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May 4, 2017

アメリカが許されて北朝鮮が許されない理由

先日、アメリカ軍がICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射試験をした。北朝鮮もまた核兵器の開発とICBMの開発をしているが、アメリカ・日本だけでなく中国も含む世界中の国から北朝鮮は非難を浴びている

「アメリカの核兵器とミサイルが許されて、北朝鮮の核兵器とミサイルが許されない。これが、不平等だ」という意見を時々聞くのだが、その意見は大きな間違いである。

日本国内で、国民は拳銃等の武器の所持を禁止されている。唯一、拳銃の携行を認められている組織は、警察・自衛隊だけであり、それも携行が必要な特別な時だけである。この日本で武器を隠れて所持している者は、暴力団やテロ組織だけである。警察に拳銃所持を認めないと、暴力団・テロ組織を取り締まることができない、警察が武器を持つのは必要悪である。「暴力団・テロ組織が武器を禁止されるのは不平等だ」と発言する者は、一般の国民ではなく暴力団・テロ組織の関係者に違いない。

この実情を世界に広げて考えれば、道理が判る。日本が世界に対応し、日本人が諸国に対応する。警察官にはアメリカ合衆国が対応し、一般人には日本国などの普通の国が対応し、テロリストには北朝鮮が対応する。

核兵器不拡散条約という協定があり、北朝鮮は1993年3月と2003年1月の二度脱退を表明している。これから解るように北朝鮮を信用することはできない。北朝鮮が、世界から非難される危険行動しか取れない理由は、民族的な文化が原因なのか、共産主義を根に持つ恐怖政治からなのか、オツムが弱く合理的に考えられないいからなのか。

アメリカの核兵器とミサイルも世界の国々、人々から無条件に許されているわけではない。仮に、それを、悪に用いれば、瞬時に信用を失い世界を敵にまわすだろう。アメリカは、第二次世界大戦で世界の自由と正義を守った国として信頼されているから、核兵器とミサイルの保持を、必要悪として許されているだけだ。北朝鮮は過去の行いが酷過ぎるので、誰の信用もない、だから、核兵器とミサイルが許されないのだ。

北朝鮮の指導部の前には、戦争と貧困への扉と平和と繁栄への扉の二つの選択肢が用意されておりどちらも鍵はかかっていない。彼らは彼ら自身の判断で行動しなければならない。かつて、大日本帝国が、アメリカの石油禁輸処置に対抗して真珠湾攻撃をしてしまったような愚かな失敗をして欲しくない。

北朝鮮が、不必要な核兵器とミサイル開発を止め、自由と正義と平和を愛する国に転換することを私は願う。それが北朝鮮の一般国民の幸福のためであり世界の幸福のためであるからだ。

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