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Feb 28, 2015

補助金を撒いても貧富の格差は縮まらない

日本国では、「政治が、補助金を撒いても貧富の格差は縮まらない」ということが、ある程度ですが実証されています。

社会主義者や共産主義者、あるいは偽リベラリストが主張する「貧富の格差は縮めるために累進課税(儲けの大きい大企業や高額所得者に重税を課すこと)を実施して補助金等で所得再分配をする政策」は、効果がないばかりか、逆に貧富の格差を拡大すると言えます。

最近、フランスの経済学者・ピケティ氏が著作「21世紀の資本」で資本主義では貧富の格差が拡大すると書いて話題に成っています。しかし、「貧富の格差を縮めるために、高額所得者や高収益企業に懲罰的な高い累進課税を掛けて財産を没収して庶民にばらまけ」という愚かな意見が誠しやかに流れていますが、そんなことをしたら一部の権力者(官僚と政治家と現在のお金持ち)が富を永久に独占して、その他の全員が永久に貧乏になるだけです。

国民に平等にリッチになれるチャンスがある政策とは、「最小限の生活保障だけを用意する小さいから税金が安くて自由な経済を認める政府」と私は考えています。

では、データに基いて説明します。

ジニ係数は貧富の格差を示す数値です。

「データえっせい」さんがまとめた都道府県別のジニ係数(H21年=2009年)から、47都道府県で最も貧富の格差があるのは、沖縄県です。元データは、政府の平成21年全国消費実態調査です。
格差の大きい方から、沖縄、大阪、徳島、長崎、福島、宮城です。

道府県別行政投資額(H18, 2006年の28ページ付近)で、県民一人あたりの投資が多いのは、島根2.29倍、鳥取1.91倍、新潟1.87倍、福井1.85倍、秋田1.75倍、山口1.68、北海道1.60倍、沖縄1.58倍の順序です(数字は全国平均に対する倍率)。

同じ県の土地面積あたりの投資が多いのは、東京8.20倍、大阪4.57倍、神奈川3.57倍、愛知1.99倍、京都1.91倍、福岡1.72倍、沖縄1.72倍です(数字は全国平均に対する倍率)。

一人あたり地方交付税の多い県は、島根、高知、鳥取、秋田、岩手、徳島の順で沖縄は17位ぐらいですが、別枠の沖縄振興予算が3000億円あり、県民一人あたり21万円強あります。これを加算するとトップの島根県の一人あたり金額と同額か、あるいは超える程度になります。

ということで、沖縄県は日本で補助金が一番多い県であると言えます。

ここまで沖縄県の実体を見れば、国の税金をいくら投入しても、貧富の格差を縮める効果はないということです。

年功賃金の産業比較からわかるように、公務員が一番優遇されています。沖縄に投下される税金はリッチな公務員とその一次下請け業者に吸い取られ、多くの普通の県民にまで回ってこないというのが実態です。

本土復帰からの沖縄県の産業の歴史を見ると政府や行政が利益の出る産業を興せるというのは、夢物語ということです。やはり、自分たちの資金と才覚でやるしかありません。

貧富の格差を縮めるという名目で実施されている極端な累進課税も貧富の格差を縮める効果はないとも言えるでしょう。私は累進税率はせいぜい二倍までするべきと考えます。これは一票の格差が二倍以内にしなさいという最高裁判決の数字ともバランスがとれるものです。

ついでに、消費税について逆進性という言葉を使う人が社会主義者や共産主義者や偽リベラリストに多いのですが、消費税には逆進性はまったくありません。消費税は全員同じ税率で支払うのですから、平等その物です。逆進性とは、貧乏な人ほど税率が高い状況を指すのです。冷静に正しい言葉を選びましょう。

社会主義者や共産主義者は嫉妬心という卑しい感情に訴えてあなたを扇動してきますからくれぐれもご注意ください。

また、権威主義者(官僚権威主義者や既得権保持者のこと)は、税金を沢山徴収したり赤字国債を大量発行して補助金バラマキ政治である大きな政府を維持しようとするために、社会主義者や共産主義者をワザト泳がして利用している場合があります。、社会主義者や共産主義者に迎合することで「税金をとる、赤字国債を発行する、補助金をバラ撒く」が達成できるからです。

権威主義者は、例外事項や個別対策で、皆さんを小さな利害関係で分断し、個別の補助金で取り込み、バラバラの既得権の罠にはめ込みます、こうして法律制度の複雑化を図り政府は無駄に大きくなるのです。

結論

国や行政に頼るのではなく、自立することが、国民全員で裕福になるために大切なのです。国や行政に頼らなければ、税金を減らすことができるので、さらに裕福になれるわけです。裕福な人を批判したり嫉妬しても惨めなだけです。裕福になるための勉強をしてよりよい行動をしましょう。

おまけ

社会主義者や共産主義者に不都合な真実ですが、世界一貧富の格差があるのは、共産主義の中国です。世界一貧富の差が激しい国ってどこ?中国 アメリカにも日本より大きな貧富の格差がありますが、自由であり裕福に成れるチャンスがあります。




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