Aug 9, 2017

あなたの自由にしてよい

「あなたの自由にしてよい」これは日本人ならみんなが互いに認め合っていることです。
日本国憲法で認められている自由とは、自己の生命の使い方と幸福追求の権利のことで、公共の福祉に反しない限り、つまり、人に迷惑をかけない限り、自由だということです。


自由の権利を箇条書きにすると


思想の自由
  思想及び良心の自由
  信教(宗教)の自由

言論の自由
  言論、出版その他一切の表現の自由

行動の自由
  集会、結社の自由
  居住、移転及び職業選択の自由 (公共の福祉に反しない限り)
  外国に移住し、又は国籍を離脱する自由
  学問の自由
  婚姻は、両性の合意のみに基く
  いかなる奴隷的拘束も受けない
  意に反する苦役に服させられない(犯罪に因る処罰の場合を除いて)

財産の自由
  財産権は、これを侵してはならない
  令状による捜査でなければ、住居、書類及び所持品について侵されない

です。

他に大切なものとして、平等やその他の権利があります。

平等の権利

  法の下に平等
  人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
  華族その他の貴族の制度は、これを認めない
  栄誉、勲章その他の栄典の授与は、いかなる特権も伴はない

他の権利
  財産権 (財産の自由のことです)

  夫婦が互いに同等の権利を持つこと

  勤労の権利(働いて収入を得たい人が、働き口を得る権利)
  勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利
  能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利 (義務教育は、無償)
  健康で文化的な最低限度の生活を営む権利

  公務員を選定・罷免すること(成年者による普通選挙 投票の秘密)
  平穏に請願する権利

  公正な刑事捜査と裁判を受ける権利と拷問及び残虐な刑罰の禁止
    具体的には、
    法律の定める手続によらなければ、刑罰(死刑・禁固刑・その他)を科せられない
    裁判所において裁判を受ける権利
    令状による逮捕または現行犯逮捕のみ
    抑留又は拘禁の制限
    住居、書類及び所持品について、侵入、捜索及び押収を受けることのない権利
    拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる
    公平な裁判所の迅速な公開裁判
    自己に不利益な供述を強要されない
    無罪の裁判を受けたときは、法律の定めるところにより、国にその補償を求められる

憲法が保障する自由平等その他の権利は、基本的人権といいます。

一方で、憲法は国民に義務を課しています。

義務
  勤労の義務
  納税の義務
  すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務

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