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Nov 30, 2013

日本の年間の天然ガス消費量の4年分が日本海でメタンハイドレードとして見つかった可能性

経済産業省の配下の資源エネルギー庁が、実施している日本海の表層型メタンハイドレードの埋蔵量調査の初年度の半年経過の発表がありました。

日本海の沢山の海底に、メタンハイドレードが、政府として公式に発見されたことになりましたが、全体の埋蔵量の公式の調査はこれからです。

まずマスコミのニュースがこちらです。
日本のマスコミさんは、記事をすぐに消してしまうという不思議な性格の方々なので、
この記事もすぐ無くなると思います。
また、マスコミさんの記事は内容が薄く、誤解を招きやすいし、
技術と経済への正確な影響が解らないことが多いので、
原典=ニュースソースにあたり自分で考える必要があります。

原典は、私達国民が税金で支えている日本国政府の発表で、この4つです。

表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けた調査を実施します(2013(平成25)年6月10日(月))
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表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けた調査を行いました(2013(平成25)年11月29日(月))
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この調査は、上記の資料全部に目を通すと、今年から三年程度続けられるものと思います。最終的に、とりあえず船からの音波探索で解る範囲のメンタハイドレートの埋蔵量がわかります。

日本の音波探索技術で解る範囲とは、水深900m前後のところで、おそらく海底下の最大100メートルまでの地下の範囲です。

この探査技術は世界で一流とは思いますが、第一位ではないとも思います。世界の海底油田の実際の深さが日本の探索範囲をはるかに超える深いところ(2000メートル以上)であることがらも解ります。でも、メタンハイドレート自体は、今回のように浅いところから見つかっているので、簡単に安く環境にダメージを与えず掘り出せれば、これは素晴らしいことなのです。

実際に見つかった数は、225箇所、平面的範囲は、直径200-500メートル、深さ方向の厚みは、発表の図から、30メートルとすると、メタンハイドレードの量(推測)は、直径を平均化しています。また最大で直径900メートルあるそうですが、これは計算に入れていません。

個数*円周率*平均半径*平均半径*平均厚さ

225*3.14*((200+500)/2)*((200+500)/2)*30 = 2,596,387,500 立方メートル

「1 立方メートルのメタンハイドレートを1気圧の状態で解凍すると164 立方メートルのメタンガスと水に変わる。」と、wikipediaにあることを利用すると、1気圧のメタンガスとしては、

2596387500*164 = 425,807,550,000 立方メートル (あくまで、勝手概算)

です。私の家は都市ガスを引いているのですが、
毎日ガスの瞬間湯沸かしでお風呂を沸かして、さらに、
ガスで調理をしている夫婦ふたりの、質素な生活ですが、
一ヶ月に、30立方メートルの都市ガスを使います。

私の家の一年分のガスは、30*12=360 立方メートルですから、これで割り算をすると、
(都市ガスはメタンガスと仮定しています。)

425807550000/(30*12) = 1,182,798,750 (あくまで、勝手概算)

「今回の調査で計算上は、11億82百万世帯の一年分のメタンガス(あくまで、勝手概算)が見つかった。ただし、採掘の採算や採掘効率は一切考慮せず。」

ということになります。

11億82百万世帯の一年分のメタンガスは、今の日本の人口1億2573万9千人を考えるととんでもない埋蔵量だということが解りますよね。

もっと別の角度から計算します。日本の年間の天然ガス消費量 日本は、1,055 億立方メートル (2011年)です。ここでいう天然ガスは、都市ガス(家庭用と産業用)とその他のガス利用法(発電、その他)も含みます。

425,807,550,000 立方メートル という数字は、億立方メートルで言うと、4258億立方メートルです。

4258/1055 = 4.03

つまり「今回見つかった量は、日本の年間の天然ガス消費量の4年分(あくまで、勝手概算)です。

超スゴイことです。これまでの日本のメタンハイドレートの埋蔵量は、太平洋側だけを主に数えていました。日本海側にも、ものすごい量が眠っているはずです。今回の調査はまだ始まったばかりでから、まだまだ発見があるはずです。

もちろん今回は、勝手概算であり、政府発表資料をいい方にいい方に解釈しています。そして、採掘技術も未開発であり、コストもたくさん掛かることが予想されます。

が、しかし、アメリカがダメだダメだといわれていたシェールガスとシェールオイルを石油価格高騰のご時世と技術革新で採算ラインに乗せて世界一の産出国に踊り出たように、日本人にも同じ革命を起こせる資源の埋蔵量の可能性が見えてきました。何より、知恵=頭の良さと勤勉さは、日本人は世界一です、やってやれないことはない。

そして、私が信じている石油無機起源説(もちろん天然ガスも無機起源)なら、もちろん、日本は超大型の海洋エネルギー資源国になれるはず。

「地球温暖化説はここ十年の観測で間違いであり、原発は火力発電に改造すればみんなハッピーになる、日本でも石油と天然ガスで資源大国」という私の夢も、実現できるといいなと思います。

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特定秘密保護法が参議院でも成立すると、
メタンハイドレート情報も特定秘密に成るかもしれませんから、
以下に、コピーしておきます。

政府発表の資料に著作権はなくいわゆるパプリックドメインになりますので、コピーができます。
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表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けた調査を実施します(2013(平成25)年6月10日(月))

表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けた調査を実施します

本件の概要

資源エネルギー庁は、表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けて、平成25年度から本格的な調査を実施します。
平成25年度の調査海域である上越沖及び能登半島西方の沖合に向けて、6月8日(土)、調査船が新潟県直江津港を出港し、調査を開始しました。

担当

資源エネルギー庁 資源・燃料部 石油・天然ガス課

公表日

平成25年6月10日(月)

発表資料名


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詳細pdf


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表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けた調査を行いました(2013(平成25)年11月29日(月))

表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けた調査を行いました

本件の概要

資源エネルギー庁では、表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けて、本年度から、本格的な調査を開始しています。
本年度に実施した調査の結果、上越沖と能登西方沖において、表層型メタンハイドレートの存在の可能性がある構造(ガスチムニー構造)が、調査海域で225 箇所存在し、多くは直径約200m~約500m 程度、大きなもので約900m の大規模構造であることが確認されました。
また、そのうち一つのガスチムニー構造については、内部構造が露出している箇所があり、環境データ取得に向けた海底面の状況を調査する中で、ガスチムニー構造の内部に表層型メタンハイドレートが広く存在していることが今回の調査で初めて明らかになりました。

1.背景

メタンハイドレートとは、メタンと水が低温・高圧の状態で結晶化した物質です。我が国周辺海域において相当の量が存在していることが見込まれており、将来の天然ガス資源として期待されています。
日本周辺海域に存在するメタンハイドレートは、表層型と砂層型がありますが、主に日本海側で確認されている表層型は、「海洋基本計画」(平成25 年4 月閣議決定)に基づき、本年度から3 年程度をかけて資源量把握に向けた調査を行う予定です。

2.調査の結果概要

平成25 年度には次の3 つの調査を実施しました(別添参照)。
(1)表層型メタンハイドレート広域地質調査
  • 調査海域:上越沖・能登半島西方沖 / 調査日程:6/8~7/20
  • 調査船の船底に設置された機器から音波を発信することで、海底の地形や海底直下の地質構造に関するデータを取得しました。
  • 解析の結果、メタンハイドレートが存在する可能性があるとされるガスチムニー構造を225 箇所確認しました。また、ガスチムニー構造の多くは、直径約200m~約500m 程度、大きなもので直径約900m 程度の大規模なガスチムニー構造であることが確認されました。
(2)表層型メタンハイドレート詳細地質調査
  • 調査海域:上越沖 / 調査日程:7/12~7/30
  • 自律型巡航探査機(AUV)に設置された機器から音波を発信することで、より精緻な海底地形や海底直下の地質構造に関するデータを取得しました。
(3)環境データ取得のための基礎調査
  • 調査海域:上越沖 / 調査日程:9/22~10/1(モニタリング期間は約1 年)
  • 長期間の海洋環境と生物環境の変動を把握するため、無人探査機(ROV)により、モニタリング装置を設置しました(1 年後に回収予定)。
  • 同時に、海底浸食と大規模崩壊によって露出したガスチムニー構造上部(ハイドレートマウンド)の内部構造観察を初めて実施し、ガスチムニー構造内部に表層型メタンハイドレートが広く存在することを確認しました。

3.今後の予定

表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けて、来年度以降も引き続き広域調査等を実施するとともに、今年度の調査結果等を踏まえ、有望地点では平成26 年度以降に地質サンプルの取得作業を実施する予定です。
平成25 年度に調査を実施した海域
(参考)平成25 年度に調査を実施した海域
※上記海域を中心に、海底の地形や海底直下の地質構造を把握する作業を実施しました(上越沖で約8,260km2、能登半島西方沖で約5,950km2 の範囲を調査)。

担当

資源エネルギー庁 資源・燃料部 石油・天然ガス課

公表日

平成25年11月29日(金)

発表資料

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詳細pdf
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