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Nov 21, 2012

もったいない学会に学ぶ


もったいない学会という会があり、いろいろな情報を発信されています。
そして、いろいろ学ぶことができます。

私は、もったいない学会の一部に賛成、一部に疑問ありの状態です。

「もったいない学会=シフトム」の主張とそこからもっと調べるべき課題

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・安く採掘できる石油の時代が2005年に終了した後は高い石油の時代。
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高い石油の時代は、その通りだ。

今は米国のシェールガスの時代が始まろうとしている。
たしかに、シェールガスは、採掘に手間がかかり
エネルギー収支比(EPR)が悪い、だから高いだろう。
当然、シェールガスは小麦と並び米国の世界戦略商品である。

「石油はあと40年で無くなる」とは、40年前から言われ続けてきている。
ずっと同じだ、産油国と石油業者の戦略は、
この脅し文句で石油を独占し続けて利益を上げていくことと感じる。

もったいない学会の人々が石油産業のOBであることがひっかかる。

でも石油無機起源説が巷にあり、
石油や天然ガスが無くなることは、
少なくとも数百年は無さそうである。

石油価格は産油国と石油業者のさじ加減次第。

産油国と石油業者の言いなりにならないためにも
日本は自給できるエネルギー資源を探す必要がある。

もったいない学会の「低エネルギー社会の勧め」で
「エネルギーや食料を自給できる地方分散システム」を勧める以上、
国家としてもエネルギー自給を探求することは当然と思える。

最悪ケースを計算したのだが、
日本の太平洋の南鳥島の海洋に半径100kmの太陽電池を敷き詰めれば
今の消費エネルギーすべてを賄える。
石油が欲しければ、電気から水素を作り
水素と石灰石から炭化水素を作ればいい。
総費用は高く見積もって今の価格で1,000兆円ぐらい。
コストダウンすれば、10分の1で可能だろう。
国力を考えれば、たいして高くも無いのだ。

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・原子力発電は石油インフラの上でしか成りたたない
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これまではその通り(原発は他のエネルギーのおかげで作れた)。
これからは原発を廃止してもその通り(他のエネルギーのおかげで廃棄できる)。
私も他よりコストがかかり原理的に安全でない原発を早く廃止したい。

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・エネルギー資源はエントロピーを考えよ
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科学的にその通りだが、、、。
エントロピーという難しい概念を正面に立てず
採算を言ったほうが、庶民や私には解り易い。

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・(サブ)海水ウランは資源にならない
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その通り、今はまったく元がとれない。
また原発は廃止したいから、今後もウランを集める必要も無い。

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・(サブ)藻類人工栽培で安い石油は不可能
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その通り、今は元がとれない。
(想像するに今の石油の10-100倍ぐらいかな)。

もったいない学会の説明では、藻類の栄養源を人間のし尿にしているが、
クロレラ等の光合成藻類を使うほうが効率がいいと思われる。

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(サブ)日本近海のメタンハイドレートは利用できない
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採掘では技術革新を期待できる、智慧を集めてやってみないと判らないはずだ。
技術革新・コストダウンへの挑戦こそ大切と思う。

また、石油無機起源説に従い、日本領土、経済水域内で
石油・天然ガスを探す方が早いかもしれない。

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・石油代替エネルギーはない:バイオや太陽光の「質」は低い
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バイオエネルギーと石油を比べればバイオの質は低い。
しかしバイオエネルギー(薪藁)は緑溢れる日本で土地があればタダで手に入る。
でもバイオエネルギーはそもそも量が少ない。

地熱については、調査中でよく判らない。
とりあえず、採算は石油より高くつくことは確か。
深く掘れば熱いところに行き着くが、
採算、設備維持費、寿命が謎で気になる。

風力発電はコストがかなり安くなったというが、
設置場所と風任せの不安定さなど課題は残る。

もったいない学会は、誤解されているようだが
太陽光の光子エネルギーそのものは石油の化学燃焼より遥かに質が高い。
ただ密度が薄いだけである。

太陽電池も改良され製造コストは下がりつつある。
今は太陽電池が最も有力な候補である。
太陽電池は家庭に設置できるため、石油業者の最も脅威とするところである。
だから、石油会社が子会社で太陽電池を製造していたりする。
でも今のところ、太陽電池は石油より高い。

太陽電池と電池を組み合わせれば、
まだとても高くつくが、
自動車も船も飛行機も今は動かせる。

船は風も使える、船用のロボット凧が実用化されている。

太陽電池のコストダウン・効率・寿命向上
電池のコストダウン・軽量化・長寿命化
石油無機起源説に従い石油は無くならない、
石油業者は販売政策上からも太陽電池より必ず安くして来るはずだ。

代替エネルギーの候補に
常温核融合(ColdFusion, LENR)が登場してきた。
E-Catが本物かどうかの見極めが遅れて来年になりそうだ。

もったいない学会の予想とは違い、まだまだ技術革新はありそうだ。

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・低エネルギー社会の勧め
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(どの代替エネルギー論者も)我田引水の税金依存の既得権益
(の確保を目的とした体質)との指摘は、その通り。

代替エネルギーが、そんなに儲かるなら、
勝手に自力でやればいいはずが、
やらないで国家の補助金だのみということは、
儲からないことの間接証明である。

シェールガスや常温核融合のベンチャーは
勝手に自力でやっているから、邪魔をしてはいけない。

仮に、もったいない学会の主張のように技術革新が無いままとすると、
働かない人がたくさんぶら下がる日本社会は維持できない。
破滅的な将来となる可能性もある。

低エネルギー社会とは、「地方や家庭でエネルギーや食料を自給できる地方分散システム」
とあるが、その具体像は、読者への宿題となっている。

エネルギーコストが上がれば、経済原理で自ずと低エネルギー社会になっていくはず。
税金で誘導する必要はまったく無い。
もったいない学会のように、WEBで自説を公開すれば良いだけと思う。

- 流通のエネルギー効率の追求
- 住宅のエネルギー効率の追求
- 非電化生活の追求
- 菜食の追求
- 医者にかからずポックリと逝き天寿をまっとうする追求

など研究の対象は、たくさんある。

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・立体農業の勧め
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自分は、よく知らないことなので、以下の課題を検討する意味がある。

立体農業の採算性、商品性
農薬・化学肥料の必要性
収穫の量・質・期間・保存方法・栄養学検討
立体農業の実績

栗は煮たり焼いたりすれば食べられるが、タンパク質源としてどうか。

団栗やトチノミはえぐくてとても食べられない
それこそエネルギー収支比(EPR)が悪いのだ。

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