言葉を話す目的は、こちらが「有利になる情報」を相手に伝えるためです。
その人その人の主義や立場で、大切にする事、切り捨てる事が異なります。また、短期的に有利な事か、長期的に有利な事かも考えます。「有利になる情報」とは、その人その人、そのときそのときで異なります。
「有利になる情報」には「嘘」もありそうです。
人は三歳にして嘘をつき始めます。『娘はお漏らしをしたとき「してない」との一点張り。 どう見たってパンツもズボンもびしょびしょ。 「お母さんは全然怒ってないよ」とフォローまでしたのに次にいった言葉は「あしぇなの(汗なの)」。 (Yahoo知恵袋 )』三歳の子供はまだ愚かですから、何が本当に大切かまだ知りませんし、何が短期的に有利なのか、長期的に有利なのかも判断できません。
大人も子供と同じように嘘をつきます。一日、自分の話す言葉を録音して、後で聞き直すとあちこちに嘘があることに気が付きます。普段から口の達者な人ほど、ついつい嘘を付きやすいはずです。
悪い事をした時には、誰でも大概、嘘をつきます。軽めの悪い事なら、ごまかせると思って嘘をつきます。思いがけず偶然に悪い事をしてしまった時は、他人のせいにして嘘をつきます。地位が高い低い、権力がある無いにかかわらず、嘘をついてしまいます。嘘つきは、相手を騙して、自分の利益を継続したいのです。計画的に悪い事をする詐欺師=犯罪者は、あらかじめ用意して置いた嘘を、堂々つきます。
嘘は必ずばれてしまいます。愚か者は、秘密を隠そうとして、反対の事=嘘を言います。
一緒に悪事をした仲間がいるときは、特に簡単にばれてしまいます。良心の呵責で悪から正義への転向でばれます。悪人同志の自分だけ儲けたい助かりたいという保身でばれます。マスコミは秘密を暴くことで記事が売れて儲かります。世間は溺れた犬を叩いて虐めることで快感を得るからマスコミを調子つかせます。つまり、その嘘をばらすことで利益・快感を得る人がいるからばれるのです。
嘘がばれてしまうと、隠していた悪事の罰に加えて、嘘をついたことの罰も追加されます。嘘をつかない方が、最終的に得です。
嘘が当たり前の国があります。実際、言論の自由が認められない独裁国や社会主義国で、本当の事を言うと身の破滅になります。独裁国や社会主義国では、嘘つきでなければ生きていけません。幼い頃から保身のため嘘を付くように教育されるため、全員が習慣として嘘をつきます。実は独裁国や社会主義国では、すべてが嘘であると、始めから皆にばれています。全員、嘘をつきながら自分の保身だけで生きていきます。能率が悪かろうが、悪が蔓延ろうが、見て見ぬふりをしてじっとしている事が生き残る最善の方策です。独裁国や社会主義国では、じっとしている事が大切なので、発展は見込めないことになります。参考 正直者の多い国はどこ?
言論の自由が認められない独裁国や社会主義国は、政府自体が嘘つきですから、国際法や二国間条約を平気で守らず無視してきます。日本の外交官は、よほど気を付けなければいけません。
嘘つきは泥棒の始まり。(平気で嘘をつくようになると、盗みも平気でするようになる。 嘘をつくのは悪の道へ入る第一歩であるということ。) 人を見たら泥棒と思え。(他人を軽々しく信用せず、まずは相手が泥棒だと疑ってかかるくらい用心しろということ。)
人の話には嘘があることを前提に私たちは生きていかなければいけません。特に相手が悪い事をした時ほど保身のための嘘が出てきます。強く追及すればするほど頑なになり嘘の上塗りになるだけです。保身のための嘘を追求しても時間ばかり取られ、こちらには利益がまずありません。元々の悪い事への適切な罰を下してから、再発防止の対策に集中することが肝心な事です。
嘘を追求して利益がある者は、言論の自由が認められている国のマスコミと野党議員だけです。マスコミと野党議員に踊らされないようにしましょう。
道徳が示す事は、「正直であれ、嘘は禁止」、「秘密は守れ」です。この道徳に従えば、社会的にも金銭的にも、短期でも長期でも、正直者の国でも嘘つきの国でも、あなたに利益があります。
本当に大切な物は、自分の命ですが、命を守るためには社会からの信用が必須です。つまり、命=信用です。信用とは嘘をつかず約束を守ることです。だから嘘はいけません。
嘘をつかない方法は、第一に、沈黙。第二に、正しいことだけをする。第三に、冗談は冗談だと説明することです。
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