Pages

Sep 25, 2013

ユーザーインターフェースは、ブランドから

ユーザーインターフェースは、
スマホやタブレットは、もちろん
パソコン、ゲームソフト、
家電製品、自動車、
あらゆる機械を開発する上で必要です。

現実の結果として、
日本人は残念ながら、アメリカ人ほど、
人気の出るユーザーインターフェースの開発が
得意ではありません。

もちろん全てのアメリカ人と全ての日本人を比べている訳ではありません。

有名企業の製品を比べて、そういうふうに私が感じるだけですが。

日本で好まれる開発スタイルは、

- 少ないボタンでたくさんできる。
 (ボタンが少ないと安く作れるから)
 {弊害:操作が複雑、推測不可能に}

- とにかく機能は何でも盛り込む
 (カタログの項目数で勝負する)
 {弊害:統一感が無くなり、誤操作する、使えない}

- 他の人が作ったものを批評しない
 (自分のことで精一杯・全体への無関心)
 {弊害:古い機能が延々とそのまま残り最後に大事故}

- 自分たちのユーザーインターフェース企画の実力を客観視していない
 {弊害:日本のすべての技術は最高という誤解}
 「タッパネルは使い勝手が悪い」とか他人の意見を鵜呑み

私が知っている日本で好まれる操作スタイルは、

ここにあるものに自分を合わせる
= 慣れの問題
= 何も疑問を持たない

です。

日本では開発者の多くが、
「ユーザーインターフェースは、慣れの問題」と考えているので、
ユーザ目線で優れたユーザーインターフェースを
独自のアイデアで開発することは
今後も少ないと思います。

例えば世界一のブランドの一つ、アップルなら
- ハイセンス
- シンプル
- 統一感
そして、カリスマがすべてを決定する権力を持つ

ハイセンスというか、高級ブランドとして定着させる方針がある。
それに合わせた製品を開発、
宣伝、売り方すべて統一されている。

もちろん、iPhoneが使いにくいという意見もたくさんありますが、
そういう意見が少数意見であると思える程に
iPhoneは人気があります。

日本の携帯電話は機能の量では世界一だったけど、
防水とかオサイフとかワンセグとかバーコードとか赤外線とか
タッパネルも採用していたけど、
統一感が無かった
中途半端なブラウザのままだった、
バッテリーのもちを気にし過ぎたのか、
CPU、メモリーを贅沢に使わなかったのか、
液晶パネルに高級品を使わなかったのか、
そこそこ程度だった。
世界一に成れるチャンスはあったけど、
チャンスを生かせなかった、
ソコソコでいいと思ったのかな。


No comments:

Post a Comment