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Dec 1, 2021

希望が持てるニュース

希望1

日本電気硝子(5214 (TYO))が、世界初、オール酸化物全固体ナトリウム(Na)イオン二次電池を開発 。リチウム電池とナトリウム電池では元素特性からリチウムの方が性能が確実に高いが、せいぜい二倍以内の差と推測できる。実際リチウムイオン電池の出力電圧は、4.2V、日本電気硝子のナトリウム電池の出力電圧は3Vである。 ナトリウムは資源量がほぼ無尽蔵であり、日本電気硝子のナトリウム電池は、リチウムやコバルト、ニッケル等の希少金属元素を全く必要としないたる、安価に大量生産できそうだ。日本電気硝子は、結晶化ガラスを電極に用いてナトリウムの安全性を確保していると推測できる。第一に太陽光発電や風力発電の充電用(産業用・家庭用)に、第二に電気自動車用にと、大いに期待が持てる。

希望2

新見ソーラーカンパニー(岡山県新見市)が、ソーラーパネルの廃棄問題の対策として、独自の熱分解技術を開発し、リサイクル処理に乗り出す。ソーラーパネルそのものの寿命は20年以上、丁寧にメンテナンスすれば40年は軽く使えると思われる。また、最新のパネルであれば、購入価格を三年程度の発電の売価で回収できるそうだ。実は、2010年以前の古い性能の悪いソーラーパネルは、そのまま使うより新しい高性能品に交換したほうが儲かる計算も成り立つらしい。となれば、ソーラーパネルのリサイクル処理は、たいへんに有望な技術である。


希望3

清水建設が世界最大級の自航式SEP船建造に着手 清水建設が、洋上風力建設分野で欧州有力企業とアライアンス 

「原発45基分を洋上風力で発電」日本政府の大胆な目標に海外勢がヨダレを垂らすワケ

風力発電事業をものにするには、土木、建設、造船、機械、電気工学、電気化学、情報システム、通信システム、気象、環境、ライフサイクル、財務、規制の法務の総合力が必要になる。あらゆる分野を幅広く学び本質を見抜く人でなければリーダーは務まらない。

希望4

中国はあと9年で「原発1200基分の太陽光発電と風力発電」 これの発電総量は、日本全体のすべての発電所の能力の4倍である。

ソーラーパネルは安く大量に作る者が勝者の世界。日本企業が規模の拡大を躊躇している間に、中国共産党の資金援助を受けた中国企業に市場を制覇されてしまった。そんな中でも、韓国のハンファQセルズと米国のファーストソーラーがベスト10に生き残っているのはすごいことだ。もはや日本は、中国産、韓国産、米国産の安いソーラーパネルを買うことが正しい。

出光興産グループの太陽光パネルメーカーであるソーラーフロンティア(東京都千代田区)は2021年10月12日、国内の太陽光パネル生産から撤退

パナソニック、太陽光パネル生産から撤退(2021/03/01)

三菱電機、中国勢に屈して太陽光発電システムの生産から撤退へ 2019/12/03

京セラ、シャープ、東芝もいつ撤退するかわからないし、本当に国内生産しているかもわからない、実は中国製だったりするのかも、今から日本製の高いパネルを買う必要はない。

希望5

ペロブスカイト太陽電池が、実用化されれば、また日本で安く太陽電池を作れるかも。世界で勝つには、安く作ることが大切だよ、それには大規模自動化工場しかない。

ペロブスカイト太陽電池の長所は、電池本体を塗布技術で製造できるため、結晶生成が必要にシリコン系太陽電池より原理的に安価に製造できる。また色が濃いため太陽光を吸収しやすく薄くて軽いプラスチックフィルム型の電池を作成できる。

短所は、ペロブスカイト太陽電池の最大変換効率(21%)は、シリコン系太陽電池(25%)よりが数%劣る。また耐久性がなく寿命が短い。さらに材料に鉛(Pb)を含むため廃棄時の扱いが環境問題を引き起こす。最後にまだ実用化されていない。

軽くて薄くて安価で採算がとれるだけの長寿命であれば、屋根以外に壁や道路柵にもペロブスカイト太陽電池が使えるようになる。

皮肉

やれ原発が一番だの、やれ地熱が一番だの、太陽光発電や風力発電の欠点をあげつらい、総合的な技術の進歩を認めない勉強不足のおじいさんたちが、いまだにたくさんいるようだが、そんなに自分の考えが正しいなら、自分で原発や地熱発電を買い取り、事業したらどうかと思う。



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