Dec 3, 2013

道路に優しいトラックで成長戦略

2013モーターショーでは、トラックが相変わらず消極的だと思いました。
問題意識と当事者意識を持ち、自分から変わろうとしていただきたいです。

過去のディーゼル排気ガスのクリーン化が
当時の石原都知事に無理やりやり込められて
着手された様子を思い出します。

トラックが道路を一番痛めつけます。
そして、トラックは、税金=自動車取得税・自動車重量税や高速道路料金を
図体から来る道路へのダメージの割に、べらぼうに優遇されています。
まったく、フェアではありません。

トラックは、道路を傷めつけないように工夫することが大切です。
以前も書きましたが、タイヤの数を今の二倍以上にしてください。

そうすると、接地面積が増えるので、道路の傷みは劇的に減ります。
「道路損傷が、車のタイヤ接地面の圧力の4乗(W^4)に比例する
(道路舗装の磨耗は車軸重量(各車軸にかかっている重量)の4乗に比例するというものである。)
という物理法則があるからです。
タイヤの数を今の二倍にすれば圧力は半分になり、
傷みは16分の1(6.25%)になります。
つまり道路の寿命が16倍に伸びる訳です。

自動車取得税・自動車重量税は、
重量に見合ったものに近づけないと、
便益と税金の負担という意味から不公平です。

現在の日本では、
道路の補修費は、道路予算の75%程度になり、
道路が必要な都市に新規道路を作れていません。

5年以内に、全てのトラックのタイヤを二倍にして、
タイヤ接地面圧力を半分にして、
道路の寿命を延ばすことを、実施しましょう。

たとえば税金でこのように決めます。

旧型のトラックの重量税は、乗用車基準で物理法則に合わせます。
おそらく現行の重量税の200倍-600倍以上になります。
(8トン未満 65,600円が、1,312万円から3,936万円)になります。
(ただし、5年の移行期間を設定するので、5年以内に対応型新車にすればよい)

(別件: 重量税のエコ減税は、正直、合理的意味がありません。
 アホかと思います。)

タイヤ二倍の新型トラックは、いままで通りの税制とします。

こうすれば、国家の成長戦略にもなります。つまり、


  • 日本で新型トラックが売れる。
  • 新型トラックは世界でも喜ばれ売れる。
  • タイヤが売れる。
  • 景気が良くなる。
  • 道路予算を新規道路整備に回せる。
  • 渋滞が減り、交通が円滑になる。
  • 国民の時間と燃料を節約できる。
  • 流通コストが下がり、国際競争力が付く。
  • 余った道路予算を減税できる。
  • 減税で景気がよくなる。
  • 減税で国際競争力が付く。


参考 トラック:道路を壊すか効率を上げるか

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