中島敬史さんの「石油の無機起源説に関する最近の進展(The theory of abiogenic origin of petroleum and its recent progress 2015)」という論文が公開されているのでリンクしておきます。
無機起源説に立てば、石油、天然ガスは、これまでより地下深く探せば、どの国でも日本でも発見できる可能性が高いと言えるのです。どうすれば深い海底のさらに地下深くから効率よく低コストで堀り出すかがポイントです。
今のところ政府の許可が無いと試掘できません。試掘するだけで巨額がかかります。試掘しても必ずエネルギー資源が見つかるわけではないです。新しいアイデアを試すより、石油・天然ガス・石炭を輸入したほうが確実であり、今現在、国内石油業はそこそこ儲かっています。外国では既に、火力発電や原子力発電に比べて太陽光発電や風力発電が一番安くなっていて、この事実を知る日本人も増えてきました。国内では、太陽光発電買い取りが縮小されたので、高い設備を投資してしまっ手採算の合わない太陽光発電所は倒産しています。したがって、国内投資家は誰も、日本周辺で石油・天然ガスの試掘にチャレンジしない状況です。
私は、電気料金と競争できる家庭用の廉価な太陽光発電や風力発電には蓄電池の低価格化が必要で、じわりじわりとゆっくり市場が広がると予想しています。
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