もが、信じられるはずがないという気持ちがあります、ここではとりあえず疑わしいということにしましょう。

原子力のコストは、2011年の原発事故以後、政府は再計算していないですね(再調査の結果、政府は使用済み核燃料の処理費用は、再計算していました、ただし肝心の保管費用は計算していません、この点は別記事でまとめる予定です)。そして、核廃棄物処理費用がいくら掛かるのか余裕を持って計算されていない可能性が極めて高いことは、あちこちでささやかれていますね。また、福島の事故が起きた以上事故の賠償と修復の費用は、全額原発のコストに参入しないとフェアではありませんね。さて、原発のコストはいくらになるか、誰もが2010年の発表値 原子力 8.9円/kwh は、安くなるはずがないと思っています。仮に安くなるなら、原発だけを、廃棄物処理まで含めて独立採算の会社にすればいいはずなのに、電力会社方面からそのようなフェアな声はまったく聞こえてこないことも傍証です。原発は、廃棄物処理を国に丸投げするという業界とG村に旨みがあります、行政の人員拡大志向の権力者も丸投げされたほうが組織が膨張できて美味しいのです。ですから、「本当の発電コストがもっと掛かっても旨みさえあれば、続けたいという意志」がどこからともなく出てきます。負担・ツケは国民とその子孫に広くかぶさってきます。

「本当の発電コストがもっと掛かっても旨みさえあれば、続けたいという意志」は、現在の太陽光発電産業側にもあります。これは、再生エネルギーの買取価格制度のことを意味します。

うさみのりやさんの計算「(日本の現在では現在の太陽光発電設備の発電コストは27.0円/kwh)量産により太陽光発電の発電コストは21.6円/kwhまで下がる」は、私もかなり信ぴょう性が高い計算と思います。


で、実際の電気料金ですが、東京電力の家庭用の電力は、19円/kwhから、29円/kwh、通常は25円/kwh(円未満四捨五入)です。もちろん大口産業用はもっと安いです。どうですか皆さん、東京電力の値付けは絶妙ですね。太陽光よりちっょと安くなるようにしています。

電力会社が真に恐れていることは、自家発電が安くなり、電力会社から買うより安くなることです。自家発電は、電力会社の最大のライバルでありこれから厳しい競争がおきます。


家庭やオフィス利用なら、現在の自家用太陽光発電は小売り電力と遜色が無くなってきているので、このままコストが下がると、自家用太陽光発電が主流となり、原発が要らない可能性はありうると思われます。あとは、自家発電の世界に、ソフトバンクの孫正義さんのような事業家が出て来るかどうかですね。

自家発電であれば、送電設備は不要です。ただし、自家の太陽光発電なら、電池が必要です。

他の既存技術として、昼間の電気で水を電気分解して水素ガスを作りエネルギーを貯めて、夜は水素ガスを燃やして調理や風呂や暖房に使うのもいい考えです。太陽光発電で発電できなかった光の熱エネルギー(80%もある)をぬるい温水にして貯めておき、風呂やシャワーや暖房の足しに使うと、電気や水素ガスの使用量を劇的に減らせます。

で、発電コストの話に戻します。福島第1原発は、なぜ耐用年数40年を過ぎても利用していたのでしょうか、それは、耐用年数を過ぎてもとりあえず問題なく使えたからです、そして耐用年数が過ぎた設備は元を取っているのでコストはかからず利益しか産まないのです。ただし、原発は最後に爆発して、災害を生み出しました。太陽光発電は爆発して人が住めなくなる心配はありません。おっと脱線しました、家庭や工場の太陽電池は一般に20年の耐用年数で計算されているようです。これが、倍の40年利用できたとしたら、コストはガツンと半額になります。実際に発電パネルは、メンテナンスをしっかりすると40年ぐらいは持ちそうです。20年持たなそうな部品は、インバーターのコンデンサーが怪しいです。あとは電池です。ということで、実コストは、今のままでもメンテナンス次第でもっとコストが下がるが私の予想です。

うさみのりやさんは、「太陽光パネルの量産効果による価格低落の期待余地が乏しい」と書いていますが、これには私も賛成です。ただし、次の記事で「2025年ごろには、CIS型の太陽光発電の(発電効率が13%から25%に向上する技術革新で)コストが11.2円/kwhにまで下がることが見込まれます。」あるいは「将来的(2025年)な太陽光発電のコストは7.8円/kwhとなり、原発の発電コストである8.9円/kwhをかろうじて下回る」。こうなると、「メガソーラーの2025年ごろの効率は1haあたり60万円から120万円になる(買取価格 9円=他の発電所並の場合)」、太陽光発電は原発と火力をしのぐ王者に君臨できるわけです。

ところで、私は、2025年には、LENRが実用化されるため、さらに低コストで電力を手に入れられると見ていますが、それは他の記事を見て下さい。

うさみのりやさんは、「環境省も火力発電の新設は環境アセスと地球温暖化防止を理由にそう簡単に認めない」と書いています、地球温暖化はしていないという情報が世界では流れているのに、日本では報道されていません。霞ヶ関の環境省の意見と異なることが原因かもしれません。

うさみのりやさんは、「バックアップ電源のことを考慮すると理想的な制御をしても、(メガソーラー)太陽光発電所(と送電設備)では年間1012億kwh程度の発電しかできず、震災前の原発の発電量である2690億kwhに遠く及ばず脱原発は不可能。」と書いていますが、これは今の電力会社の事業体系にメガソーラーを組み込む場合です。自家太陽光発電と電池の組み合わせなど技術革新、インベンション、と自家発電という仕組みの変更の可能性、これがイノベーション、を考慮してもらいたいものです。

うさみのりやさんの考察は、コスト意識がしっかりしたものです。この点は大いに賛成できるできるところです。うさみのりやさんはこれから、マイクロ水力発電を検討されるそうですが、願わくば、安全対策強化後で核廃棄物処理の全費用と福島第1原発の事故対策全費用を込みにした原発コストについてのうさみのりやさんの考察を見たいものです。

私は、原発を火力に改造して2025年までをしのげばいいのではないかと、うさみのりやさんの記事を見て思いつきました。原発を火力に改造についてはこの記事の前に書いてあります。こちらをどうぞ。





Nov 1, 2013

Yildiz モーターの展示会の結果

磁石だけを使い、入力不要のモーター「Yildiz モーター」
発明者 Muammer Yildiz氏が住む国 トルコの技術展覧会
INNOVATION TURKIYE EXPO (24-27th October 2013)
に出品されました


(写真は、Facebook内のものをリンク)

日本の安倍晋三首相のトルコ訪問がこの展示会時期と重なります。
でも、首相がこの展示会を訪問したということは、無さそうです(^_^;)。

出品展示の詳細は不明ですが、出品会場の写真は、
BSMHのFacebook内のグループに表示されています。
URLは、ここ。 
コメントがトルコ語で自動翻訳されるのですが、何だか意味不明になります。

発明者 Muammer Yildiz氏がトルコ語でデモしている動画の一つが これ
思ったほど、また、昔見たデモのときより、羽根車の回転が早くないです。

一ヶ月間の連続運転試験が成功すれば、間違いないのですが、、、
本当のところはどうなっているのでしょうか。

モーターの中を見せてくれるデモがこれ


彼の会社のサイトは、"BSMH Magnetic Monopole"