Sep 9, 2015

自由と平等を掲げる民主主義が共産主義より優れている点

自由と平等を掲げる民主主義が共産主義より優れている点


  • 政権交代が普通選挙により行われ多数決で民意を共産主義より良く反映すること
  • 政権交代でも誰も殺されないこと
  • 失政で政権交代がされること
  • 自由(思想、言論、報道、職業選択、移動など)があること
  • 機会の平等があること
  • 誰でも立候補して政治家を目指せること
  • 誰でも株式を買うことで少額から資本家になれること
  • 誰でも労働者になれること
  • 私有財産が認められ、利益の追求ができること
  • 情報が公開されること、秘密事項もいずれ解除されること
  • 私有財産の交換市場を優先する合理的経済運営
  • 安全・環境への配慮ができること

共産主義の歴史の抜粋

1847年 正義者同盟が共産主義者同盟と改称
1848年 共産党宣言が、カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスより初刊行
1866年 ジュネーブで社会主義者の国際組織第一インターナショナルが初開催
1867年 資本論第1部が、カール・マルクスにより初刊行
1885年 資本論第2部が、フリードリヒ・エンゲルスにより初刊行
1889年 マルクス主義派が中心となって第二インターナショナルが設立
1894年 資本論第3部が、フリードリヒ・エンゲルスにより初刊行
『資本論』は、資本主義の生産と通商を研究した著作、共産主義には触れられていない。
の未来モデルを描いた著作ではない。
1914年 第一次世界大戦勃発
1918年 第一次世界大戦終戦
1922年 ソビエト連邦が成立
1936年-1938年 ソ連邦および衛星国の大粛清
1939年 第二次世界大戦勃発
1945年 第二次世界大戦終戦
1945年 ベトナム民主共和国が成立
1948年 朝鮮民主主義人民共和国が成立
1949年 中国共産党が国共内戦に勝利し、中華人民共和国が成立
1950年- 1953年 朝鮮戦争(休戦中)
1951年 中華人民共和国は、チベットを侵略し全土を制圧、後のチベット自治区
1955年 中華人民共和国が東トルキスタンを侵略し新疆ウイグル自治区とする
1956年 チベット動乱、20,000人以上が殺害
1958年 - 1960年 中華人民共和国が大躍進政策を実施し、推計2,000万人から5,000万人の餓死者を出す
1958年 中華人民共和国が青海省における虐殺でチベット人110,000人以上虐殺
1959年 キューバ革命
1959年 ダライ・ラマ14世はインドへ亡命し、チベット亡命政府を立てた
1959年 中華人民共和国が中央チベットにおける虐殺でチベット人93,000人以上虐殺
1960年-1975年 北のベトナム民主共和国(ソ連)と南のベトナム民主共和国(米国)のベトナム戦争
1962年 中印国境紛争
1964年 中華人民共和国が初の原子爆弾実験に成功。
1966年-1977年 中華人民共和国の文化大革命で1000万人以上殺戮
1968年 「プラハの春」のソ連軍勢力による鎮圧
1969年 中ソ国境紛争
1975年 ベトナム民主共和国がベトナム戦争に勝利し南を吸収して、マルクス=レーニン主義、ホー・チ・ミン思想を基軸とするベトナム共産党による一党独裁のベトナム社会主義共和国が成立
1975年 マルクス・レーニン主義を掲げるラオス人民革命党による社会主義国型の一党独裁のラオス人民民主共和国が成立
1978年 中華人民共和国で資本主義経済を取り入れる改革開放政策開始
1979年 中華人民共和国とベトナム民主共和国の間で中越戦争
1982年 中華人民共和国によりチベット人活動家115人が逮捕
1983年 中華人民共和国とチベット亡命政府との和平会談は最終決裂
1986年 ベトナムでドイモイ(資本主義経済)政策
1988年 チベットのラサ暴動
1989年 中華人民共和国で天安門事件で民主化を求めて集結していた学生と市民の数百人から数万人(詳細非公開)が虐殺
1988年 中華人民共和国がベトナム支配下のジョンソン南礁を制圧
1989年から 東欧の共産党政権が次々と崩壊
1991年 ソ連が崩壊
2008年-継続中 中華人民共和国の北京の大気汚染が深刻化が外国に知られる、オリンピックでは経済活動の停止制限も実施、以後、抜本策は取られず
2009年 朝鮮労働党が独裁する朝鮮民主主義人民共和国の憲法から共産主義の文字が消滅
2014年-継続中 中華人民共和国で習近平の反汚職運動で、不自然に死亡した高官40人以上
2015年 米国とキューバ国交回復へ

共産主義の理想は、誰も実現できない幻、己の権力闘争に苦しむ支配者層と圧制に苦しむ人民の姿のみが現実。

1848年の共産党宣言の決定的失敗

1. 暴力革命の方針

共産党宣言から抜粋

最後に、共産主義者はどこでも、あらゆる国の民主主義政党との同盟と協調に努める。共産主義者は、その見解や目的を隠蔽することを、軽侮する。共産主義者は、自分たちの目的が、これまでのいっさいの社会秩序の暴力的転覆によってしか達成されえないことを、公然と宣言する。

2. 道徳を破壊しただけで、新しい道徳を打ち立てていない

目的のためなら、嘘をついてもいい、何をしてもいいと解釈されてしまう。

3. 所有権(=自由)の否定

個人の所有権(=自由)を否定して、各人の自由な発展があるはずもない。
個人の所有権(=自由)を否定したため、ついでに人権も否定されるようになるという共産主義の現実。


共産主義の妄想
  • 共産主義は労働者の運動
  • 労働者は祖国を持たない
  • 共産主義は科学的
  • 共産主義は人道的

共産主義の現状
  • 共産党という名前の暴力的独裁権力
  • 権力を失う事は一族の死を意味するため善政を敷けない体質
  • 革命遂行のためなら手段を択ばない(暴力・殺人・粛清・侵略・市場開放・法律無視・嘘=プロパガンダ・だまし討ち)する身勝手主義
  • 嫉妬心を中心に据える道徳破壊
  • 国民の自由・権利・財産の剥奪
  • 秘密隠蔽主義
  • 諸外国へ好戦的圧力
  • 敵国指定による愛国心高揚政策で国民の批判を逸らす
  • 非科学的経済運営
  • 安全・環境への無配慮

感想

共産主義の原典の共産党宣言は、暴力革命を奨励しています。結局のところ共産主義とは、革命遂行のためなら手段を択ばない残虐な嘘つきの身勝手主義です。共産主義国家では、打倒対象の資本主義や帝国主義(=領土拡張主義)を取り入れる無節操ぶりです。

共産主義思想は、捨て去るべきものであることは、歴史が証明しています。

こんな危ない共産主義の名称を政党名に使うことは、本当に憚られることだと思います。

日本の政治家の多くは、当選しても選挙公約を守らないことが多いです。情勢が変化して公約が守れないときに、理由を説明して謝罪することが、誠実さを保つ第一歩と思います。

選挙公約を守らず説明も謝罪もない政治家は、嘘つきであると私は思います。それでも、嘘をついても、暴力・殺人・粛清・侵略・法律無視をしない政治家は、共産主義者ほどの悪者ではないと言えそうです。







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