宗教の落とし穴は五つ。
(1) 一度入信したら棄教できない、棄教すると抹殺され地獄へ堕ちると脅す。
(2) 信者に、その配偶者・子どもの入信を強いる。
(3) 異教徒・別宗派の存在を認めず暴力攻撃・殺戮をする。
(4) 金欲がないはずの宗教指導者が、定価を明示せずに信者に金を要求する。
(5) 信者を集会・儀式に呼び出し拘束して時間を奪う。
もし、棄教自由、布教無し、異教への寛容、完全無料、集会無しの宗教があれば画期的である。
どの宗教思想も正しいと思われることと疑わしいと思われることが含まれている。
どの宗教思想も大規模な思想のため精査すると矛盾点が見つかる。
論理上、矛盾点が一つでもあれば、そこから三段論法を展開してあらゆる嘘を正しいと言い張ることができる。
矛盾点を含む宗教思想は、全体として論理的に完全無欠ではない。
宗教思想には神秘的な内容が付きまとう、それを再現できたという事実はない。
追い詰められて弱気になった人に少し親切なことをしてあげれば、
判断力が麻痺しているから宗教に入信させることは容易であろう。
宗教とヤクザ・マフィアは似ている。
(1) 一度仲間になったら足抜けできない、裏切り者は殺される掟。
(2) 仲間に、子分を増やすように強いる。
(3) 他の組織を暴力攻撃・殺戮する。
(4) いつもは義理だ人情だといいながら、すぐ金を強制的に巻き上げる。
(5) 子分を集会・儀式に強制参加させ拘束する。
宗教と共産主義、社会主義、権威主義といった全体主義思想も似ている。
(1) 一度仲間になったら脱退できない、裏切り者は殺される掟。
(2) 仲間に、子分を増やすように強いる。
(3) 暴力革命・侵略戦争を正当化する。
(4) 私有財産を認めず、権力者がすべてを奪い去る。
(5) 子分をデモ集会に強制参加させ拘束する。
ビジネスで顧客と売上を増やす策として宗教の落とし穴を応用することもできる。
(1) 一度購入したら止められない、止めると社会的評判が落ちると心配させる。
(2) 家族・知人・友人に買わせると割引特典を受けられるようにする。
(3) 他社製品を直接的・間接的に批判する。売り場を独占しようとする。
(4) 契約内容を複雑化する、不要なオプション品を売る、毎月一定額が支払われるようにする。
(5) イベントを行い顧客を集め興奮させ一体感を醸し出す。
「宗教の落とし穴」は法に違反せず企業の評判を落とさない範囲で活用されている。
公正なる自由主義と民主制の政治が目指しているところは
(1) 思想信教の自由には棄教の自由も含まれる。話は現世に限りあの世話については関わらない。
(2) 思想信教の自由には、他人に思想信教を強制できないことを明示している。
(3) 法の下の権利の平等、少数派の存在を認める。多数決の原理で平和的に短時間で全体方針を決定する。
(4) 私有財産を保護し、事前に公開された法律・契約・価格に従い、物・労務の対価・税の支払いを求める。
(5) 行動・住居の自由を認め集会参加を強制しない。
自由主義の良さを理解できない国民に民主制を導入すると
宗教原理主義、共産主義、社会主義、権威主義といった全体主義が勢いを増し
自由と民主的選挙が亡ぶのは歴史的事実であり、イスラム教文化圏で現在進行形の事実。
自由主義と民主制の優位を説明し続けることが重要。
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