石油の無機起源説(ロシア中心の学説)で考察したのだが、
地球ののどこでも、日本でも、超大深度であれば、
石油が出てくる可能性がある。
ロシア原油生産量は、
いったん1980年代にが落ち込んだが
無機起源説に沿って探査をやり直して
回復した。今では、
1日あたり原油生産量(2009年)
1位 ロシア993万バレル
2位 サウジ976万バレル
3位 アメリカ914万バレル
4位 イラン418万バレル
5位 中国400万バレル
6位 カナダ329万バレル
7位 メキシコ300万バレル
であり、無機起源説の正しさを立証する。
石油や天然ガスを掘り当てるには、今の日本人には、
知識が無くギャンブルでしかない。
しかし、掘れば最低でも摂氏200-300度の高熱が手に入るので
発電機も回せるし、余熱で温泉も作れる。
だから、まったくのギャンブルではないのだ。
ここで、ビジネスにするなら、
超大深度の掘削の途中で出てきた地熱や温泉を
利用してビジネス(地熱発電や温泉施設)をしつつ、
掘削をし続ければいいのだ。
日本で超大深度を掘れるのは、
地球深部探査船「ちきゅう」のスタッフ
地熱エンジニアリング株式会社
日本海洋掘削株式会社
ぐらいかな。
地球深部探査船「ちきゅう」のスタッフに
ビジネスとして、地熱開発、温泉開発、石油開発、天然ガス開発をしてもらい
上がった利益で、研究用に好きなだけ掘ってもらうとする
こんなアイデアがありうるのだが、、、。
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超大深度掘削で発生する事象は、まさに大地との戦いである。
以下の過酷な条件をクリアする必要がある
- 高熱 最低でも摂氏400度程度を想定する必要がある。
冷却しても250度ぐらいまでにしかできない。
冷却不要な設備機材の開発が必要。
- 高硬度 硬い岩石を砕く必要がある
- 高圧 強い圧力を受ける
- 高破砕性 もろい地質では、圧力で破壊され押し返される
- 高腐食性 岩石の性質から強酸、強塩基が現れることがある
- 高粘性 切削岩石を細かく砕いて泥にして回収するために水を利用するが粘土のように粘りつく
したがって、設備や機材を毎回開発すれば、極めて高額になる。
掘削は、「ライザー掘削システム」を使うそうだ。
ライザーとは、直径数十cmの鋼管、長さはずっと長い。
このライザー管をつなぎ合わせて地底まで伸ばしたもの(riser string)である。
この管を地底の底までつなぎ、
この管の中ですべての作業を機械で実施する
特殊な泥水をこの管の中で上下に循環させて
地底最下部のドリルの動力とし、
さらに掘削してくだいて砂や泥となった岩石を回収するためにも使う。
だから、掘削設備は、ある程度標準化して大量に作る必要がある。
国際標準がきっとあると思うが、、、。調査しなければならない。
日本の税金まかなう設備、機材では、
地球深部探査船「ちきゅう」が有名であるが、、、
科学者の単なる学術的興味で
コスト(何十億円も)のかかる海を
掘るのはもったいなさすぎる。
だから、彼らに、陸でガンガン掘ってビジネスして
その儲けで海も掘って貰いたいものである。
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超大深度掘削が環境に与える影響
- 小さな地震(マグニチュード4程度)が起きるかもしれない
- ガス、石油、地下水(温泉)、溶岩? 噴出事故
この程度の地震であれば、地震慣れした日本なら被害はないだろうと推測。
安全設備(遮断装置)の装備が必要。
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参考サイト
ドイツ大陸科学掘削計画 KTBプロジェクト
1987年9月~1989年4月(560日)掘削深度:4000.1m では、422億円掛かった。
(25年前のことなので技術もなかったためと思われる)
http://www.japt.org/html/iinkai/drilling/seikabutu/fukaboriiin/fukabori.html
石油技術協会
http://www.japt.org/
日本の民間石油会社には、石油掘削技術がないことが良く判る。
日本の民間は、チャレンジする価値が無い
(輸入して売りつければ儲かるから不要)と判断しているということでもある。
日本原子力研究開発機構の核廃棄物の大深度地層への廃棄のための試掘研究
http://jolisfukyu.tokai-sc.jaea.go.jp/fukyu/mirai/2011/12_11.html
まったく余計なことをしているのだが、それだけにもっといいことに応用はできそうる。
地球深部探査船「ちきゅう」の大深度掘削「ライザー掘削」システム
10km以上の掘削を目標に開発を続けている
http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/developtech/index.html
ライザー掘削とは?
http://chikyu-to-umi.com/RISER3.HTM
ロシア・コラ半島超深度掘削坑
1970年-1992年 深度15,000m 地温180℃ 大量の水素発見
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%A9%E5%8D%8A%E5%B3%B6%E8%B6%85%E6%B7%B1%E5%BA%A6%E6%8E%98%E5%89%8A%E5%9D%91
地熱エンジニアリング株式会社
地熱発電・開発に関わるコンサルタント
深度3000mぐらいは掘れるようである
http://www.geothermal.co.jp/product/sakusei/p1000.htm
日本海洋掘削株式会社
http://oilgas-info.jogmec.go.jp/pdf/0/688/200609_047a.pdf
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