Nov 27, 2012
太陽光はやはり有望
太陽光はやはり有望
太陽光に由来する再生可能エネルギーは、
安全でどこにでもあり、性能が向上し価格は低下中です。
つまり有望です。
(最後に紹介するMONOistの記事を見てください)
今の問題は、
(1)電灯線から電気を買うよりまだ高いこと。
(2)太陽光発電パネルだけでは家庭の電力をまかなえないこと。
(3)システムとしてまだ不完全なこと。
太陽光発電の価格は、設備価格です。
どこまで低下できるかは、チャレンジャーが
登場するかどうかがポイント、
残念ですが日本は世界に比べて高価格体質のままです。
安くなるには自作するか、、、。
いずれにしろ時間がかかりそうです。
太陽光発電パネルだけでは家庭の電力をまかなえない、これは、
ふつうの屋根は南側と北側に分かれているので、
南側にしか太陽光発電パネルを置けないこと、
これだけでは、住宅の消費電力の30%-60%程度しか発電できないという意味です。
屋根の形状を考え直す必要があります。
太陽光発電パネルは太陽光の10-20%しか電力に変えることができないので、
残りのエネルギーり90-80%は熱になりどこかに行きます。
この熱を同時にうまく蓄熱すると暖房や給湯に利用できます。
つまり余計な電力とガスの利用を低減できます。
(電気自動車の一日の20-50Km走行のためには、
テニスコート一面の太陽電池で一日の発電が必要です)
つまり、システムとしては、
住宅として太陽のエネルギーを無駄なく取り込み
蓄積再利用てきるようにしているかがポイントです。
まだまだ、システムとして不備が目立つことが気になります。
中国製と米国製の太陽光発電パネルの価格破壊が着々と進行しており、
日本の電機メーカーは追随できていません。
液晶テレビ・携帯電話の二の舞、三の舞を繰り返しています。
やはり基本となる世界品質を満たせば価格競争が第一となる部品の業界です。
参考に太陽光パネルの世界価格の最新動向のサイトを紹介します。
http://www.enfsolar.com/cell-panel-prices
世界価格は、どんどん安くなっています。
電力の固定価格買い取り制度(FIT)が話題になっていますが、
発電と送電の会社を分離することが、フェアプレイといえますね。
世の中、フェアプレイだけではないことが問題ですね。
仮にフェアプレイを推し進めるなら、今の地方別の電力会社を
東日本送電株式会社、西日本送電株式会社
日本火力発電株式会社、日本水力発電株式会社、日本原子力発電株式会社
の五つに分けることになりますが、、、。
風力発電所にしろ地熱発電所にしろ大規模施設となれば
企業が運営して売電することになります。
太陽光発電パネルの面白いところは、
個人レベルで自家発電して利用することです。
最後に、MONOistの記事を紹介しておきます。
どこに作る? 国内最大級の洋上風力発電所 2012年10月15日
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1210/15/news120.html
2020年までに国内で最も伸びるエネルギー源は? 2012年10月12日
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1210/12/news022.html
ドイツの太陽光発電、「失敗」から日本が学べること 2012年06月05日
(ドイツは失敗でなく導入ピークが終わり安定期に入ったということ)
http://eetimes.jp/ee/articles/1206/04/news092.html
「元が取れない太陽電池」という神話 2012年02月09日
(今は太陽電池パネル単体では1年-3年程度で元がとれています)
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1202/09/news016.html
価格性能比に優れた太陽電池とは ≫ 2011年12月22日
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1112/22/news024.html
日本のエネルギーは今後どうなる 2011年11月25日
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1111/25/news019.html
太陽光発電のコストダウンはどこまで可能か 2011年08月11日
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1108/11/news015.html
Nov 21, 2012
もったいない学会に学ぶ
もったいない学会という会があり、いろいろな情報を発信されています。
そして、いろいろ学ぶことができます。
私は、もったいない学会の一部に賛成、一部に疑問ありの状態です。
「もったいない学会=シフトム」の主張とそこからもっと調べるべき課題
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・安く採掘できる石油の時代が2005年に終了した後は高い石油の時代。
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高い石油の時代は、その通りだ。
今は米国のシェールガスの時代が始まろうとしている。
たしかに、シェールガスは、採掘に手間がかかり
エネルギー収支比(EPR)が悪い、だから高いだろう。
当然、シェールガスは小麦と並び米国の世界戦略商品である。
「石油はあと40年で無くなる」とは、40年前から言われ続けてきている。
ずっと同じだ、産油国と石油業者の戦略は、
この脅し文句で石油を独占し続けて利益を上げていくことと感じる。
もったいない学会の人々が石油産業のOBであることがひっかかる。
でも石油無機起源説が巷にあり、
石油や天然ガスが無くなることは、
少なくとも数百年は無さそうである。
石油価格は産油国と石油業者のさじ加減次第。
産油国と石油業者の言いなりにならないためにも
日本は自給できるエネルギー資源を探す必要がある。
もったいない学会の「低エネルギー社会の勧め」で
「エネルギーや食料を自給できる地方分散システム」を勧める以上、
国家としてもエネルギー自給を探求することは当然と思える。
最悪ケースを計算したのだが、
日本の太平洋の南鳥島の海洋に半径100kmの太陽電池を敷き詰めれば
今の消費エネルギーすべてを賄える。
石油が欲しければ、電気から水素を作り
水素と石灰石から炭化水素を作ればいい。
総費用は高く見積もって今の価格で1,000兆円ぐらい。
コストダウンすれば、10分の1で可能だろう。
国力を考えれば、たいして高くも無いのだ。
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・原子力発電は石油インフラの上でしか成りたたない
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これまではその通り(原発は他のエネルギーのおかげで作れた)。
これからは原発を廃止してもその通り(他のエネルギーのおかげで廃棄できる)。
私も他よりコストがかかり原理的に安全でない原発を早く廃止したい。
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・エネルギー資源はエントロピーを考えよ
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科学的にその通りだが、、、。
エントロピーという難しい概念を正面に立てず
採算を言ったほうが、庶民や私には解り易い。
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・(サブ)海水ウランは資源にならない
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その通り、今はまったく元がとれない。
また原発は廃止したいから、今後もウランを集める必要も無い。
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・(サブ)藻類人工栽培で安い石油は不可能
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その通り、今は元がとれない。
(想像するに今の石油の10-100倍ぐらいかな)。
もったいない学会の説明では、藻類の栄養源を人間のし尿にしているが、
クロレラ等の光合成藻類を使うほうが効率がいいと思われる。
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(サブ)日本近海のメタンハイドレートは利用できない
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採掘では技術革新を期待できる、智慧を集めてやってみないと判らないはずだ。
技術革新・コストダウンへの挑戦こそ大切と思う。
また、石油無機起源説に従い、日本領土、経済水域内で
石油・天然ガスを探す方が早いかもしれない。
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・石油代替エネルギーはない:バイオや太陽光の「質」は低い
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バイオエネルギーと石油を比べればバイオの質は低い。
しかしバイオエネルギー(薪藁)は緑溢れる日本で土地があればタダで手に入る。
でもバイオエネルギーはそもそも量が少ない。
地熱については、調査中でよく判らない。
とりあえず、採算は石油より高くつくことは確か。
深く掘れば熱いところに行き着くが、
採算、設備維持費、寿命が謎で気になる。
風力発電はコストがかなり安くなったというが、
設置場所と風任せの不安定さなど課題は残る。
もったいない学会は、誤解されているようだが
太陽光の光子エネルギーそのものは石油の化学燃焼より遥かに質が高い。
ただ密度が薄いだけである。
太陽電池も改良され製造コストは下がりつつある。
今は太陽電池が最も有力な候補である。
太陽電池は家庭に設置できるため、石油業者の最も脅威とするところである。
だから、石油会社が子会社で太陽電池を製造していたりする。
でも今のところ、太陽電池は石油より高い。
太陽電池と電池を組み合わせれば、
まだとても高くつくが、
自動車も船も飛行機も今は動かせる。
船は風も使える、船用のロボット凧が実用化されている。
太陽電池のコストダウン・効率・寿命向上
電池のコストダウン・軽量化・長寿命化
石油無機起源説に従い石油は無くならない、
石油業者は販売政策上からも太陽電池より必ず安くして来るはずだ。
代替エネルギーの候補に
常温核融合(ColdFusion, LENR)が登場してきた。
E-Catが本物かどうかの見極めが遅れて来年になりそうだ。
もったいない学会の予想とは違い、まだまだ技術革新はありそうだ。
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・低エネルギー社会の勧め
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(どの代替エネルギー論者も)我田引水の税金依存の既得権益
(の確保を目的とした体質)との指摘は、その通り。
代替エネルギーが、そんなに儲かるなら、
勝手に自力でやればいいはずが、
やらないで国家の補助金だのみということは、
儲からないことの間接証明である。
シェールガスや常温核融合のベンチャーは
勝手に自力でやっているから、邪魔をしてはいけない。
仮に、もったいない学会の主張のように技術革新が無いままとすると、
働かない人がたくさんぶら下がる日本社会は維持できない。
破滅的な将来となる可能性もある。
低エネルギー社会とは、「地方や家庭でエネルギーや食料を自給できる地方分散システム」
とあるが、その具体像は、読者への宿題となっている。
エネルギーコストが上がれば、経済原理で自ずと低エネルギー社会になっていくはず。
税金で誘導する必要はまったく無い。
もったいない学会のように、WEBで自説を公開すれば良いだけと思う。
- 流通のエネルギー効率の追求
- 住宅のエネルギー効率の追求
- 非電化生活の追求
- 菜食の追求
- 医者にかからずポックリと逝き天寿をまっとうする追求
など研究の対象は、たくさんある。
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・立体農業の勧め
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自分は、よく知らないことなので、以下の課題を検討する意味がある。
立体農業の採算性、商品性
農薬・化学肥料の必要性
収穫の量・質・期間・保存方法・栄養学検討
立体農業の実績
栗は煮たり焼いたりすれば食べられるが、タンパク質源としてどうか。
団栗やトチノミはえぐくてとても食べられない
それこそエネルギー収支比(EPR)が悪いのだ。
Nov 19, 2012
新しい石油無機起源説を学ぼう
中島敬史さんの論文や講演記録のリンクを掲載します。
(私も乗り遅れて来て、ようやくここにたどり着いたのですが)
米国石油地質家協会(AAPG)研究会議 「石油の起源、無機起源か有機起源か」に参加して
http://eneken.ieej.or.jp/data/pdf/1107.pdf
講演・座談会 石油の無機起源説について
http://www.engy-sqr.com/member_discusion/document/sekiyu-mukisetsu051001.htm
無機起源石油・天然ガスが日本を救う!? 地球深層ガス説の新展開
http://oilgas-info.jogmec.go.jp/report_pdf.pl?pdf=200505_013a%2epdf&id=609
無機起源石油・天然ガスが日本を救う!? ―地球深層ガス説の新展開―
http://oilgas-info.jogmec.go.jp/report_txt.pl?id=609
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私の感想です。
中島敬史さんが世界の学会に参加された感想
「今回、50 ヶ国から約 7,335 人の参加者があった。なお日本から
の参加者は事前登録数約 10 名だったが、実際にはそれ以上と思われる。」
にもありますが、日本人の参加がきわめて少ない
計算 10/7335 = 0.0013633265167007499
驚く無かれ、日本人の参加 たったの 0.1% です。
(つまり大学の学者さんの参加はもっともっと少ない)
ことが判ります。
つまり、学会に参加する人数が極めて少ないということは、
日本のこの分野の科学水準は、とても遅れていることを意味します。
ですから有名大学の学者さんも、とても遅れていることを意味します。
こんな遅れた(?)人たちに日本の未来を任せるなんて不安です。
日本で古い学説(石油の場合有機起源説)にしがみ付いていては、
日本には石油も天然ガスも石炭もメタンハイドレードも
まったく無いことにならないでしょうか。
今のままでは、進歩しないどころか、国家衰退への呪縛になる気がします。
オープンに新しい知識を共有していきましょう。
Nov 18, 2012
超大深度掘削は可能
石油の無機起源説(ロシア中心の学説)で考察したのだが、
地球ののどこでも、日本でも、超大深度であれば、
石油が出てくる可能性がある。
ロシア原油生産量は、
いったん1980年代にが落ち込んだが
無機起源説に沿って探査をやり直して
回復した。今では、
1日あたり原油生産量(2009年)
1位 ロシア993万バレル
2位 サウジ976万バレル
3位 アメリカ914万バレル
4位 イラン418万バレル
5位 中国400万バレル
6位 カナダ329万バレル
7位 メキシコ300万バレル
であり、無機起源説の正しさを立証する。
石油や天然ガスを掘り当てるには、今の日本人には、
知識が無くギャンブルでしかない。
しかし、掘れば最低でも摂氏200-300度の高熱が手に入るので
発電機も回せるし、余熱で温泉も作れる。
だから、まったくのギャンブルではないのだ。
ここで、ビジネスにするなら、
超大深度の掘削の途中で出てきた地熱や温泉を
利用してビジネス(地熱発電や温泉施設)をしつつ、
掘削をし続ければいいのだ。
日本で超大深度を掘れるのは、
地球深部探査船「ちきゅう」のスタッフ
地熱エンジニアリング株式会社
日本海洋掘削株式会社
ぐらいかな。
地球深部探査船「ちきゅう」のスタッフに
ビジネスとして、地熱開発、温泉開発、石油開発、天然ガス開発をしてもらい
上がった利益で、研究用に好きなだけ掘ってもらうとする
こんなアイデアがありうるのだが、、、。
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超大深度掘削で発生する事象は、まさに大地との戦いである。
以下の過酷な条件をクリアする必要がある
- 高熱 最低でも摂氏400度程度を想定する必要がある。
冷却しても250度ぐらいまでにしかできない。
冷却不要な設備機材の開発が必要。
- 高硬度 硬い岩石を砕く必要がある
- 高圧 強い圧力を受ける
- 高破砕性 もろい地質では、圧力で破壊され押し返される
- 高腐食性 岩石の性質から強酸、強塩基が現れることがある
- 高粘性 切削岩石を細かく砕いて泥にして回収するために水を利用するが粘土のように粘りつく
したがって、設備や機材を毎回開発すれば、極めて高額になる。
掘削は、「ライザー掘削システム」を使うそうだ。
ライザーとは、直径数十cmの鋼管、長さはずっと長い。
このライザー管をつなぎ合わせて地底まで伸ばしたもの(riser string)である。
この管を地底の底までつなぎ、
この管の中ですべての作業を機械で実施する
特殊な泥水をこの管の中で上下に循環させて
地底最下部のドリルの動力とし、
さらに掘削してくだいて砂や泥となった岩石を回収するためにも使う。
だから、掘削設備は、ある程度標準化して大量に作る必要がある。
国際標準がきっとあると思うが、、、。調査しなければならない。
日本の税金まかなう設備、機材では、
地球深部探査船「ちきゅう」が有名であるが、、、
科学者の単なる学術的興味で
コスト(何十億円も)のかかる海を
掘るのはもったいなさすぎる。
だから、彼らに、陸でガンガン掘ってビジネスして
その儲けで海も掘って貰いたいものである。
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超大深度掘削が環境に与える影響
- 小さな地震(マグニチュード4程度)が起きるかもしれない
- ガス、石油、地下水(温泉)、溶岩? 噴出事故
この程度の地震であれば、地震慣れした日本なら被害はないだろうと推測。
安全設備(遮断装置)の装備が必要。
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参考サイト
ドイツ大陸科学掘削計画 KTBプロジェクト
1987年9月~1989年4月(560日)掘削深度:4000.1m では、422億円掛かった。
(25年前のことなので技術もなかったためと思われる)
http://www.japt.org/html/iinkai/drilling/seikabutu/fukaboriiin/fukabori.html
石油技術協会
http://www.japt.org/
日本の民間石油会社には、石油掘削技術がないことが良く判る。
日本の民間は、チャレンジする価値が無い
(輸入して売りつければ儲かるから不要)と判断しているということでもある。
日本原子力研究開発機構の核廃棄物の大深度地層への廃棄のための試掘研究
http://jolisfukyu.tokai-sc.jaea.go.jp/fukyu/mirai/2011/12_11.html
まったく余計なことをしているのだが、それだけにもっといいことに応用はできそうる。
地球深部探査船「ちきゅう」の大深度掘削「ライザー掘削」システム
10km以上の掘削を目標に開発を続けている
http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/developtech/index.html
ライザー掘削とは?
http://chikyu-to-umi.com/RISER3.HTM
ロシア・コラ半島超深度掘削坑
1970年-1992年 深度15,000m 地温180℃ 大量の水素発見
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%A9%E5%8D%8A%E5%B3%B6%E8%B6%85%E6%B7%B1%E5%BA%A6%E6%8E%98%E5%89%8A%E5%9D%91
地熱エンジニアリング株式会社
地熱発電・開発に関わるコンサルタント
深度3000mぐらいは掘れるようである
http://www.geothermal.co.jp/product/sakusei/p1000.htm
日本海洋掘削株式会社
http://oilgas-info.jogmec.go.jp/pdf/0/688/200609_047a.pdf
中国の今後の成長率計画の数値の意味
2012年11月14日
北京で開催された中国共産党第18回全国代表大会(十八大)の報告で
胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席は
「経済建設は国家振興の要。発展こそ絶対的道理」
「全面的により深い経済体制改革を行う」
「より深い改革は経済発展モデルの転換加速が鍵だ」
「2020年までに2010年比で国内総生産(GDP)規模を倍増」
「国民1人当たりの平均所得を2020年までに2010年の2倍に引き上げる」
「経済体制改革の核心は政府と市場の関係を正し、市場ルールを尊重しながら政府が効果的な対策をとることだ」
などを説明されたそうだ。
この報告を見て中国は低成長時代に入ったということは間違いだろう。
10年で2倍という率は、年率にすると 7.2% である。
計算式 pow(2, 1/10) = 1.0717
年率 7.2% は、どう見ても高成長だから、、、。
では、中国はどのように変わるのか、
私にも予想はできるが的中するかどうかは判らない。
でも、これまでそうであったように、これからも、
中国共産党が考え望んでいる姿になることはほぼ確かだろう。
中国は日本と比べてとても広い、
だから地域格差は日本より大きい。
これだけ広いと、格差はかならずしも平均化する必要はないのだ、
格差をうまく利用して、中国全体として経済発展できるはずである。
日本政府が日本国内を治めるより
中国共産党なら中国国内を上手に治めることができるだろう。
たとえば、中国国内の人間の居住・移動を制限すれば
格差があっても地域ごとに物価に差をつけることができる
生活に満足できれば暴動も起きない。
中国と外国の為替は徐々に元高に変わっていくだろうが
中国共産党が望んでいる数値は不明ということは
これまで通りその上昇速度はとても遅いだろう。
低賃金労働力のグローバル競争の呪縛にとりつかれている
これまでの日本の企業経営者視点からは中国共産党の発想について
まったく考えもつかないだろう。
もちろん私も中国共産党が何を考えているか良く解らない。
でも、中国共産党は、10年よりもっと先、最低50年を見ていると思うし、
彼らの力は企業経営者のレベルをはるかに超えていることは確かだ。
これからの中国は、中国ブランドの独自商品を作り、
世界中に販売もするが、中国国内にも多く販売することは間違いない。
実用的で低価格で国際品質基準を満たす商品である。
そして中国ならではのブライドの高いブランドもできるだろう。
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日本企業は、中国に行ったきり返って来れないことを覚悟して行く必要がある。
そもそも外国で仕事をして、日本に収益をすべて持ち帰るという考えが不健全なのだ。
私たちがコカコーラやマクドナルドにどんなことを思うか、、。
食品やサービスなどの産業が外国へ進出して、
企業名が同じブランド以外にどんな意味があるのか私には理解できない。
低賃金労働を求めて、
上から目線で外国に進出する時代は少なくとも中国については終わったのだ。
そして他の外国に対しても終わりつつあるだろう。
日本は、対等のパートナー目線、
あるいは、お客様(外国)は神様という目線で進出しないといけないのかも。
日本でこれまで実用的で低価格で国際品質基準を満たす商品を作ってきた企業が
その商品の製造を諦めるとその時点で企業は死ぬ。
いまの日本の電器産業はその実例である。
「実用的で低価格で国際品質基準を満たす商品」は、
最も売れて最も収益が上がるが最も競争が厳しい世界なのだ。
この主戦市場から撤退すると、沢山の失業者が生まれる。
だから日本の人口が減少していくことは、日本人にとって好都合なのだ。
今も「実用的で低価格で国際品質基準を満たす商品」で戦う輸出企業、
それはもう自動車産業、部品産業、材料産業ぐらいしか残っていないが、
この戦いは永遠に続くと考えていなければならないのだ。
自動車産業にも電器産業で起きたことが起きると想像したほうがよい。
であれば、電器産業のEMS(Electronics Manufacturing Service)に対応する
製造専門の自動車会社AMS(Automobile Manufacturing Service)が
勃興する可能性は十分にある。
早くそれ専用の会社 = AMS を興した者が勝つのだろう。
これから、自動車会社は、製造の自動化・省力化を徹底し
製造人員の削減をしなければいけないし、
表に見えない車の基礎開発の実力をつけなければいけない。
これは、人口が減って行く日本では、まさに好都合なのだ。
そして、それ以外の日本の企業
(実用的で低価格で国際品質基準を満たす商品を作れない者)は、
もっと別のことをしなければいけない。
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日本は国家として、生活の高コスト体質(税、食品、エネルギー、交通、医療)を
改善し世界標準まで近づけると、輸出企業を守ることができる。
そうすれば、今より幸せな社会を実現できる。
でも、そんな中途半端な目標は止めて、いっそのこと、
「廉価・国際品質の製品を、世界一少ない労働時間で作り、
余暇を楽しく過ごせる社会で幸せに暮らす」
を目指そう。
つまり、「世界の人が理想と仰ぐ国家を建設しよう」
という高い目標を設定して国民全体で取り組むと素晴らしい。
このまま高コスト体質のままでいると、輸出企業が死ぬ(つまり日本からいなくなる)。
こうなると日本は、食品、エネルギーを輸入できず、一気に貧乏になる。
そうすると、円安に傾き、食品、エネルギーが輸入できず、国内物価はさらに上がる。
人々の生活は苦しくなり、太平洋戦争の敗北と東日本大震災の被災以来の大惨事を招く。
今の日本の輸出産業の戦いぶりは、
太平洋戦争の局面になぞらえて言えば、
連合軍の反攻が開始されマリアナ沖海戦の日本軍の敗北あたりであろうか。
ここで日本国として、国民一人一人が賢明な作戦を取れるかどうかが大切である。
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人口が減る状態は好都合であると考えよう。
食品の自給率は自動的に上がる。
子供の教育に十分な手間・暇をかけることができる。
交通量が減少し、時間の節約、快適になる。
施策として、農業は会社化・工場化して、廉価で良い物を大量に作る。
エネルギーが安くなれば、すぐ可能だ。
エネルギーも高コスト体質を改めるために、自給自足体制を目指す。
常温核融合、海洋面太陽光風力発電、超大深度地熱発電、
超大深度石油採掘、メタンハイドレード採掘など
可能性のある技術は目白押しだ。
核分裂原子炉のように燃料を100%輸入し廃棄物処理にコストがかかるものは
早急に廃止することか望ましいことは言うまでもない。
もちろん、まったく実用にならず莫大な研究費だけかかる熱核融合も中止しよう。
もちろん医療費を削減できるよう、治療に費用のかかる病気に罹らないよう
健康で質の高い生活ができるように、
(一生の健康保険の支払い高と利用高の収支が常に見えるようにするとかして)
みんなが注意するようにしないといけない。
Nov 17, 2012
ECAT Technology 翻訳
http://ecat.com/ecat-technology (2011年11月17日)の翻訳です
訳文の正確さを保障していませんので、解釈は自己責任でお願いします。
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ECAT Technology
The ECAT, Energy Catalyzer, is a Game Changer in the Energy Production Sector because it is:
ECAT、Energy Catalyzer は、エネルギー生産分野におけるゲームチェンジャーです。なぜなら、
Energetically Superior
精力的に優れているから
Costwise Superior
コストの点で優れているから
Environmentally Superior
環境面で優れているから
What is the ECAT?
ECATは何ですか?
The ECAT is the first commercial Cold Fusion or LENR device (Invented by Andrea Rossi, commercialized by Leonardo Corporation)
ECATは最初の商用コールドフュージョンまたはLENRデバイスです(アンドレア・ロッシによって発明され、レオナルド社によって商品化されました)
The ECAT generates heat energy by fusing Nickel with Hydrogen (This is an exothermic reaction, i.e. produces excess energy)
ECATは水素とニッケルの融合により熱エネルギーを発生させる(これは発熱反応であり、すなわち、過剰なエネルギーを生成します)
ECAT Fuel Facts
ECATの燃料の事実
ECAT Fuel (Ni-H) in Comparison with oil:
石油との比較におけるECAT燃料(ニッケルと水素):
Costs 1/1000 of Oil (Cost less than transportation cost of oil)
コストは石油の1/1000 (油の輸送コストよりも低コスト)
Energy Density > 100 000 x oil
エネルギー密度> 100 000 × 石油
Power Density > 100 kW/l
出力密度> 100キロワット/リットル
Reserves 10 billion years oil 150 years
埋蔵量100億年 石油150年
(訳注、近年世界最大の産油国ロシアの石油は5千メートル以上の超大深度からくみ上げられ、
石油無機起源説が裏付けられつつあり、埋蔵量は数千年分あるともされますが、
E-CATのニッケルと水素方式は、それをはるかにしのぐ太陽系の寿命までOKという意味です)
No emissions, no pollution, no noise.
全く排出せず、無公害、騒音無し。
1 liter Ni-H <-> 2 000 000 liter oil
1リットルのNi-H < -(相当する)- > 2 000 000リットルオイル
The ECAT will revolutionize energy production as we know it. On top of the favorable Fuel Facts the ECAT features:
このように、ECATは、エネルギー生産に革命をもたらすでしょう。 :良好な燃料事実という、ECATの特徴の上において:
Low Operation and Maintenance Costs (the modular design admits minimal maintenance)
操業とメンテナンスのコスト削減(モジュラー設計は、最小限のメンテナンスになる)
Minimal Fuel Transport Cost (only 2 refuelings/year under continous run)
最小限の燃料輸送コスト(連続運転環境下で 一年にたった2回の再充填)
Zero Carbon Dioxide Emissions
二酸化炭素排出量ゼロ
Zero Noise (only noise from auxilliary products <50dB)
ゼロノイズ(補助製品からのノイズのみ<50デシベル)
The process that makes this possible is called Cold Fusion or Low Energy Nuclear Reaction (LENR).
これを可能にしたプロセスは、常温核融合や低エネルギー核反応(LENR)と呼ばれる。
Nickel is fused with Hydrogen and transmutes into copper.
ニッケルは水素と融合され銅へと核種変換します。
(訳注、ニッケルの原子番号は、28 銅の原子番号は29です。
一般にニッケルが銅に変化した場合、銅の同位元素となりますので、
放射性(被曝の可能性)があるかどうか慎重に確認する必要があります。
また、核種変換が銅だけに限定されるかどうかも
慎重に確認する必要があります。)
This is an exothermal nuclear process
これは、核発熱過程である
that releases energy at around 10MeV per atomic reaction compared to the burning of Hydrogen
水素の燃焼に比べて原子反応あたり10MeV付近でエネルギーを放出している
which only releases 1.5eV per atomic reaction (Burning H2 in O2).
(酸素 O2 内の 水素 H2 燃焼では)原子反応あたり、わずかの 1.5EV を解放します。
Per atom, the exothermal process has an energy content of more than a million times the energy content of the most energetic (per weight) chemical process.
原子当たり、発熱プロセスが最もエネルギッシュな(重量当たり)の化学プロセスのエネルギー含有量の百万倍以上のエネルギー量を持っています。
The higher weight of Nickel and the fact one usually disregard Oxygen’s weight due to its presence in air makes the net factor around 200 000 when compared to oil.
ニッケルの高い密度の重さ、そして次の事実、通常空気中に存在するために酸素の重量は無視できる、それらから、石油と比べて、正味で約 200 000 倍の因子があります。
The abundance of Nickel in the earth’s crust and the low price of Nickel make the ECAT one of the cheapest energy producers around.
地球の地殻中のニッケルの量とニッケルの低価格は、だいたいにおいてECATを最も安いエネルギー製造機にします。
The ECAT does not pollute or release any carbon dioxide.
ECATは二酸化炭素をまったく汚染したり排出しません。
Put together, there is no doubt that this is a good and safe energy source for the future.
まとめると、これは将来のために良い、安全なエネルギー源であることに、疑いの余地はない。
For more information about the sience behind the process read ECAT Science.
プロセスの背後にあるサイエンスについての詳細はECATサイエンスをお読みください。
If you are interested in this technology or in one of the ECAT products, do not hesitate to sign up and contact us by using the ECAT Inquiry form.
あなたが、この技術やECAT製品のいずれかに興味がある場合は、サインアップして、ECATお問い合わせフォームを使用してご連絡することを躊躇しないでください。
Cold Fusion expert Jed Rothwell has written an excellent paper of possible applications where he shares his view on this groundbreaking technology:
Cold Fusionの専門家ジェド・ロスウェルは可能なアプリケーションの優れた論文を書いています、ここで彼は、この画期的な技術上の彼の見解を共有しています:
(訳注 ここから、ジェド・ロスウェルの論文の引用です)
Cold fusion has been called the ideal source of energy:
常温核融合は、理想的なエネルギー源と呼ばれています:
it does not pollute;
それが汚染しません。
the fuel is inexhaustible;
燃料は無尽蔵である;
it is potentially thousands of times cheaper than conventional energy;
それは潜在的に、従来のエネルギーよりも数千倍安いです。
and it is compact.
そして、それはコンパクトです。
“Compact” means both energy and power density are high.
"コンパクト"は、エネルギーとパワー密度の両方が高いことを意味します。
(訳注 ここでのエネルギーとパワーの意味は、
自動車に喩えると、エネルギーは一回の給油で走れる走行距離、パワーはエンジンの出力・馬力になります)
Gram for gram, energy density appears to be about a million times better than oil, coal or other chemical fuel;
重さのグラムとグラムをくらべて、エネルギー密度が石油、石炭やその他の化学燃料よりもv百万倍程度優れていることが明らかです。
a single, small charge of heavy water fuel will last for decades.
重水燃料の単一の小さな充填だけで、何十年も運転が続きます。
(訳注 ジェド・ロスウェルは重水燃料を想定していますが、ECATは、どこにでもある軽水素でよいのでさらに有利です)
Power density is at least as good as a uranium fission reactor core,
パワー密度は、ウランの核分裂炉心と少なくとも同じくらい良いです
but fission requires gigantic, heavily shielded, centralized reactors,
しかし核分裂は、巨大な、重いシールドされた、集中管理の原子炉を必要とします
whereas cold fusion engines will probably be as small and light as gasoline engines.
一方、常温核融合エンジンは、おそらくガソリンエンジンのように、小型軽量になります。
These advantages are so remarkable
これらの利点は、とても目を見張るものがあるので、
they give people a sense
それらは人々に次の意味・感覚を与えます、
that cold fusion must be “too good to be true.”
常温核融合は "話がうますぎる"に違いない。
Yet, cold fusion has no unique virtues”
けれども、常温核融合には、独特の長所がありません。
(訳注 ジェド・ロスウェルの論文の引用の終わりです)
Nov 15, 2012
頭痛と乱視の関係と実験
自分は頭痛持ちで、左の鼻の穴の奥の天井の中がすぐ痛む。
左側の鼻つまりでもあるので、鼻炎の癖(慢性的な鼻炎)があり
これがすぐ悪化するのだろうと思っていた。
が、しかし、妻に言わせれば、左目がよく充血しているとのこと。
鏡で見ると確かに充血している。
実は、「左目の奥」と「左の鼻の穴の奥の天井の中」は
同じ場所である。
この辺りがズキーンと痛くなることが最近よくある。
こうなると、半日以内に左側の頭全体も痺れたように痛くなる。
ひどくなる前に早めに頭痛薬を飲んで休まないと、
何もできないぐらいに痛くなる。
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最近の傾向として、パソコンで細かい文字(6ポイントぐらい)を表示して
一日8時間ぐらい続けると、痛みが出てくる。
最近取り組んでいる作業内容が細かい文字を要求しているのだ。
仕事や生活の習慣として、パソコンを利用する時間はとても長い。
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何十年も前々から、左目は乱視であり、
左だけで見ると物が左右に二重に見える。
正確には、やや左上からやや右下に二重に見える。
右下の方が濃く見える気がする。
最近この乱視が酷くなった気もする。
右目は、乱視はなさそうである。
視力も左より右のほうが少しだけよい。
視力は、左0.5 右0.7程度。
ふだんは、右目にたよって物を見ているようである。
乱視が始まったのは、20代からだと記憶する。
去年まで、乱視から生活に直接の支障がでることは無かった。
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ひょっとすると、
「乱視による目の疲れが頭痛の原因かもしれない」
と思うので、
以下の実験を自分の目でしてみようと思う。
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「乱視や近眼は治らない」が定説になっている。
たしかに、一週間やそこらで直るものではない。
でも、乱視や近眼の原因は、遺伝的(生まれたときから)と
後天的(生活習慣)の二つがあるという。
あるサイトでは、生活習慣が原因の乱視や近眼は
生活習慣を変更すれば改善を見込めるという。
またあるサイトでは、乱視や近眼の原因は、
目の筋肉への血行不足(酸素と栄養の不足)が原因という。
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自分の頭蓋骨の形は、上空から見下ろして
きれいな左右対称ではない。
かなりひしゃげている。
であれば、眼も右と左で視力の強弱が生まれつきで
ありそうである。
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残念ながら、自分の場合、パソコンを止めることはできない。
仕事上、できるだけ長くパソコンを操作することが必要である。
で、どのように生活習慣を改善するかというと、
片目でパソコンを操作するのである。
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また、左右の目の力が拮抗していれば、
パソコンなどのデスクワークでも目の疲れも拮抗するたろうが、
片方が強く別の片方が弱いなら、
強いほうに引きずられて、弱いほうの目はとても疲れるはずである。
実際いつも、痛みは弱い目の左から始まる。
ところで、両目で物を見る必要があるのは、立体視のためである。
パソコンなどのデスクワークで立体視は不要なので
片目ずつ利用すれば、目の疲れは半分になると思われる。
そして、目隠しをしている方の目は休憩しているのである。
片目だけで作業すると、たとえ弱い目でも
その目のリズムでリラックスして動くので、
視神経と脳の視覚野が混乱することがないと推測できる。
つまり乱視でも乱視があると脳が認識して動作し、
目全体として乱視を改善する方向に
目の筋肉や角膜がとてもゆっくり徐々に変わるかと推測できる。
あるいは、さらに悪化する場合もあるかもしれない。
それを実験で確かめるのである。
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実際いま、少し頭痛があったのだが、
強い右眼を目隠しして、弱い左眼だけで
この文章を書いている。
画面とキーボードが二重に(滲んで)見えているのだが、
不思議と頭痛が治まっている。
これから、交代で片目で見る実験をしてみる。
石油の無機起源説
今から40年以上前、学校などで習った石油の「有機起源説」
習って覚えただけであり、当時の説明の根拠は
「生物化石が見つかるから」だけだったと記憶している。
ところが、当時から無機起源説があって、
どちらが正しいかせ結論は出ていなかったとのこと。
当時のアメリカ(有機起源説)と
ソ連(無機起源説)の対立の反映でもあったらしい。
インターネットでちょっと調べれば直ぐ判るが
現代では、石油の無機起源説のほうが有力である。
自分の頭で考えることのできないサイトや
自分の都合で有機起源説のほうが既得権を維持できるサイトでは、
「石油の有機起源説」をいまだにとり続けていると感じられる。
今、世界最大量の産油国は、ソ連をひきついだロシアであり、
ロシアの油田は、無機起源説を立証する超大深度からくみ上げられている。
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ちょっと無機起源説の弱点かもしれない
シベリア洪水玄武岩について調べた。
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地球史のP-T境界といわれる地球史上最大級の大量絶滅時代の
ひとつの原因といわれる、シベリア洪水玄武岩(シベリア=今のロシアの一部)の
大噴火の溶岩の下に当時の生物(動植物)が飲み込まれて、
石油になった可能性はないか、(結論は、「無い」)。
シベリア洪水玄武岩の面積と体積は、調査すると、、
「アメリカ全土(約963万平方km)の面積に近い700万平方kmを覆い、
噴出総量は400万立方kmと推定。火山活動の中心地のひとつ
シベリア北西部ノリリスク地区は溶岩の厚さが3700mある。」
なので平均すると厚さは、0.6km未満しかない。
それに比べて、無機起源説の石油井戸は深い(5千メートル以上)のである。
つまり、ロシアの石油は、無機起源である。
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石油の無機起源説をとれば、
地球上どこでも石油は見つかるといわれている。
そして、日本のような大陸と海の境界にあれば
見つかりやすいとも言われる。
尖閣諸島に中国が目をつける理由は、これもあるだろう。
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教訓:学校で教わったことを鵜呑みにするな、自分で検証する必要あり。
教訓:多様な説があるが、理論だけでなく既得権益が絡むことがほとんど。
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地球史の年表を作りたくなった。
Nov 12, 2012
世界の人口密度ランキングを見て思うこれからの日本
日本の人口が減り始めている。
良いとなのか悪いことなのか、いろいろ意見がありますが、
私は、良いことだと捉えたいです。
変化を怖れず、良い面を見て行きましょう。
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人口が多すぎることによる諸問題
お金に関することは、
- 国の食料自給率が低いこと
- 生活必需品の物価が高い問題
- 住宅価格が高い問題
- 大都市部の通勤時間が無駄であること
- 道路の渋滞
- エネルギー自給率が低いこと
- これから世界的にエネルギーが不足すること
ですが、これは人口減少でいつのまにか解決します。
それよりも精神的な面の問題、
他人が多すぎて、ゆっくりできない、のびのびできない、
ストレスを感じてしまう、
社会にゆとりがなくなる
そういう普通の人にとっての大問題が、
どんどん解消します。
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世界の人口密度ランキング
http://ecodb.net/ranking/imf_area_lp.html
をみてください。
現在(2011年)の日本の人口密度は、約338[人/平方キロ]
世界の国別で、19位です。
これが、半分の170[人/平方キロ]以下になると
スイスとか、ナイジェリアとか、トンガとか、中国、
チェコ、デンマーク、インドネシア、タイ、フランス並です。
相当、暮らしやすくなると思います。
そもそも、明治維新のころ約1000万人だった人口が
わずか150年ぐらいで12倍以上になることが異常ですから、、、。
富国強兵、生めよ増やせよについて何も考えず
人口を政策的に増やしてきたツケが
回ってきたということです。
緑が濃く食料の生産力が高いアジア各国の中でも
日本の人口密度は突出しています。
人口密度が少なくても優秀な人がたくさんいることで
日本でも良く知られている国はたくさんあります。
モンゴル 1.78[人/平方キロ]
オーストラリア 2.95
カナダ 3.45
カザフスタン 6.12
ロシア 8.34
ノルウェー 12.88
サウジアラビア 13.10
アルゼンチン 14.59
フィンランド 15.98
パラグアイ 16.05
ニュージーランド 16.32
ウルグアイ 19.14
スウェーデン 21.00
ブラジル 22.90
ペルー 23.26
ベネズエラ 32.64
アメリカ 33.28
南アフリカ 41.47
カメルーン 44.03
イラン 45.60
アフガニスタン 47.66
メキシコ 57.73
アラブ首長国連邦 64.29
ブルガリア 66.07
モロッコ 72.17
エジプト 80.40
ギリシャ 86.11
マレーシア 86.52
ミャンマー 91.79
トルコ 95.73
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ときどき、人口減は国力が低下するという人がいますが、
そういう人は、安い労働力ととしてしか他人を見ていない人かもしれません。
でも、単に安い労働力を求める企業は、とっくに海外へ進出しています。
日本では、単なる単純労働力はあまり需要がない様子です。
そして高い商品を作ってもほんの少ししか売れません。
高級品はごく少量しか売れないものです。
現代は、安くて標準品質を満たす多様な種類の商品の時代です。
今、日本に残るのは、普通に生活している人だけです。
その普通の人の生活の質が上がっていくわけです。
生活の質とは、個人の時間が増えて自由に過ごせるということでしょうか。
個人の時間について、幸福を感じ満足できる方法が求められるのでしょう。
科学技術で世界をリードしたいという方針もありますが、
現代では技術は、すぐ真似されます。
アメリカのアップルと韓国のサムソンを見れば明白です。
そもそも、私たち日本が世界の先進国の真似をしてきて、ようやく世界から真似といわれないぐらいになったのです。
世界をリードできる独創的なアイデアは、自由で伸び伸びした雰囲気から偶然出てきます。
人口の多い少ないとは関係がありません。
自由で伸び伸びした雰囲気が国にあるかどうかです。
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50年かけて日本が目指すところは、「労働時間半減計画」です。
具体的には、
- 人口の穏やかで自然な半減
- モデル世帯(夫婦+子供二人)で、賃金労働は、夫婦合計で週40時間の実現
- 夫婦合計で週20時間を社会に還元(趣味やボランティアで社会貢献)
- 夫婦合計で週20時間を自分の子供の育児・教育に還元
- 独身者も、賃金労働は、週20時間
- 独身者も、週20時間を社会に還元(趣味やボランティアで社会貢献)
- 独身者も、週20時間を育児・教育に還元
- 自由で伸び伸びした雰囲気の多様な文化の推奨
- 子供は社会で自由に伸び伸び育てるという意識の育成
- 賃金労働をしない老人は年金生活だが、農業改革で食品物価が安いので年金も小額でよい
- 老人独身者も育児・教育社会参加が簡単にできるので世代間の知識が循環できる
- 成人ひとり当たり賃金労働の平均時間 週20時間のための産業改革
- 産業改革1:農業会社の設立で生産性4倍、価格4分の1の改革達成
- 産業改革2:工場の自動化で生産性の4倍効率化
- 産業改革3:エネルギー改革(技術・制度)でエネルギーコストを4分の1
- 産業改革4:流通改革(個人荷物受けの普及)で個別宅配の回数を削減
- 産業改革5:情報通信改革で情報通信コストを4分の1へ
- 産業改革6:勉強改革で知識教育を自動化、情操教育を増加
- 国政改革1:社会資本(道路・住宅など)の効率的維持で税金を半額に
- 国政改革2:健康な人はいつまでも働ける社会制度(定年の廃止)で年金財源を半額に
- 国政改革3:自由と平和と信頼による協調と中立の外交
でしょうか。
50年という時間は、
今の若者が老人となるときに実現できる理想の未来社会像として描けるからです。
10年ではあまりに短いし、100年では検証できないほど長すぎるというこどす。
Nov 10, 2012
軽水素から中性子発生も可能なはず、常温核融合の可能性
「常温核融合には、中性子があればいいはずだ」
という主張を繰り返してきました。
今日も「中性子を手軽に発生させる実用技術があるか」というポイントで
簡単な調査をしてみました。
常温で起きる核融合の実例が、
(まだ発電用ではありませんが)
メインストリーム科学者から報告されています。
超小型放電型中性子源による地雷探知技術の開発 京都大学・教授 吉川 潔
http://www.jst.go.jp/kisoken/jirai/ja/kadai/yoshikawa.pdf
慣性静電閉じ込め核融合(IECF)という方式です。
反応式は、重水素原子核の核融合(D+D)反応です。
少量であれば、常温の実験室で、
核融合が簡単に起こせることは、
すでに誰もが疑いなく認める実例があるわけです。
この例で、D+D反応に拘る理由は、
地雷源の探査のために、
中性子ピームがほしいからだと推測します。
----------------------------------------------
D+D反応は、
重水素原子核(D)をそのプラスの電荷に逆らって衝突させるほど
超強力に加速して衝突させてます。
反応は、二種類あり
(a) D+D → T(1.01 MeV) + H(3.03 MeV)
(b) D+D → 3He(0.82 MeV) + n(2.45 MeV)
(a)と(b)が、50%50%の確率でおきるそうです。
(MeV)は、発生した粒子が持つ超高速(=超高熱)の運動エネルギーです。
由来 D-D実験における核融合反応
http://safety-info.nifs.ac.jp/safe/safe_06.html
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これまで調査した結果、いわゆる常温核融合現象の原理(推測)は、
(1)軽水素を電離して、電離した水素原子核の陽子と電子を衝突させて中性子を発生させよう。
(2)中性子は附近の原子核に吸い込まれ、ベータ崩壊とガンマ崩壊を引き起こし発熱するだろう。
(3)中性子発生は、吸熱反応、ベータ崩壊とガンマ崩壊は発熱反応、合計で発熱反応。
です。
D+D反応のような一行で終わるほど単純なものではありません。
何段かに反応が分かれます。
でも全体として発熱するし、結果として核融合(より正確には核種変換(追記しました))することになります。
そして、互いに引き合う陽子(+)と電子(-)を衝突させるエネルギーは、
プラスの重水素原子核同士を衝突させる
D+D反応よりはるかに少なくて良くて、
ずっと簡単な装置で実現できるはずです。
でも、互いに引き合う陽子(+)と電子(-)を衝突させて中性子が
うまく発生するかどうか(上記の(1)の反応)の実験報告がほとんどないので、
そこがずっと気になります。
(つまり、これまで、注目されていなかった未知の分野ですね)
上記の(1)の反応は、電子捕獲というようです。
資料 4. 原子核の崩壊 4.2 ベータ崩壊
http://www.th.phys.titech.ac.jp/~muto/lectures/INP02/INP02_chap04.pdf
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