文部科学省の大学入試改革「高大接続改革の進捗状況に関する意見募集の実施について」パブリックコメントを提出しました。
私の提出意見は、以下です。
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国民が試験問題を再利用する利便性を向上してもらいたい。
期待できる効果は、高校生だけでなく、全国民が自分の学力を評価し向上させる機会につながる。
一般に情操や社会性を試験問題で磨くことは困難だが、知識教育は、試験問題の再利用性で大きく改善できるだろう。
結果的に、国民の教育格差を学校授業料無償化より低コストで改善できるだろう。
長期的に、日本の国際競争力を向上につながるだろう。
具体策は、五段階ある。
第一段階は、試験問題の原データを、すべて、WEBデータ(html5,uth-8,canvas-graphic,svg-graphic,png-image,mp3-audio,m4v-movie)にすることである。
現在の大学入試センター試験のデータは、PDFデータになっているが実態は紙をスキャンしただけの白黒二次元写真データとmp3音声のみである。
現状水準のままでは中華人民共和国の学校教育に追い越されつつある。
日本の教育実態はIT利用後進国であり、とてもじゃないが科学技術立国とは言えない。
第二段階は、パブリックドメインの文書だけで国語科などの問題を作ることである。
現状の国語科などの問題では、著作権の残った文書をそのまま出題しているため、国民が再利用ができない。
国民が自由に問題を再利用できるように、問題文の著作権を政府で買い上げパブリックドメインとする、あるいは、
もともとパブリックドメインで問題文章を創作しなければいけない。
第三段階は、スマートフォン、パソコンから全国民がいつでも過去の問題を学習できるWEBシステムを構築することである。
利用料金は無料とし、税で運営する。
個人メールアカウントとパスワードでログインし、どの科目のどの問題かを選んで、何度でも回答を試みることができその学習記録が残り復習できるようになるとよい。
個人メールアカウントから本人を特定することは不要である。
日本政府の教育政策の先進性の宣伝になるから外国人が利用できても構わないのである。
外国人の利用と日本人の英語能力向上のため、数学、科学、社会科の問題は英語版も作成することが望ましいだろう。
第四段階は、学力到達度試験である、出題システムは、上記WEBシステムを流用する。
試験問題は、大量の過去問からコンピューターがランダムに選択して組み合わせて出すため漏洩の心配はなくなる。
カンニングなどの不正を防止するため学校が試験を監視し、試験の得点に不正がないことを保証すればよい。
したがってこの受験は人件費と場所代がかかるので有料となる。
長所は、ネット接続のパソコンさえあれば、いつでも、どこからでも、何度でも受験できるのだ。
大学入試だけでなく会社の入社試験にも利用できるはずだ。
第五段階は、各種資格試験の問題を、このシステムに取り入れていくことだ。
参考まで、だが、このようなシステムの原形は、私が個人会社でやっているWEBサイト「やる勉」である程度できている。
個人でも数年である程度の物ができるのだから、費用はあまりかからないことが理解していただけると確信する。
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